ババは見た！「車上狙いの犯人逮捕劇」・・・

　昨日、午後２時ごろだったか、パトカーのサイレンが聞こえ、「……の車、止まりなさい」という大きな声が聞こえる。ベランダに出てみると、すぐアパートの前にパトカーが止まり、警察官が降りるのが見えた。その前に車が止まっているらしいが建物の影で見えない。
　こうなると、野次馬根性が旺盛なババとしては見に行かないわけには行かない。出てみると、パトカー３台、覆面パトカーが２台、捜査員が１０名以上はいる。何事だろうかと隣の大家さんも出てきたので、「何でしょうね？」と言いながら道路まで出て行った。
　すると、なんという車種かしらないがジープのような黒い車に、上半身を屈み込ませた刑事の姿が見え、中から大きな声が聞こえる。あの亀田家の父親がいるのかと思うような怒鳴り声である。「あれはやくざだろうなあ、やくざが捕まったのだろうね」と大家さん。私はもしやくざだったら目が合ったりしたら怖いので駐車場の車の陰へ隠れて見ていた。
　やがて「移すぞ」という声がして車から連れ出されたのは、可愛い顔の今風の格好をした若い男で、なんと、亀田家の父親らしき声の主は刑事だったのである。どっちが犯人か分からぬようなご面相とあの声、悪いが笑ってしまった。
　男は手錠をはめられ、両脇を刑事に挟まれ覆面パトカーに乗せられて行った。後に残った捜査員が車の写真を撮ったり、テレビで見るような鑑識員に似た服装の捜査員が車に乗り込んで何かしていたが、やがて車を運転して行った。残った捜査員が私たちに「お騒がせしました」と笑顔で言って引き上げ逮捕劇は終わった。結局何の捕り物が分からなかったが、目の前での逮捕劇は生まれて初めてである。
　
　今朝の新聞をみると、市内版に「車上狙い容疑で逮捕」という記事があった。私がいつも利用する近くのショッピングセンターで無施錠の車からバッグを盗んだと言うのである。容疑者は２０歳の派遣社員だそうで、住まいはすぐ隣の町内である。逮捕された道路は犯人の自宅へ通じる道で、犯行後、自宅へ向かっていたのだろうか。
　昨今の若い者は金欲しさなら何でもやるのだろう。昨日も元モー娘の後藤何とかの弟が窃盗で逮捕されたという報道があったが、人の物を盗むことに罪悪感を持たないということが恐ろしい。

　話は変わるが、明日２４日から２泊３日で、新幹線ミステリーツアーに出かけることになった。グリーン車に乗せてくれるのが一番の魅力である。行く先は甲信越方面で、甲信越とは、新潟・長野・山梨の３県をいう。そこで、パンフレットに載っていた１泊目のホテルの全景写真をヒントに、暇なババはネットを検索しまくった。ホテルの後ろが山で、どうもスキーのゲレンデのようであり、スキーときたら長野県である。
　そういえば宿泊先に、１泊目は○尾温泉となっていたこともあり、地図で検索すると、新潟県と長野県境に斑尾山があり、斑尾高原スキー場があることが分かった。ここに間違いないとホテルを検索してみると、あった、あった。「東急リゾート・ホテルタングラム」の全景がぴったり一致したのである。そうなると観光もこのあたりだろうが、行ったことがない所なのでよかった。
　少々遊びすぎだが、「天国からのメッセージ」によると、私は来年６７歳で不慮の事故で死ぬことになっている。本気で信じているわけではないが、それでも明日は分からない。ということで、今年いっぱいは悔いなく遊ぶつもりである。（格好な言い訳）