片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

9/20 熊本城経由原鶴温泉 9/21 福岡から帰宅

2015-09-23 17:45:19 | 2015 屋久島・福岡

大宰府天満宮の参道。

屋久島から鹿児島空港へ飛び、そこでレンタカーを借り、熊本を目指す。
今回の旅はシルバーウイークに重なり、飛行機のチケットや宿の手配で娘たちが相当苦労してアレンジした。
飛行機のチケットも東京の娘のマイレージ利用なのでルートや日程に制限がある。
それぞれのダイヤにマイレージ利用者の数の制限がある様だ。
宿も現在の全国的宿不足傾向で、それぞれ狙った街での確保が困難だ。
博多か福岡に泊まる希望が、一杯で福岡から1時間ほどの原鶴温泉になった。

鹿児島観光は諦めそのまま熊本に向かった。
目的は熊本城だ。
私は、10年ほど前、御殿が新築された直後に訪れたことがある。


熊本城 本丸やその周辺には余分な建物がなく、気持ちのよい広さが広がる。

中心の天守閣と櫓は後代に鉄筋で再建されたものだが、御殿は昔ながらの木造でほぼ忠実に再建されている。
韓半島の人々にとっては憎き加藤清正の居城にもかかわらず、彼の地の客が大勢訪れている。
九州は確かにアジアに近い。
城の一角に残る細川刑部の屋敷はほぼ昔の儘に保存公開されている。
畳と縁側の佇まいは今ではあまり経験できない生活空間だ。


宿を取った原鶴温泉は福岡に入る前、鳥栖で大分道に枝分かれしたところに位置する。
福岡博多の奥座敷といった所か。
やはり客は一杯だ。
娘によると浴室が畳敷きになっているのがこの宿の名物らしい。
確かに浴槽以外の洗い場などが全てビニール製の畳でおおわれているが、その上で湯を使い流すのはどうも落ち着かない。
水捌けはよくて、上辺に水はたまらないがなんとなく清潔感は乏しいように思う。
宿の食事にも飽きてきているので、牛肉と豚肉の陶板焼きも、鮎の塩焼きに何か詰め物をしたものが出されたが手を付ける気になれなかった。


大宰府天満宮本殿。

翌日は福岡へ入る前に大宰府に寄った。
午前中まだ早いのに参拝客がやはり多い。
受験などとは縁がなくなって久しいので忘れていたが、参拝客の中にそれらしい青少年の比率が高い様だ。
前回の訪問時に観ることの出来なかった国立九州博物館を参観すべく、10時の開館を30分ほど待った。
敬老の日で参観料が無料になっていた。


大きな4階建ての中に展示は4階のワンフロアーだけだった。

展示のテーマはやはりアジアとの繋がりだった。
それなりに興味の持てる展示だったが、時間に追われて1時間も滞在できなかった。

昼は博多でもつ鍋を食べたいということだったので、お目当ての店に開店早々の11時に着いた。
予約はできない店だったが、この時間なら座れるだろうとたかをくくっていたら、もう既に何十組かの列が出来ていた。
諦めた。
ほかの店を探そうとしたが、娘の一人がそこの店以外では食べたくないと強情を張るので、街での昼飯はよしにした。
羽田へ帰る娘は地下鉄で空港に向かい、静岡空港へ飛ぶ我々は車で向かった。
空港でカレーライスを食べた。

静岡空港へ着陸する前は御前崎の岬を大きく迂回して、駿河湾口から侵入する。
その時遠州灘の上を通過するので、我が家が望めるかも知れないと期待した。
九州四国では晴れていた空も空港上空は曇りだとのアナウンスだった。
しかし近づくと浜名湖上空辺りから雲が切れ始めた。
遠州灘の海岸線がきれいに見ることができた。
原子力発電所の敷地や新野川もよく見えたのに、我が家の上空だけに千切れ雲がかかって目視できなかった。


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9/19 白谷雲水峡

2015-09-21 14:04:31 | 2015 屋久島・福岡

白谷雲水峡案内板

 ジブリの映画「もののけ姫」のイメージ舞台になったといわれる、こけの森白谷雲水峡を歩いた。
歩いたといっても、標高600メートルから千メートル超えまでの山登りだ。
屋久島で一番苔むしたところなので、雨は覚悟していたがなかった。


岩も切り株も倒木も苔に厚く覆われている。


この5百年間に切り倒された株元。
上には二代目が太く育っている。


切り株が散在する。

 この渓谷は宮之浦港に近く、古くから伐採が広く行われていたようだ。
今残っている杉は利用し難いと判断された、二股になった木とか途中から雷などで主幹が失われたものが多いようだ。


物の怪の気配が感じられる。

 気候に恵まれたせいか、これだけ視覚的に水だらけにも拘わらず、清々しさが満ちていて蒸し暑さなどは感じない。
 4時間程の散策で下山した。
昼食は麓の宮之浦町内の食堂で飛び魚の塩焼き。
我が地元で食すそれよりは大型で肉厚だった。

 食後は屋久杉ランドでの屋久杉巡りを割愛して、海中温泉に浸かることにした。
海中温泉とは、磯の岩場に設えられていて、干潮の前後それぞれ2時間だけ海中から顔を出す。


今日は波が高く、2つの浴槽しか使えない。

 入浴スタイルは男女混浴で、水着は禁止されている。
しかし、女性はタオルでこしらえた湯浴み着を着けている。
更にし地元の女性はショートパンツ、タンクトップを湯浴み着としている。
従って素っ裸は男ばかりだ。
こんなことなら水着可にすれば良いと思う。


時間調整で立ち寄った大川の滝、落差80メートルだ。

 夜はホテルの食事に飽きてきたので外の居酒屋でとった。
これも娘たちがネットで探した店だ。


ホテルから見た日の出


ホテルからの入り陽。
〈写真間違い、上のは日の出だった>



















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9/18 屋久島 宮之浦岳登頂

2015-09-18 20:55:25 | 2015 屋久島・福岡

屋久島空港到着。
虹のお出迎え。

 17日羽田から鹿児島乗り換えで屋久島空港へ。

宿のJRホテル。

 空港でレンタカーを借り、ホテルには5時前に着いた。

 今回の旅は娘二人が企画した。
それに相伴させてもらった。
飛行機のチケットも娘のマイレージで手配してもらった。

 18日朝4時に宿を出発、宮之浦岳の淀川登山口には5時前に到着。
宿で調達した朝飯を車の中でとった。
日の出は6時だが、まだ暗い5時半に登山開始。
道は比較的なだらかな傾斜だ。
それでも最初の2キロは登り下りが多く、コースタイムは登りも下りも同じタイムだ。


登り始めて直ぐの沢、流石に水がきれいだ。

 山は南の山らしく緑が濃い。
季節として花は終わっている。
低層部には石楠花が群落している。
春はさぞかし見事だったろう。


日本最南端の高層湿原花之江河(はなのえご)




屋久島のモアイ像?
奇岩が多く露出している。

 登り8キロを5時間で登頂、コースタイムは5時間半。
山頂手前ではよく晴れた景色で海や山並みを眺めることができたが、山頂では既にガスが掛かり始めていた。
それでも昼食を終えるまでは青空が見えていたが下山開始早々に雨粒が落ち始めた。
山は昼を過ぎると雲が湧き雨となる。
月に35日雨が降る屋久島では尚更だ。

1936メートルの山頂。


人を怖がらないヤクシカに彼方此方で遭遇する。


帰りの車道でヤクザルと。

 往復16キロを9時間半で無事登山口駐車場に戻った。
暫く山登りしたことの無い同居の娘も問題なく終えることができた。
ただ、登りの途中、黒味岳への寄り道分岐で寄り道だからとザックが置かれていた。
そのザックが4時間後もそのまま置かれていた。
往復1時間程の寄り道のはず。
淀川小屋で黒味岳へ我々より後に登ったカップルに聞いたが、彼らもそのザックを見て、先客がいると行ってみたが会わなかったという。
少し心配だ。

 宿には5時前に戻った。
直ぐ温泉で汗を流した。

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