新宿御苑
学生時代のいつもの友人たちとの忘年会をするので上京した。
11時半に池袋というので、新幹線を使った。
昼食の後、新宿御苑で色づいた木々を見ることにした。
昨夜の風で大分散らされていたが、まだ十分紅葉が楽しめた。
この御苑は、内藤駿河駿河守の屋敷の一部だったそうだ。
全部が管理された庭ではなかったと思うが、それにしても広大な屋敷だったのだろう。
平日の上、午前の雨でか人出が少ない。
静かに散策できた。
西洋人の姿が目についた。
黒い舗装の上に散り敷かれた落ち葉。
千駄ヶ谷門から出て、神宮外苑に入った。
国立競技場が取り壊され跡地に昨日の雨がたまって池になっている。
青山通りまで続く銀杏並木はもうすでに大分葉を落としていた。
半蔵門近くのドトールで少し休んだ後、地下鉄で板橋に向かう。
今回は板橋にホテルを取った。
いつものJR板橋駅前のつもりで予約した宿は板橋区役所前で、大分離れたところにあった。
宿によって荷物を置き、歩いていつもの店に向かった。
５時半から飲み始めた。
前夜缶ビール２本目にして、酔いを感じていたので、いささか心配しながら飲み始めたが、楽しい会話をしながらのせいか悪酔いはしなかった。
ただし、娘が結婚した話で親ばかをさらして、余分なことまで話したような気がする。
ここの中華料理屋は中国からの人ばかりで店を運営している。
友人が、特別に準備させてある紹興酒を飲んだ。
魯迅の「孔乙已」などに出てくる咸亨酒店の太雕酒だ。
大変円やかで癖のない酒だ。
