つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

恐るべき若者、松坂大輔・・・・

2006-12-21 | Weblog
 米大リーグ・レッドソックスが、西武の松坂大輔投手と6年契約を結んだ。6年総額5200万㌦(約61億円)、出来高も含まれ、最大で6000万㌦(約70億2000万円)になる可能性があるとか。あーあ、ため息が出る。といってもその額に見当が付かないため息である。
 2000年にマリナーズと契約したイチローは3年総額1400万㌦、2002年にヤンキースと契約した松井秀喜が3年総額2100万㌦、ということは、いかに期待されているかがよく分かる。だが、生身の人間、いつどうなるやら明日のことは分からない。もし期待はずれに終わったら、と考えたら恐ろしくなる。大きなお世話だろうが

 もし2年後のFAを待ち、複数球団と交渉すれば、松坂が手にする契約金と年俸総額は、さらに恐るべき数字になったかもしれないという。若干26歳にして120億円もの金を動かすとは、いやはや、たいした若者である。
 また、松坂を起用したCMが作られるそうで、トヨタ自動車、コカコーラと1本1億5000~2億で契約したそうだ。また、スポーツメーカー最大手のナイキ社とも個人契約を結んでおり、まだまだ他社からのオファーがあるとかで、CMだけでも6年間で70億円は稼ぐだろうという。あー、もうため息が止まらない。

 その松坂に、古巣の西武が将来的に“球団役員”など重要ポスト就任を打診する考えがあるという。渡米しても絶大な影響力とカリスマ性を保持するであろう松坂の利用価値はまだまだあるということだ。
 スポーツ界で海外移籍した選手が古巣と協力関係を築くケースはあり、代表的なのは6月のドイツW杯後に現役引退した中田英寿だ。2000年にJ2に降格してクラブ存続危機に陥った湘南を、ユニホームスポンサーとなることで支援した。また、2003年には製菓メーカー「東ハト」の執行役員となり、ビジネスセンスを発揮してヒット商品を生み出したことは有名である。

 一方、阪神・井川慶投手がヤンキースと5年総額2000万ドル(約23億6000万円)で合意した。ポスティング・システムでの落札額と年俸総額を合わせて4600万ドル(約54億2800万円)である。しかしヤ軍は、日本と同じような成績(今季14勝9敗、防御率2.97)を挙げてくれれば「ヤンキースにとって安い買い物」と言ったというから、アメリカ球界の金銭感覚には到底ついてゆけない。
 また、巨人の桑田真澄投手が米大リーグのパイレーツとマイナー契約を結ぶことになったという。地元紙によると、年俸は50万ドル(約5900万円)前後だとか。桑田は会見で「お金では買えないものがある」と、大リーグでプレーすることが夢であると強調していた。華やかな時代を経て年齢的にも凋落の今、これまでとは比べものにならない低額の年俸でも、自分の夢に挑戦する男の意気は買ってあげたい。
 みんなそれぞれ新天地でのプレー、来年がいい年になるように頑張れ! 
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2 コメント

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一球闘魂? (lohashatoyama)
2006-12-22 23:49:15
桑田君って本当に野球が好きなんでしょうね。黙々と寡黙に、一球入魂で投げている様は本当に絵になります。今回の渡米も、単なる選手生命の先延ばしでなく、本当に自分の好きなこと、探求したいことのためにやっているような気がします。
 松坂くんはこれから更なる野望を持って、みなの憧れの投手に育ってほしいですね。
 その点ではサッカーのナカタくんちょっとザンネン。
 キヨハラくん、年末格闘技番組のPRしている場合ではありません。故仰木監督がえらい泣くで。
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Unknown (オールドレディー)
2006-12-23 08:39:26
 野球に限らず、スポーツ選手はみんなステキです。でも、亀田兄弟は別、ああいう無作法なのは一番嫌い。
 礼に始まって礼に終わる、そういうスポーツ精神を忘れないでほしい。さやわかな、というイメージが一番で、強ければ言いというものでもないと思うけど、やはりプロとなればそうはいかないのかも。
 でも、野球界の金銭感覚は理解できませんね。赤字経営でも、何億という報酬を支払ってもいい選手を集めたいという考えが、だんだん高額になってきたのでしょう。
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