８月も食品の値上げラッシュ！・・・

　昨日朝５時、ベランダへ出てみると、雨は降っていないがものすごい風で吹き飛ばされそうだった。台風６号が北上中だとか。散歩は中止、新聞を取りに下りようとしたら強風で玄関ドアが開かない。全身で体当たりしたらやっと開いたが、開き過ぎた。体当たりで押すことはできるが、引っ張るのは力がないとダメ、閉めるのが大変だった。腕力を鍛えなくちゃあーネ！
　薄日がさすので網戸にしたらこのありさま、カーテンが踊り狂っている。室温は29℃くらい、おかげで昨日は一日エアコンいらず、雨台風でなくてよかった。夜になって、幾分、風の勢いは衰えたが心地よい風が吹いてよく眠れたよ。


　連日の猛暑に体が悲鳴を上げているのは人間だけではない。ニワトリがこの猛暑に“夏バテ”して産卵数が減り、卵のサイズが小さくなっているという。また乳牛もバテ気味で牛乳の生産量が落ち込んでいるそうだ。
　そしてほうれん草やレタスなど水分を多く含む葉物野菜も猛暑によって畑で腐ってしまい、入荷量は平年を大幅に下回っているという。それにキュウリやトマトなどの夏野菜で秋に収穫する品種は、連日の猛暑で作付けできない農家が多いという。ヤレヤレ！

　８月１日から1000品目以上の食品が値上げされた。が、この例外的な暑さで頻発する異常事態が、また新たな値上げの理由になりはしないだろうか、と心配だ。
　昨今、朝食に欠かせない牛乳やヨーグルト、バターやチーズなどの乳製品が値上げされた。私など一人暮らしだからまだいいが、育ち盛りの子どもがいる家庭では大変だろう。
　私はコープを利用し始めて10年になる。コープ商品はスーパーより少々割高だということ知っているが、自宅玄関の中まで配達してくれるからこれほど有難いことはない。
　これまで商品の価格を比べたことはない。が、この１年でどれだけ値上げされたか、定期購入している商品の価格を比べてみた。
　例えばドリップコーヒーである。輸入品だから値上げは仕方ないにしても、どこのメーカーも一気に200円から300円くらい高くなっている。容量を減らして従来通りの価格のところはまだいいが、その上さらに値上げしているところもある。高くなっても朝の楽しみだから止められないわ！
　またスライスチーズ（7枚入り）が198円から238円に、ロースハムも278円から328円に、バターもメーカーによってそれぞれ値上げされている。それらがいつから値上げされたのか、「値上げします」というお知らせがないから気づかなかった。
　上白糖などのようにカタログに月１回くらいしか載らない商品がある。先週のカタログの上白糖に、珍しいことに「値上げしました」と付記してあった。たしか１年前は228円だったが、いつの間にか248円になって、それが今回一気に298円に…。まあ10円、20円くらいなら仕方ないとあきらめるが、一気に50円とは…、おそらくほかの商品もそうだろう。が、必要なものは買わないわけにはいかない。
　ところが先日、ドラッグストアのチラシに同じ上白糖が148円で売られていた。目玉商品だから安いのだろうが、それにしてもコープの半値だ。この前近くのスーパーへ行ったときは248円だったけど。ちなみにアマゾンで上白糖を検索したら「スプーン印 上白糖1kg 598円」だ。同じ商品なのにこんなに差があるなんて、一体何がどう違うのかね？　

　もう40年くらい昔の話だ。亡父の妹の婚ぎ先はお茶問屋で、相当手広く商いをしていた。今は閉店してしまったが、大手スーパーのダイエー岡山店にお茶関係の品を卸していた。安売りの目玉商品にするお茶は、外装は同じだが茶葉の品質を落としたりして、ダイエー用の製品を別個に作っていたのを知っている。
　最近人気のジャパネットの製品は、メーカーの製造ラインにジャパネットラインというのがあり 安価な部品で製造する。安売りしてももうかる仕組みになっている、と聞いたことがある。また電化製品の量販店エディオンはプライベートブランド（PB）商品を販売しているが、これも専用の製造ラインがあるのだろう。世の中の仕組みって摩訶不思議だ！