♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

ジャケ買い

2008-03-26 | つんどく本 〆(.. )
本は

欲しい時が読みたいとき

読みたいときが購入する時

だと思う

この直感を逃してしまうと

一生出会えない本はたくさんあると思うのだ

だからわたしは

本屋でびびびときたものは

大抵、買う。

化粧品やお洋服にはお金をかけませんが

本を買うお金は惜しまない23歳おとしごろ女性

ですが、なにか?

びびびと来た本のタイトルは

意外とその時の気分とリンクしたりするもんなんだろうか?

今日、買ってしまった本のタイトル・・・





やってられない月曜日


笑。


火曜日だけどさ。


以下、帯抜粋。

どんなに好きな仕事だとしても、
もう、何もかもめんどくさい!
っていう日もやっぱりあるよね。
『あるあるある!』って思わず頷いちゃう、
本音満載のワーキングガールストーリー。

私、高遠寧々、28歳。実はコネ入社だけど、いちおう大手出版社経理部勤務。
彼氏なんていなくても、気の合う同僚もいるし、お気楽な1人暮らしを満喫中。
でも、そんな平凡な日々にも、不倫、ハラハラ、社内イジメなどなど、
いろんな事件は潜んでて・・・。


ふむ。

面接結果のメールがなかなか来なくて

学校の用事で予約していた説明会に間に合わず

ヤケ食いし

ばら色とはいわない、せめて桜色の人生が見えないものかと

思い悩んで本屋をふらついていた時にびびびときた本です。

いやぁ、何もかもめんどくさいって。

あるある。

ハケンだの、アネゴだの・・・

最近、OL事情の話ばっかり見たり読んだりしてます。。。

働く場所も決まっておらぬのに・・・。

まだ、働きマンには手は出さないよ。

まだ、いちねん学生ですから。

『B型自分の説明書』

2008-03-10 | つんどく本 〆(.. )
B型は隠し味がいっぱい。
「それは思考の中に(気付いて)」
「それは言葉の中に(気付こうよ)」
「それは行動の中に(気付けよいいかげん)」
                  【本文より】


隠し味いっぱいのB型娘です、こんばんは。
えー、今回はわけの分からないB型の素性を上手に説明してくれる(かもしれない)
画期的な本をご紹介いたします。

店頭に並んでいて、即かいました。
知ってますか?
なぜ他の血液型の説明書が出回らないか。

なんだかんだでこういう類のものに集まるのは
B型が多いからです。
たぶん。

うちの卒論生が調査した結果によると
最も好かれていない血液型はAB型である
・・・という過去の研究は覆され
なんと回答者の33%が「B型が一番嫌~い!」と答えていたとか・・・。

世の中の3分の1に嫌われたら生きていけないッすよね。
1億人の国民のうち3333万人くらいに嫌われてしまって(計算合ってる?)
そこに同属嫌悪を含めないとしたら・・・

けっ。
でもそんなの関係ねぇ、がB型のよいところ。
あら、嫌いなの?わたし、あなた好きよ。
くらい言えるし。
言わないけどね。


ま、そんなわけでこの本はそんなB型を説明した説明書、なのです。
ひとりで読んではいけません、という注意書きがありながら
電車の中で1人で読んでいたんですけど
さぞや周りの人は「怪しい娘じゃ」と思っていたに違いない。
にやけて、うなずいて、たまに「あるー」とか呟いてたから。

えーっと、話が飛ぶのはB型だからですが
こういう類のものって、占いとかも含めてね。
誰にでも当てはまるものがいくつか連なっていて
そのうちの何個かが自分に当てはまっているため当たっていると感じる理屈がある。
いわゆるバーナム効果ってやつです。

まぁこれも言ってしまえばそうなのかもしれないけど
中身を読んでいると・・・B型のひとりよがりかもしれませんが
あぁ、B型の裏と表は別にバーナム効果がどうとかではなく、
そう、その矛盾をうまく説明できなくて、しかも説明するのが面倒だからで、
これ全部、真の中身なんだよー。
と、思える。


1ページ目だけでもご紹介します。
近くに謎のB型が多いとか、B型に悩まされてる人、
それから自分を探求しているB型さん。
気になったら読んでみてください。


また本文より。

「私は」「B型は」「あの人は」

□B型が好き。(血液型としても、B型の人も)

□楽天家って言われるけど、実は結構考えてる。

□だけど楽天的な時もある。

□根暗だ。

□集団行動の中で1人だけフラフラ散歩したりする。



ここまででも全部当てはまる私です。
ちなみに全部チェック項目になっていて
自分にあてはまるものにチェックして分かってもらいたい人に渡す
っていうのがコンセプトらしい。
やらないけど。

他にも
「大勢でワイワイが好き」
「でも一人が好き」
「でも淋しがりや」
「割と小心」
「時には気分で小心をも乗り越える」
というくだりや

「自分は待ち時間が苦痛じゃない。フリータイムだ」
「だから、待つ間は必ずその場から動いちゃう」
「で、捜される」
といったくだり。


えぇ。そうですけど何か??


いやぁ、血液型って科学的じゃないと思いながらも
こういうの見ちゃうと面白いんですよねー。

『手紙屋』

2008-03-09 | つんどく本 〆(.. )
『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』


就職活動している人、手上げて


えー、私は天邪鬼のひねくれ者なので
面接ではこう言え、書類はこう書け、みたいなものに
反抗心を持ってしまいます。
反抗してるから決まらないのかも・・・なんて
最近は弱気になっているものの
「内定が決まる人」を演じられるほど器用なわけでもなく
ゴマンとある企業の中で、数えるほどの企業としか触れる機会がない中で
本当に「運命の人」とは出会えるんだろうかと良くわかんないです。

さて、この本。
実は年末にずっと読んでいた本でした。
「全国に先駆けてなぜか仙台の本屋で話題になっている。」
とかいうPOPがどこの本屋にも出ていて
仙台人が他より就活に不安を感じているんだろうかと疑問に思いつつ
お話の設定が面白そうだったし、まぁ自分にも時事的なものだったし
読んでみる事にしました。

お話の設定はこんな感じです。


就職活動に出遅れた大学4年生の「僕」が、書楽というカフェで奇妙な広告に出会います。
その広告は「手紙屋」。
10通の手紙をやり取りすることで、夢を実現させてくれるというもの。
「僕」は、早速筆をとり、正体の分からない手紙屋と文通を始めます。

就職って何なのか?
働く意味ってどんなもの?

道しるべのように、一通一通の手紙の文面が色々なことを教えてくれるサクセスストーリー。


さっきも言いましたが
私は、天邪鬼のひねくれ者なので
一般的な自己啓発本は好きじゃありません。
それが出来ればこんなに悩みません、と言いたくなる。
ですが、この本はある種の小説と思って読めるから
バリバリの啓発本っていう押し付けがましさがなく、面白く読めます。

企業の中で働くということは、一種の物々交換。つまり・・・

「相手の持っているものの中で自分が欲しいものと、
自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、
お互いがちょうどいいと思う量で交換している。

あなたの持っているものの中で、他の人が欲しがるものは
“お金”だけなのだろうか?
そんなことはない。
気が付いていないだけで、あなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、
相手がどうしても欲しいと思うものが、たくさんあるのだ。」(本文より)

ということ。
パッと見では、私たちのほしがるお金や安定と
企業が私たちに求める時間と労働力を
物々交換しているように見えるけど
実際私たちは企業にそれ以上のものを求めようとしているし
企業も私たちに労働力以上のものを求めようとしているんだってこと。


なるほどな~、と思った。


「今日を生きる、という確固たる生き方」
「乗り越えられる壁しかあなたの前には現れない」
「働くことは多くの人に必要とされるための手段にすぎない」


なんか、熱くて重いお話だけど
ちょっと下向き加減のときのこころには効きます。
啓発とか宗教とかって、そういう時にはまりやすいんだろうな。


中でも私が気に入ったのは、慣性の法則。
「止まっている人は、止まり続けようとする
動いている人は、動き続けようとする」
ということば。

一度止まった物体を動かすには大変な力が必要だし
止めておけばコケは生えるし埃はかぶる。
でも動いている物体を止めることはやっぱり大きな力が必要だし
動き続ける物体に埃はかぶらない。

要するに、行動せよ。

考えるのも磨くのも必要だけど行動してなきゃ意味がない、と。

私に足りない部分です。

うごくぞー

と、いうわけで悩んでる人は手にとってみてもいいかもです。
受験勉強用もあるらしいよ(笑)

『死神の精度』

2008-03-06 | つんどく本 〆(.. )
今日、後輩が面白いことを言っていました。



アーケードにたまに“エアバイオリン”弾いてる人がいるんですよー

この前、○ーちゃんと楽器ケース持って歩いてたらぁ

こうやって(身体を左右に振って)D線かなぁ?鳴らしながら近づいてきたんです

恐いじゃないですかー

私、無視したんですけど・・・



・・・エアバイオリン・・・・
いま流行のエアギターを真似たエアバイオリン・・・
ちょwww
そんなの想像したら面白すぎるじゃないですか。
怪しすぎですよ。










サイレントバイオリンの間違いでした(笑)

**************

さて、話のマクラは本題と全く関係ありません。

タイトルの『死神の精度』とは、こちら↓の本。
            

いつだったっけなぁ?
映画を見に行った時に、予告でやっていたんですよ。
3月公開の「Sweet Rain」
金城武や小西真奈美が出演してる映画で、面白そうだなぁって印象を持った。
それがこの前、本屋で原作を見つけてしまい、面白そうで購入&読破。
伊坂幸太郎は、話は面白いんだけど前に読んだ本は登場人物が多く
頭がごっちゃになり、しばらく読んでいなかったのですが
この話はさらっと、そして楽しく読めましたー。
おすすめおすすめ♪


内容は、死神・千葉が出会う6つの人生をたどる短編集。
ミュージックをこよなく愛する一風変わった死神が
対象者の死に可否の判断を下すために1週間の調査にやってきます。
1週間の調査を終えると、死の執行に「可」か「見送り」の報告をする。
そんな仕事を淡々とこなす死神は、我々のイメージするような
黒いマントで鎌を持ち、ロウソクの中で暮らすガイコツのような姿ではなく
対象者に即した身なりの男前。
世間ずれしてクールな死神と死期が近づいていることを知らない人々との
温度差があるのに暖かく、シュールなのにコミカルな会話がとても面白い。


「俺が仕事をすると、いつも降るんだ」

ちょーかっこいい。
雨男を、ムックと同じ雪男の仲間と思っているような奴です。
なんかその辺のクールなイケメン君が皆、死神なんじゃないかって気がしてくる。
そしてこんな死神なら、死ぬ前に逢ってもいいなと思う。

ちなみに映画になってるお話は文庫の最初の短編です。
しかしどうしても主人公の女性は、小西真奈美よりも吹石一恵の方が
イメージに浮かんでくるのですよね。なんとなくだけど・・・。
まぁでも、機会があったら見に行ってみようかな~。


どうでもいいけど伊坂幸太郎の名前を聞くといまだに
メンデルスゾーン・スコットランドが浮かびます。
どーこだ??

旅・旅・旅!!!

2008-02-10 | つんどく本 〆(.. )
Bon Voyage


とっても面白い本に出会ってしまいました。

「ヒカの笑いのツボは良く分からない」

と良く言われるので、あんまり自信はないのですが

めっちゃ笑いました。4コマごとに

ぷぷっ・・くくっ・・・って。



これです。
「旅ボン イタリア編」 ボンボヤージュ作

ボンさんは「ちびギャラリー」っていうかわいい絵をかくイラストレーターさん。
そこになんかいい一言が書いてある。いいよね。

その方が書いたイタリア旅行記(もどき)のマンガです。
マンガといっても一コマに字が細かく書いてあるのでほぼ読み物。
だけどなんかーありのままが面白いのだ。
ナポリに行って本場のナポリタン食べるとか言ってるのだ。

他にもその面白さを例にすると・・・

アカレンジャロ・アオレンジャロ・ミケランジェロ。
デデデレデーン観光客が降りてきた!→たたかう・にげる・すれちがう。
朝起きて、ベランダに出ると、そこは・・・外国でした。「ボーノ!(おいしい)」

あぁ、分かってもらいたいんだ、この笑いを。
絵と共に読むとひとしおです。本屋で見つけたら手に取ってみてください。

ちなみに以前紹介したとおり、
サルのぬいぐるみとカピバラさんのぬいぐるみと一緒に旅をしてるのですが
その辺がまたたまらなく自分と同じ匂いがして、好きです
こんな風な旅行ブログを書きたい・・・。


ついでに「ダーリンは外国人」の小栗左多里さんとトニー・ラズロさんが書いてる
「イタリアで大の字」も最近読みました。


こちらは旅ボンよりも真面目にイタリアを語ってるエッセイマンガ。
イタリア、いいですよねー。行ってみたい。
だってご飯がおいしそうだし。
パスタとかピッツァとか食べたいし。
ベネツィアングラス、ゴンドラ、青の洞窟、魅力あります。
イタリア語もなんかかっこいいし。挫折したけど。
そうそう、一年授業受けたんですよ、趣味単で。無理でした。
本場のゴンドラ~。TDS行きたい~。(国内で十分満足可能)


さらにはこの本を買ったきっかけになった「ハワイで大の字」

以前友達に借りて読んだけど、気に入って自分で買っちゃった。

これもねー、読んで初めてハワイに行きたくなりましたよねー。
ハワイ、行きたいっすねー。のんびりと。
でも来年の3月、卒業記念としてでも行きたいと思ってます。
その名も女の子旅行
・・・そんなに女の子友達いるの?とか聞かないで
どうせ妄想です。
でも、南の島の楽園に行くのなら、女の子数人で、がいい
ビーチで遊んで、プールサイドでトロピカルな飲み物飲んで
ロミロミ受けて、おいしいものいっぱい食べて、はしゃぎたい、のだ。
妄想ですよ。。。
・・・だれかいっしょに行きま・・せんか?
なんて言ってみたりなんかしちゃったり・・・。



この3月も、できれば2回目一人旅に行ってしまいたいんですけどね。
ちょっと・・・むりめかな。
もし、将来が安泰だと分かったらご褒美に行きたいけどね。
がまんがまん。
旅本が続くけれども、去年のこの時期に読んだ本の続き。



それがコレ。「ひとりたび2年生」。前に旅ボンと一緒に紹介してます。
去年1年生だったんだよ。一緒一緒♪
これもまたねぇ。どこもかしこも羨ましいとこに行っててねぇ。
寝台列車で函館でしょ、伊豆では断食だったけど。
四国のうどん食い倒れに、中山道を青春18キップでぶらり旅。
そして最後は沖縄の波照間島、とね。
うらやましい、うらやましすぎるぞ。

まず大きくなってリッチになって体力が残ってたら
寝台列車に乗ってみたいです。
あと北海道の大地は永遠の憧れです。
あーあーあああああー。

伊豆は今こそ行きたいです。
川津の桜を見に行きたいです。
むしろちょっと気を抜いたり、嫌なことがあったら
気がついたら行ってしまってましたの危険性大です。。。

四国は、いつか訪れたいと思っていますし
青春18きっぷは、学生のうちに、やらなきゃできなそう
沖縄はー、美ら海水族館に行きたいのです。

ってか水族館行きたいぞー。イルカに会いたいぞー
やっぱりがまんできないのだー。
ついでの旅じゃ落ち着かないのだ―。
本音は何も心配することなく遊びたいのだ―。
うぉー


・・・それまでがんばる

衝動買い

2007-12-14 | つんどく本 〆(.. )
新幹線の出発まで時間があって丸の内をぶらぶらしたという話を書きました。

一応、目的があって、それは丸の内のどこか新しいビルに
「すごい丸善」があるって話を聞いたことがあったのでそれを見つけたかったのです。

地図の読めない女なので、駅で位置を確認したものの
なぜかぐる~っと回るはめになり、結局駅のすぐ前のビルの中で発見。

すごい丸善がどれくらいすごい丸善かというと何ていうか・・・
すごい丸善でした。。。

1~3階が書籍、4階が文具。
立地と帰省時間がかぶったこともあるんだろうけど
本屋なのにすごい人。。。
主にサラリーマン、OLと見られる顧客層で繁盛してました。

本屋に行くとー
何でもいいからかならず一冊は買ってしまう私です。
ベストセラーの平積みよりも
その4つくらい右にありそうな本が好きです。
確実に本屋の術中にはまってしまいます。
お台場や表参道で物欲を発揮せず、丸善で爆発って・・・
女としてどうよ?って感じですが、、、
だってー本屋さん好きなんだもーン。


すでに両手に荷物を持っていました。
規模は違うかもしれないけど、
仙台にだって探せば同じ本は置いてあります。
2時間待てば、仙台の駅前で同じ本は買えたでしょう。

旅先の解放感がそうさせたのか
仙台の本屋よりも、色んな本が
「オレ面白いぜ、面白いぜ!!」って主張してる気がしてきて
「なぁ、ちょっとだけ。開いてみろよ。」
「今日のこの瞬間しか出会えないかもしれないだろ?」
「ほら、手にとって。さぁレジへ

・・・なんて甘い誘いを囁かれているような錯覚に陥り

気が付いたら・・・
    4冊も!!
しかも単行本、重い。。

ばかだねー。でもさー、それぞれ面白そうだったんだよ、聞いてくれる?

一番左から「透明人間の買い物」
マーケティング本の棚にあったんですよ。
そんな話を聞いてきたばかりだから立ち読みしていてね。面白かったんです。
中身はマーケティングというより人間の行動解釈みたいな感じだったけど
「透明人間は、衣替えの前日、友人達に電話する」
「透明人間は、最近の宮崎駿は正直微妙と思っている」
「透明人間は、関ジャニ∞より木村拓哉が好き」
とか、要は人間の大多数がついとってしまう行動、その目に見えない行動が
巨大マーケットを形作って世の中が流通してるとか何とか・・・。
キャッチにね、惹かれたのは、まさに買ってしまう罠にはまってるのさ。


2つめ~。「理系思考 分からないから面白い」
ねぇ、興味深いじゃん。わし文系だもの。
全然読んでないけど、文系出身の新聞記者が科学に関する記事を書きどうのこうの。
素粒子?ニュートリノ?カミオカンデ?
うん、知らないな。知らなくとも生きていける!
・・・とは思うのですが理系の人の頭の中って興味ありますから。
信じられないことに気付いたり考えたりするんだもんなー。
直感・感性で生きてる私には、ただただほえぇ~ってなるだけで
ちょっと悔しいけどやつらはやっぱりすごいと思います。
これ読んだら、ちょっとは論理的になれるかしら??


3つめ~。「旅ボン イタリア編」
普段だったら買いませんよ。ちびギャラの作者が書いたから絵は好きだけど。
イタリアには行ってみたいから興味あるけど、わざわざ買いません。
理由は、ふと手にとって最初に開いたページにありました。
これです。
・・・カ、カピバラさん!?
どうやら彼も道中カピバラさんを連れてイタリアを旅しているらしいのです。
これは。。。読まなきゃあかん。
(知らない方は、ブックマークからHPをご覧になると癒されます)


で、最後は「ひとりたび2年生」
これはかつて「~1年生」をここでも紹介しました。
そう、今年の春に一人旅を決行しようとしてマニュアル本にしたこの本。
なんと2年生になってました!
仙台で見つけたんだけどね。東京で買っちゃったよ。
今度は函館や伊豆なんかに行ってるみたいですね。
これ読んだらまたどっかに旅したくなっちゃうな♪
駅にもね、また「春の房総へレッツゴー」が出てるんですよ。
もう一回行きたいなぁ。いい一人旅がしたいなぁ。


重い本抱えて帰ってきました。何やってんだか・・・。
年末年始は、ちょっと読書に励みたいですね。いっぱい本が溜まってる!

『天国はまだ遠く』

2007-09-24 | つんどく本 〆(.. )
たまには、このカテゴリーも使ってみましょう。
読書の秋ですからね。
久しぶりに琴線に触れたというか、
読んだ後、なんだかほっとする本を発見しました。


瀬尾まいこ著「天国はまだ遠く」

******************************

仕事はうまくいかなくなってきたし
上司や同僚とも折り合いがつかない。
話せる友達もなんだか少ない気もする。
趣味もなんだかやる気ない。
体調もここんとこ良くないし
もう仕事も辞めて死んじゃおう。

自殺願望を抱えて人目の付かない山奥へやってきた23歳の千鶴。
古びた民宿を見つけて、そこを一夜限りの宿として睡眠薬を飲んだものの
結局死に切れず、自殺に失敗。
しかしそこで出会った民宿の宿主・田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。

自然や農業・漁業とのふれあい。
程よく距離の置かれた、でも深いつながりのある人間関係。
都会の喧騒を離れた場所で凍った心が溶かされていく千鶴。
本当の自分の居場所は一体どこにあるんだろう、と
静かな暮らしの中で気付かされていく。

******************************

と、まあ非常にストーリーが分かりやすく展開もよみやすい
とは言えるんだけど
不思議と読んでいてほんわかするというか安心するというか
千鶴と一緒に癒されていく気分になれる本です。
重そうな気がしたけど、キャラが良いから全然そんなことない。
快楽主義者の人間は、こういうのにふらふら~と行ってしまいがちだけど
現実の自分の立つ場所は必ずあるんだよね、たぶん。
迷ってる諸君、疲れてる諸君、読んでみたまえ。
田村さんの包み込むようなさりげない優しさが
非常に、かっこいい。

瀬尾まいこさん、読むのはまだ2冊目だけど、結構好きかもです。
なんか雲の上を歩いているような文体と出てくる人の優しさが。。。
見えないところで守られてるとかね、言葉もいいよ。
こちらも映画化決定とかいう噂もちらほらあるそうですが
ほんとのところはどうなんでしょうね。
でもこの話、映画っていうよりも雰囲気的には
ちょっと遅めの時間にNHKでやってるドラマみたいな感じなんだけどなー。


今秋は、本も読む。
いっぱい平積みになってたまってるから早く読まないと。。。

『ネガティブのすすめ』

2007-05-29 | つんどく本 〆(.. )
だーかーらー

別に病んでるわけじゃないってば!!


本屋に行ったらこんな本を見つけたんです。
『ネガティブのすすめ~ポジティブ思考にうんざりしているあなたへ』

ポジティブ研究中の身としては、反証データも必要!
ってことで即購入。よく見たら初版発行当日の超新刊でした。




「見て見て~、面白そうな本見つけたの~

って次の日、みんなに見せたら・・・絶句

「今のメアリーは読まないほうがいい。。」「暗いよ?」「だいじょぶ?」

って・・・



だいじょぶだよ!!!別に暗い本じゃないもん。



正直、自己啓発本系は好きじゃありません。
なんだかこうすれば明るくなれるとか当たり前の事がつらつら並んでて
そんな当たり前の切り替え方がうまくいかないから悩んでるんじゃないか!
って思っちゃう。

本日、この本は一気に読み終えてしまったのですが、
まぁこれも似たような感じではありました。
納得は可能であるが、納得がいかない、という読後感。

簡単に言うと
ネガティブな考え方しか出来ない人は、ポジティブになろうとしても出来ないし
世の中の楽観主義者に憤りさえ感じるものだ、と。
でもムリにポジティブに生きようなんて思うことはない、と。
ポジティブには落とし穴がいっぱいあるんだ、と。
ネガティブが生む用心深さや集中はいいものも生むんだ、と。
だからネガティブになることに引け目をかんじちゃいかんよ、と。

まぁここまではいい。
ポジティブ=楽観主義と考えてる点だけ気になるけど。

その後、
ネガティブな考え方に陥っても、そこで諦めてしまわないで
それをばねに乗り越えればいいんだよ、的な締め。

うーん、、、言ってることは正しいんだけど
それって、ネガティブのすすめじゃなくないか?
つまりはそのー、本の題名に偽りありな気がするんだよ。
本屋で見てパッと目を引くタイトルやキャッチをつけるのは大事だけど
中身と相まっていなければねぇ。

要するにポジティブもネガティブも過剰はよろしくない。
ポジティブになりすぎて驕らず、ネガティブになりすぎて凹まず
イツモシズカニワラッテイル・・・じゃないけど~
心のクセを軌道修正していこう、というお話。

たしかに世の中には「ポジティブは善、ネガティブは悪」みたいな考え方が
流通してるけど、必ずしもそういうわけじゃないと思うんだよ。
だってどっちの感情も誰もが持っているわけだし。
自分の感情との付き合い方は人それぞれだからね。

この本にもあったけど
「もうイヤだ、死んでしまいたい」と思い始めたら
自分の大事な人が、そう自分に言ってきたらどう思うかを考えてみるとか
「もし失敗したらどうしよう」と不安になったときに
(それまで怠けていないんだったら)一度くらいの失敗は自分のためと考え直すとか
ちょっとした修正で救われる人っていると思うんだな。


ポジでもネガでも現実逃避はだめ、現実を見つめろ!って言う人もいるけど
私は、その現実逃避がその後の現実に繋がるものであれば
現実逃避も良いと思うのだ。


悩みは1人で抱えるな、誰かに話せ!って言う人もいるけど
そうばかりもいかないんじゃないのかな、って私は思うのだ。
最後の決断は自分でするって決めておかないと、グチは毛糸玉みたく膨らんで
人を傷つけたり、廻りまわって自分を傷つける結果になることもある。
人に話してすっきりしたーで終わりじゃなくて、言葉には責任持たないといけないんじゃないかな、って感じるの。

経験上、私は人に相談をされて不愉快になったこともあれば幸せになったこともある。
前者は、やっぱりグチと相手の非難だけ。自分は変わろうとしていないことが分かる相談。右から左に流したい、こっちの意見は聞いてもらえない、そういうの。

後者は、どうにかして現状を良くしようっていう気持ちが伝わってきたから、こちらも親身になって相手の幸せを応援しようと思えたし、結果的に笑顔になってくれたときには心の底から嬉しくなった。大事な人に喜んでもらえることほど嬉しいものはないって思った。

何を言いたいかというと、人とコミュニケートすることによって人は変われる。
でもってやり方によっては、人の気持ちを良くも悪くも変えちゃえる。
で、それはポジがいいとかネガがいいとか、
こうすればうまくいくとかああするとダメだとか
そんな一言では言えないんじゃないのかな、と思うのだ。

まとめると「人間ってむつかしい」これに尽きる(笑)


いいのかなぁ、仮にも心理学やってる人間がこんなこと言って

研究のテーマと並行して、こんな人生悩んでるんですか?みたいなことを良く考えたりするんですが、答えのない問いとネガティブ・スパイラルって似てる気がするね。もちろん問いなくして答えは出ないけど。
客観的に見て、こんなこと考えてるのはネクラかな・・・

ぅわー、これじゃ病んでるとしか思われない。。。

あしたは美術館にでも行こうっと♪ビバ現実逃避

『卒業』

2007-03-07 | つんどく本 〆(.. )
君はまだーシンデレラーさー♪

ってことで、卒業の季節になってまいりましたね。

学校へ行く坂道の途中では梅もほころび始めています。
今夜の春の淡雪も、もうこの冬の最後の雪になるんじゃないのかな。
そして・・・
桜咲いたら一年生
どっきどきどん一年生
隣に座る子いい子かな…友達になれるかな…(しつこい;)


そう、そんな季節に読もうと思って買っていたこの本。
『卒業』   重松清(新潮社)

私が考えていた「卒業」は普通の学校での卒業式での別れ。
でも、この本の中の別れは
永遠の別れだったり、苦しみからの解放だったり
意表を突かれる内容。

卒業といえば別れでもあるけれど
その後の出会いや希望の「始まり」でもあるわけで
筆者は、あとがきにこの作品を書くに当たって
「始まりを感じさせる終わりを書くこと
その始まりが「出発」や「旅立ち」につながってくれれば嬉しいし
終わりにしても、「和解」の喜びを溶かしたい」
と、書いているようにラストはどの話も(4篇ある)あったかい。
ここだけの話。
この前の東京に行く新幹線の中でこの本を読んで泣きましたよ。。。
新幹線なのに、隣知らない人なのに、あーはずかしぃ。

重松さんの話は、たぶん40代のおじさん世代が「あー納得」って
読める内容が多いんじゃないか、っておもうんですよ。
その話に惹かれる私は、心が40代・・・?いやいやいや・・・。

この中にある「あおげば尊し」という短編は映画にもなってる。
小学校の教師である「僕」の視点から書かれたストーリー。
末期がんを抱えた父親は生涯を教師として生きてきた。死と隣り合わせの父親を在宅介護しながら、学校では「死」について軽々しい興味を持つ小学生を相手に頭を悩ます。厳しくて優秀な教師であったにも関わらず、見舞いに来る生徒は誰一人いない父親が、死ぬ間際に「僕」の生徒に諭した最後の授業。そして出棺の時に弔問客がふと歌いだした「仰げば尊し」のメロディ。
うまく説明できないけれど、話の運びがホントにいい感じです。。



「仰げば尊し」を歌ったのは小学校の卒業式だけでした。
中・高は私学だったし、みんなで合唱って感じじゃなかったんだよね。
この前、とくだねで言ってましたが、最近の卒業式ソングには変化が出てきたとか。
40~60代くらいの人の定番ソングといえば
「仰げば尊し」&「蛍の光」
うん、納得。
だんだん若くなるにつれて「大地讃唱」とか「大人の階段のーぼるー」とか「乾杯」とかが入ってくるんだって。
でも20代までの1位は絶対に「仰げば尊し」

しかしだ。
10代の人々の定番ソング1位は違うんだって。
題名は知らないが、今BフレッツのCMでスマップが歌っている曲。
あれが1位なんだそうな。時代は変わったねぇ。。。
「蛍の光」に至っては、お店の閉店ソングと言われる始末とか・・・。
まぁ分かるけどさ。。。
あとはスピッツやコブクロ、直太郎、スマップなどなどが
卒業式で歌われるんだってよ。
卒業式にGacktが突然来ちゃったりする時代だもんねー。
わが師の恩より、君の中に咲くLoveだよ。
蛍の光窓の雪より、どうしようもないいつもしょうもないだよ。
そういうもんだよね。時代は変わって当然。
歌詞の意味を教えない今じゃ、分かりやすい歌詞の唄が受け入れられるもの。

若者の部類に一応入るから、その気持ちも分かるけど
心が40代の私は昔の唄が歌われなくなるのが淋しくもなるわけで。
その辺の考えが古めかしいんですよね。環境のせいかな(笑)

でも
「ここーろのーまどをーひらーいてーごらんー」とか
「すだちーゆくー今日のーわかれー」とか
「すばらーしいときはーやがてー去りー行ーきー」とか
「ははなーる大地のーふとぉこぉろにー」とか
「そーらをー見上げてー見てーごーらんー」とか

そんな合唱をしていた頃がとってもとっても懐かしい。
もうあのときのような声は出ないけど、歌いたいなー♪
合唱したい♪はもりたい♪と、たまに思う。
卒業ソングは意外と心に残るもの。
どんな歌でもいいけれど
後から思い出しても良い唄で、いつまでも残る歌がうたわれるといいね。

『ブレイブ・ストーリー』

2007-02-10 | つんどく本 〆(.. )
DVDを借りてきた。
「ブレイブ・ストーリー」
文庫本全3巻を2時間にまとめるのはムリなんじゃないか?
って思ってたけど・・・

やっぱりムリがありました


原作を先に読んでしまったせいですが
話が変わっていてちょっと不満。。。
なんだかアニメーション界ではすごかったらしいですが、
そういうのどうでもいい人にとっては、どうしても
ストーリーを重視しちゃうので物足りなかったなぁ。

展開が速いからね。本で大体1冊分のお話が10分に集約されていたりとか。
あととにかく敵が弱い。時間がないから1発で倒せてしまう・・・(笑)
4つくらいのエピソードが一つのシーンで全部だしちゃったりもしてた。
謎の少女は結局謎のまま。ラストもちょっと違う。
うーん微妙。声はみんなスゴイ俳優さん揃いなんだけどね。。。

見たい人は原作読む前の方がいいと思いまする。

で、その原作ですが・・・


『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき

小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」と意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った!(角川文庫より)



主人公はゲームが好きな普通の男の子、ワタル。
(うん、こういう人いるよね。)
両親の離婚からめちゃくちゃになった家族団欒を取り戻すために
この運命を変えようと幻界-ビジョンへと旅立つ。
先に幻界へ旅立った謎の転校生ミツルが、自分の願いを叶えるために
周りの不幸を厭わずに運命の塔へと突き進んでいく一方で
ワタルはそこで出会った仲間たちとの交流を経て自分の運命の意味を考える。
自分の願いを叶えるためには何をしてもいいんだろうか。
いや、運命は変えるものではなく受け止めるもの。
嬉しい分だけ悲しみがある。幸せな分だけ不幸がある。
自分の邪な側面から目を逸らしてはいけない。
未来は自分で手に入れていくものなんだ。
そして、ワタルの取った結論とは・・・?


と、まぁとってもブレイブなストーリーなんですよね
文章にして書くとこっぱずかしいなぁ・・・
宮部みゆきは有名な分あんまり読んだことなかったんですが、
っていうか推理小説って頭悪いから読めないんですよね。。。
これはミステリーじゃなくてファンタジーですね。
でもファンタジーも得意じゃないけどするする読めました。
読め・・・ました。
3冊読むのに結局半年かかったけど・・・遅すぎ。
いや、でも時間さえあれば一気に読めるお話だよ。たぶん。
と、いうことで原作は面白いと思います!以上。



***
風邪をひきそうな気配です。。。
最近健康体だったのになぁ
まだ軽い!気合いで治す!!