片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

5/10 ミラノ→上海→成田→自宅

2011-05-13 01:13:06 | 4/27-5/11 イタリア・スロベニア

ミラノの地下鉄の車両。
落書きかと思ったら違った。

 朝9時前、ホテルをチェックアウトする。
直ぐ近くの駅前からマルペンサ空港行きのバスに乗る。
空港での中国国際航空のチェックインカウンターは一番端っこの分かりにくいところだった。
番号こそ1番と付いていたが、明らかに第一期で出来た古い建物のようだ。
まだ早いから空いているだろうと思ったら、もう搭乗予定者ほぼ全てと思われるほどの人がいた。
それも一列に並んで複数のカウンターで処理する方式と違って、上海のイミグレのように、各窓口別に並んでいる。
その列が大混乱、荷物の重量制限でやり取りしているのか大声でカウンター嬢に怒鳴っているものがいたり、仲間を大声で呼んでいるものがいたりで、まるで中国がそのまま引っ越してきたようだ。
何時までたっても列が進まない。
まるでこのために他のラインの客から切り離して、見えないところにカウンターが設けられているようにさえ思った。

 機内食は以前と比べると大分改善されてきたが、各シートごとのテレビがなかったり、トイレが少なかったりと機内設備が古いままのようだ。
娘は他の会社の半値でももう乗りたくないとのたまわった。
上海で乗り継ぎ時間が3時間以上は往路と同じ。
成田に着いたのはホテルを出てから28時間後の11日午後1時過ぎ。
娘は大門まで直通のバスで行くので空港で別れた。
私はまた最安の京成を使って横浜へ向かう。
しかし、急行・快速がない時間帯なのかえらく時間が掛かる。
高砂で乗換え新橋に着く頃には3時間近く掛かってしまった。
新橋からJRで小田原まで、そこで新幹線に乗り換えた。
家に着いたのは9時前、36時間の帰国旅だった。


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5/9 ヴェローナ~ミラノ

2011-05-12 04:56:18 | 4/27-5/11 イタリア・スロベニア

ミラノ中央駅。
1931年完成。


 今日の運転はヴェローナからミラノへの150キロばかりの高速での移動だけ。
昼頃ミラノに着いて、午後少し買物が出来ればいいので10時頃チェックアウトした。
さすがミラノへの道、片側3車線で所々4車線、車の量も多い、特にトラックが多い。
産業都市ミラノを実感させられた。
車のスピードもこれだけ多くなると150キロを超えて走る車は少なくなる。
市内から出るのも苦労したが、入るのも苦労した。
ミラノと書かれた出口が複数ある。
中心部に入れば一方通行が多くなる。
やっと、中央駅前のホテルに着いた。
ここは、最初レンタカー屋を探すのに散々歩き回ったところなので土地勘があると思っていたが、道路が碁盤の目状でなく、放射線状になっているので混乱する。
途中、町外れには中国語の看板が多く並ぶチャイナタウンが形成されかかっている地域を見た。
軽工業ではやはり中国の進出は進んでいるのだろう。
イタリアの靴業界が中国の安い靴にに押されて伝統技術の職人技が危機に瀕していると聞いたことがある。

 レンタカーを返し、ホテルで荷物を解いた後、娘が妻からの土産物リクエストを受けているので町へ出た。
地下鉄で行けばヴィットリオ・エマニュエル広場などのある中心街へは簡単に行けるのだが、路面電車が復活しているのでこれに乗ってみたかった。
中国にいる時、竹野内豊とケリー・チャン主演の『冷静と熱情の間に』をネットで見たとき印象に残っていた。
路線図を手に入れられなかったのと、停留所で見ても地名が見慣れないので理解が深まらない。
適当に乗って適当に降りてみても、道路が碁盤の目状でないので見当外れのところに出てしまう。
一人の時にはこれも楽しいのだが、娘同行ではブウブウ文句を言われる。


ドゥオーモ近く、トリノ道りの店の中から。
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5/8 リュブリャーナ~ヴェローナ

2011-05-10 06:17:28 | 4/27-5/11 イタリア・スロベニア

リュブリャーナのプレシェーレノフ広場での子供達の合唱。

 リュブリャーナのホテル前に着いた時、ホテル前の大通りは交通止めで、出店やテーブルが並べられていた。
聞けば第一次大戦後のドイツからの独立を祝う日だそうだ。
並べられているソーセージやハム、ビールも只で振舞われているとの事。
通りがかりのオバサンに薦められたが遠慮した。

 今日は4百キロ近くの強行軍なので早めの8時過ぎにホテルを発った。
1時間ばかりのところにある、ポストナイ鍾乳洞を見学する。
この辺りはカルスト台地で鍾乳洞が多い。
中には世界遺産に指定されているところもある。
毎正時のグループごとの見学なので10時まで30分ほど待った。
小さな機関車に200人ほど乗れるベンチの客車を引かせて、地底を2キロ以上移動してから徒歩での見学が始まる。

地底を走るトロッコ列車。
こんな列車が一度に3本も出る。


鍾乳洞は想像を超える大きさだった。
秋吉台でも中国杭州でも見たが、はるかに大規模だ。
何よりいいのは、照明が簡潔で、杭州のように様々な色を使ってオドロオドロしていないところだ。
見学グループは説明言語別にガイドが付いた。
イタリア、フランス、ドイツ、スロベニアそして英語。


数十メートルはある空洞が各所にある。


ヴェローナのホテル。
円形闘技場の近く。

 ヴェローナには距離の割りに、高速道路ばかりだったので思いのほか早く着いた。
ここはイタリアだけあって、洗練された観光地だ。
円形闘技場は1世紀頃建築されて、未だにその形をほぼ留めている珍しいものだそうだ。

今もオペラなどに利用されている。

この町はシェークスピアのロメオとジュリエットの舞台でもある。
作者は実際にはこの町を訪れたことはないそうだ。
実話かどうかも怪しいそうだが、ジュリエットの屋敷があって、映画でも使われたとの事で、主要な観光の目玉だ。


恋を成就させたいカップルが名前を落書きすることになっている中に変な落書きがあった。
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5/7 ザグレブ~リュブリャーナ

2011-05-09 02:34:23 | 4/27-5/11 イタリア・スロベニア

ザグレブ市内日本大使館横の公園。

 ザグレブ市内を散策する。
さすがクロアチアの首都だけあって大きな町だ。
中央駅前に取ったホテルの辺りは旧市街まで少し離れているので静かだ。
ホテルの前にペットショップがあったので入ってみた。
犬のリードと首輪を衝動買いした。
ミラノファッションでと思ったが、手ごろなものがあったので購入した。
旧市街はそれ程大きくはなく、観光客の数もそれ程多くはなかった。
ただ、子供の日なのかどうか分からないが、大聖堂の前や街角で子供達のパフォーマンスが行われていたり、広場で子供の作品の展示などが行われ、それに関する人出が多いようだった。



色彩豊かな教会。
フランスでも似たデザインの教会を見たようだ。

 昼前にホテルをチェックアウトして高速でスロベニアの首都リュブリャーナへ向かう。
高速道路はクロアチア側は有料だったが、スロベニアは料金所はあるが無料だった。

今回の旅の足、フィアット500。
馬力がないので150キロで走るのは少し厳しい。


 リュブリャーナへは1時間と少しで着いた。
首都から首都が120キロ程度の距離とはさすがヨーロッパだと思う。
リュブリャーナは今回の旅で一番気に入った街だ。
これでも首都かと思うほど小さく、しっとりと落ち着いた街だ。
ホテル到着後少し休んで夕方の散歩に出た。
ティボリ公園の入口に、この町出身の写真家の作品展示があった。
初めのところに我が懐かしのオーネット・コールマンの09年、モントリオールでの受賞写真があった。


ジャズマンの写真が並んでいた。
城へはケーブルカーで登り歩いて下ってきた。
鹿児島の城山を思わせるような雰囲気だ。
夕食は城下の川べりでインド料理となった。


リュブリャーナ市庁。
城に登るケーブルカー近くにある。
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5/6 プリトヴィッツェ~ザグレブ

2011-05-08 05:16:38 | 4/27-5/11 イタリア・スロベニア

湖畔の渡し場に咲いていたリンゴの花。

 朝、ゆっくり起きて朝食後今夜の宿をザグレブに取る。
9時半頃湖畔へ行き、渡し舟で対岸へ渡る。
この湖群は大小16の湖が階段状に続き、それぞれの繋がりは小さな滝で水を送っている。

白糸の滝。

快晴の空に新緑が映え、透明・清冽な水面に青空と新緑の映る様は本当に良い季節に訪れることが出来たと実感させる。
大小の湖沼群の水辺を巡りながら標高2百メートルから6百メートル以上までゆっくりと登る。
その間、連結部に岩走る幾筋もの滝を眺めることが出来る。
この沢も一様ではなくて、わさびに似た葉が茂り、今はもう綿帽子になっている草の周りを流れたり、倒木の枝や幹の間を縫って流れたりと趣を変えてくれる。

まだ早いらしく、人影が少ないので静寂を楽しむことが出来た。


時には新緑が黄金の様に輝くブナ林の中を歩く。

名残惜しいが午後4時前に引き上げることにした。
二晩か三晩泊まってゆっくりしたい所だ。

 また丘陵地帯の道を百キロ近いスピードで下り、2時間ばかりでクロアチアの首都ザグレブに到着する。
娘のリクエストで夕食はまたホテル近くの中華料理にした。
大部分の料理はそれなりに美味しかったが、麻辣豆腐は麻辣の抜けた豆腐料理になっていた。
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