先日の旅行の時に、35歳過ぎても結婚しない息子を持つ親の話を聞いていると、これでは息子が結婚したいと思わないのも無理ないなと思った。要するに過保護の一言に尽きる。朝は親に起こしてもらう。食事、洗濯もすべて親任せ、まるで無料の家政婦がいるのと同じだ。自分の給料は自由に使えるし、気兼ねなく遊びに行ける。これほどいいことはない。無理に束縛される結婚などしたいと思わないのもうなずける。だが、親は真剣に嫁探しをしているのだが…。「親の心 子知らず」である。
少し前にテレビで放映されていたが、 未婚の子供を持つ親同士が集まって子供の結婚相手を探す「代理見合い」が全国で花盛りだという。定員50人で募集したところ、100人を超す応募があり、先着順で参加者を選んだ主催者もいるそうである。
「代理見合い」は、ホテルなどの会場を使うパーティー形式が一般的だとか。会場に未婚の子供を持つ親が集められ、親は子供の写真とプロフィルを持ち、希望する年収、学歴、容姿などに合った相手を探す。親同士の話がまとまれば、その後、子供同士が会うことになるそうである。
参加した親たちは、「わらにもすがる思いで参加した。同じ悩みを抱えている人が多いと実感した」、「『親のエゴ』といわれれば、そうかもしれない。でも、過保護とは思いません。だって、親だけがしてやれることですから」とコメントしたとか。
なかには、両親揃って参加しているのもあり、親にとって子供の結婚は最重要課題であるらしい。テレビで顔を映されることを厭いもせず、あちこち相手を物色しながらテーブルを渡り歩く親たちを見ていると、親の愛情の深さより、何か執念というものが感じられた。
仮にこういう出会いで好条件の相手が見つかったとして、果たして子供が親のお膳立てした見合い話に喜んで乗るかどうかは疑問である。しかし、「親を見れば子供が分かる」、「この親にしてこの子あり」といわれるように、ここでの親をよく観察すれば、おのずとその子供の姿が見えてくるというものだ。親の折り紙つきなら、結婚してもうまくゆくかも…。
親が子供の結婚相手を捜しにくくなった1つの原因は、ご近所付き合い、親戚付き合いが希薄になってしまい、世話焼きオバサンがいなくなったことだというが、それは確かにいえる。昔は年頃になると、見合い話の1つや2つ、どこからか来たものだが…。
親に探してもらわなければ、結婚相手を見つけられないのか、それとも自分の意思で結婚しないのか、今の若者の結婚願望が極めて低いことは確かなようだ。
私の知っている限りでも、35歳過ぎた未婚の若者が6人はいる。小さな町だからなかなか良心的な「お見合いパーティー」など開いてくれる業者もいない。近所の世話焼きオバサンもいなくなった。ただ待っているだけでは縁はやってこないのだが、さあ、どうしよう。
今の親の中には、大学の入学式はもちろん、会社の入社式にまで出席するそうである。また最近は、就職活動中の子供を持つ親の会社訪問を奨励している企業もあるという。「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」で、親が気に入ったら子供に勧めて欲しいというのである。もっとも売り手市場の今、求人難で困っている企業の苦肉の策であろうが…。
なんともはやおかしな世の中になったものである。親離れできない子供、子離れできない親、昔なら親がしゃしゃり出るようではどうしようもないといわれたものだが…。「放っておいても子は育つ」という言葉は、もはや死語になってしまったようである。
少し前にテレビで放映されていたが、 未婚の子供を持つ親同士が集まって子供の結婚相手を探す「代理見合い」が全国で花盛りだという。定員50人で募集したところ、100人を超す応募があり、先着順で参加者を選んだ主催者もいるそうである。
「代理見合い」は、ホテルなどの会場を使うパーティー形式が一般的だとか。会場に未婚の子供を持つ親が集められ、親は子供の写真とプロフィルを持ち、希望する年収、学歴、容姿などに合った相手を探す。親同士の話がまとまれば、その後、子供同士が会うことになるそうである。
参加した親たちは、「わらにもすがる思いで参加した。同じ悩みを抱えている人が多いと実感した」、「『親のエゴ』といわれれば、そうかもしれない。でも、過保護とは思いません。だって、親だけがしてやれることですから」とコメントしたとか。
なかには、両親揃って参加しているのもあり、親にとって子供の結婚は最重要課題であるらしい。テレビで顔を映されることを厭いもせず、あちこち相手を物色しながらテーブルを渡り歩く親たちを見ていると、親の愛情の深さより、何か執念というものが感じられた。
仮にこういう出会いで好条件の相手が見つかったとして、果たして子供が親のお膳立てした見合い話に喜んで乗るかどうかは疑問である。しかし、「親を見れば子供が分かる」、「この親にしてこの子あり」といわれるように、ここでの親をよく観察すれば、おのずとその子供の姿が見えてくるというものだ。親の折り紙つきなら、結婚してもうまくゆくかも…。
親が子供の結婚相手を捜しにくくなった1つの原因は、ご近所付き合い、親戚付き合いが希薄になってしまい、世話焼きオバサンがいなくなったことだというが、それは確かにいえる。昔は年頃になると、見合い話の1つや2つ、どこからか来たものだが…。
親に探してもらわなければ、結婚相手を見つけられないのか、それとも自分の意思で結婚しないのか、今の若者の結婚願望が極めて低いことは確かなようだ。
私の知っている限りでも、35歳過ぎた未婚の若者が6人はいる。小さな町だからなかなか良心的な「お見合いパーティー」など開いてくれる業者もいない。近所の世話焼きオバサンもいなくなった。ただ待っているだけでは縁はやってこないのだが、さあ、どうしよう。
今の親の中には、大学の入学式はもちろん、会社の入社式にまで出席するそうである。また最近は、就職活動中の子供を持つ親の会社訪問を奨励している企業もあるという。「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」で、親が気に入ったら子供に勧めて欲しいというのである。もっとも売り手市場の今、求人難で困っている企業の苦肉の策であろうが…。
なんともはやおかしな世の中になったものである。親離れできない子供、子離れできない親、昔なら親がしゃしゃり出るようではどうしようもないといわれたものだが…。「放っておいても子は育つ」という言葉は、もはや死語になってしまったようである。
そんなに昔の人が積極的だったとは思えないし、ということは、やっぱり、世話をしてくれる人がいない、ということは非婚化、晩婚化には影響しているでしょうねえ。
うちの妹も結婚していませんが、親はまったくノータッチです。このままでは、恐らく一生独身でしょう。男女のことって、どうにもおっくうに感じてしまう人たち、というのが、結構いるんでしょうね。そのくせ頑固なんだ。とほほ。
別に結婚するのが幸せとは限りません。自分の意思で決めればいいことですが、やはり親は気になるようですね。気になるなら子どもを独り立ちさせて将来一人でも暮らしてゆけるように自立心をうえつけてやらなければなりません。
でも、男性でも結構マメな人がいて一人暮らしでも困らないという人もいます。昔と違って何でも間に合いますから、「男やもめにウジがわく」なんてことにはならないでしょうね。
しかし、少子化に歯止めをかけるためには若い人に結婚してもらわなければならないし、結婚したくない人にはいい迷惑かもしれませんね。
三十路を迎えても、お嫁にいかない私には、耳の痛い痛い痛い、お話です。(笑)
しかし、そこまで世話を焼いてもらえるなんてちょっと気持ち悪いかな。
私の周りは結婚願望が強い子が多いですね。
ある子は、親もとに住み、お弁当箱を洗って帰る習慣もなければ、夕飯・お弁当を作る習慣もないし、
自分の部屋の冷暖房機器は、だれかが掃除してくれるまで熱かろうが寒かろうが使わない。
それでも、男には躾けだ。と、言うのが口癖で頼もしいです。彼女は年下ですが面白いからオバタリアンと呼んでいます(笑)
便利な世の中で、自分のことだけ考えると、備えさえあれば結婚の必要性を感じにくいのは確かだと思います。
また、便利になり過ぎて暇なのかなとも思います。
便利すぎて、子供に手間を掛ける時間があり過ぎる親と
便利すぎて、そこから離れられない子供
そんな関係が怖いです。
おっしゃるとおり、世の中が便利になって、男の一人暮らしも不便ではなくなったということもあります。また、昔と比べて余暇の遊びもたくさん増えました。すべてが目先の楽しみだけに生きているように思います。
大きな仕事に一生の夢をかけているとか、それとも家庭人として生きるか、なにか人生の目標を持たなければ、ひと歳とってから虚しさを感じるかも…。
当の私が独り身ですから大きなことは言えませんが、自立心だけは旺盛でしたネ。