今年の１月は最悪・・・

　１月も２３日、もう今月も終わり近くになってきた。今年は正月明けから、色々な事件が相次いで、事のほか騒々しい年明けになったのではないだろうか。
　妻が夫を殺し、バラバラに切断して捨てた事件は、稀代の悪女といってもいいほどの残虐さである。未だに事件の報道が続いているが、聞けば聞くほど、この妻の本性がわからない。殺すまでもなく、離婚すればいいのにと、私などは簡単に考えるが、そうしなかった理由は何であろうか、理解に苦しむ。今の世の中、完全犯罪が成立するとは考えられないが、あたかも完全犯罪を目論んだかの所業も見られる。
　他にも、妻が就寝中の夫を殺した事件がいくつかあった。誰かが言ってたが、「妻より先に寝るな、妻より先に起きろ」だって。笑い話にもならないけど、寝首をかかれないようにしなくちゃ。
　また、兄が妹を殺し、これもバラバラに切断し、自宅のロッカーに隠した事件、これは家族の希薄な絆が浮き彫りにされた特異な事件であった。
　その他にも、親が子を、子が親を、甥が叔母をという、血のつながった肉親を殺す事件が特に多かったように思う。今は「血」のつながりなど、何の重みも持たないのであろうか。
　そして、喉に唐辛子を詰まらせ死亡した可愛らしい男の子、これも母親の虐待問題が取りざたされている。その後の経過は分からないが、自分で唐辛子を口に含むなど考えられない。
　また、動機も犯人も分からない、漫画家志望の京都の大学生殺人事件は、その後の捜査には何ら進展もないようである。理不尽に何の理由もなく、突然に我が子を奪われた親の悲しみを想像すると気の毒でならない。
　そして、先日の、タレント風見しんごさんの長女えみりちゃんの交通事故死、何とも痛ましくて、親の無念さが伝わってくる。青信号で横断歩道を渡っていながら事故に遭うなんて、そんな理不尽なことってあるだろうか。
　また昨日は鳥取で、母親の４９日法要の席で、遺産の分配をめぐり殺傷事件が起きている。５７歳の男が、自分の姉２人とその息子（甥）をナイフで刺したというのである。甥は間もなく死亡した。どれほどの遺産があったか知らないが、浅ましい限りである。

　この１月は数え切れない事件、事故が起きており、その多種多様な事件の概要には驚くばかりだ。中には、なぜ、どうしてとしか言えない、単純な動機で殺人に至ったものもあり、人間関係の希薄さを感じる。
　このような世情では、安倍総理の理想論「美しい国づくり」なんて、机上の空論、絵空事でしかないように思うのだが…。
　宮崎県知事に、そのまんま東さんが当選した。政界とのしがらみがないというだけで選ばれたのなら、これからが大変だ。政界とのパイプを持たない一匹狼が、百戦練磨の県議会全員を相手にどれだけのことができるだろうか。先ずはお手並み拝見といこう。