歯医者がＮＧを出す、間違った歯磨き・・・

　６月４日は「虫歯予防デー」だった。日本人は歯磨きをこまめにたくさんする割りには虫歯が多かったり、口のトラブルで悩んでいる人が多いそうで、それは間違った歯磨きが原因だという。そこで、ネット記事にあった「歯科医に聞く！ ＮＧな歯の磨き方」を紹介しよう。

●食後すぐに歯磨きをする
　歯の表面は、エナメル質という硬い組織でできているが、食後に口の中が酸性になっている状態で歯磨きをすると、エナメル質がダメージを受ける。歯を磨くのは、食後１５～３０分程度置いてから磨く。

●歯磨き粉をたくさん付ける
　歯磨き粉の量は歯ブラシの毛先の３分の１くらいの量で充分。それ以上たくさんつけても、歯磨き粉の効果は変わらない。研磨剤を多く含んでいる歯磨き粉の場合、たくさんつけ過ぎて知覚過敏になる場合もあるので注意。

●歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉をつける
　歯ブラシを濡らしてから歯磨きをすると、ハミガキ粉が素早く泡立つので、短時間で「磨いた気」になる。効果的に歯を磨くには、乾いた歯ブラシにハミガキ粉をつけて磨く。

●かたい歯ブラシを使う
　歯ブラシの毛先は、細くて柔らかいもののほうが歯と歯の間や歯と歯ぐきの間（歯周ポケット）などの隙間に入りやすく、磨き残しが少なくて効果的。固い歯ブラシでゴシゴシ磨くと歯が削れてしまったり、歯茎が下がる原因にもなってしまう。

●歯を強く磨く
　毎回強いブラッシングを続けると、歯茎が下がりはじめてしまい、歯と歯茎の境目の象牙質がむき出しになってしまう。その結果、 知覚過敏を引き起こす可能性がある。歯ブラシは軽く持ち、ゆっくり丁寧に一本ずつ磨く。

●歯磨き後、口をゆすぎすぎる
　歯磨きの後に口をしっかりゆすいで洗い流してしまうと、歯磨き剤に含まれるフッ素などの有効成分も洗い流してしまうので、歯磨き後は軽くゆすぐだけにする。

●舌のこけは磨いてはいけない
　舌は口の中で一番潤いを必要とする粘膜なので、それを発泡剤入りの歯磨き粉で洗い流したりすると口腔粘膜や舌粘膜が炎症を起こして、正常に機能しなくなる。過剰にこけを磨くと、余計にだ液の分泌を減らしてしまうことになるので、多量のサラサラした自然な、自分のだ液で洗うのがいい。 

　ババは以前から、歯磨き粉は５、６ミリくらいしかつけない。たくさんつけると口の中が泡だらけになって気持ち悪いので吐き出してしまう。歯磨き後の口のゆすぎも２回くらい、歯磨き粉の香りが残っている方が爽やかだからというだけで、別に水道料をケチっているのではない。が、それが正解だったなんて、ケチるのも悪くないネ。
　ついでに、「歯磨き粉の意外な使い方」というサイトがあるが、意外と役に立ちそう。壁に差したピンの後の穴をふさぐとか、白い壁の汚れに塗るとかは、私は絵の具を代用しているけど…。歯磨き粉で指輪を磨くときれいになるし、水垢落しにもいいって、歯磨き粉っていろいろ便利だね。