片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

1/2 トロイの遺跡

2015-01-05 23:35:45 | 2014/12 トルコ

トロイ遺跡への入り口、チャナッカレの港近くに立つトロイの木馬。

 6:45のピックアップタイムだったので、朝食も取らずにロビーでバスを待った。
しかし、バスが来たのはほぼ1時間後だった。
各ホテルを回って拾って来るので遅れが積み重なってしまったと言い訳をする。

 バスには30人以上が乗っている。
アジア人は中国人3人と我々だけだ。
トロイまではバスで6時間ほど掛かる。
途中で朝食と昼食をとる。


マルマラ海に沿って走るが、少し内陸の高台には数日前までの雪が積もっていた。

 トロイ遺跡はシュリーマンが、ホメロスの「イーリアス」で記述されているトロイ戦争の話を実話と信じて発掘を始め、見事遺跡を見つけた。
彼はこの発掘を実現するために、実業家になり大金持ちになるまで努力をした。
また、外国語も18カ国語が話せたという。
「古代への情熱」は昔に読んだが、もう内容は忘れている。
今でも発掘調査は行われている。
現在遺跡として見学できるのは2百メートル四方程度の狭いものだ。


シュリーマンが実際に発掘したトレンチ。

 トロイはマルマラ海がエーゲ海に繋がるダーダネルス海峡の望んでいる。
古くから交易の中心地だったので、この遺跡の最下層には紀元前3千年以上前のものが埋まっている。
現在では第9層の都市遺跡が確認されている。


古代ギリシャ人の遺跡らしく、円形劇場跡も見つかっている。

 トロイ遺跡自体は先に書いたように、規模も小さく、特に驚愕するものもない。
ただ、シュリーマンが神話・伝説を信じて、その執念で発見したものだというところに価値を見出して、多くの人が訪れるのだろう。
しかし木馬の話はホメロスの創作らしいというのが最近の学説だとか。

 1時間半ほどの見学を済ませて、またバスに5時間ほど揺られてイスタンブールに戻った。
新しい宿に着いたのはもう9時を回っていた。





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