片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

7/28 下田まで

2016-07-30 23:57:42 | 2016 伊豆の自転車旅

雲見集落中心を流れる谷川。


  下田まで約40キロ走って、5時前に伊豆急下田駅に着いた。
ここで今回の旅を終わりにする。
弓ヶ浜を過ぎようとする辺りからまるで湘南を走っているような風景になった。
海岸にも沢山の人がいるし、道路も車がいっぱいになってきた。
宿を探しても空きが見つからない。
野宿もここ下田近辺は禁止されているらしい。
駅についてみると、15分後に熱海行きが出る。
1時間に1本程だ。
本来はもう1泊して伊東辺りまで走る積りでいた。
しかし、下田が大都会に見えた。
道路は渋滞しているし、今までなかったコンビニもいっぱいあるし、客も多い。
西海岸の静けさと大自然がまるでなくなっている。
走る意欲を喪失した。
すぐに自転車をまとめ、キャリアーに積んだ。
トイレで身体を拭きシャツを着替えた。
これが10分程度で済んだ。


  国道136号線は昨日に続いて、アップダウンの連続だった。
それに国道は走り抜けることを優先していて、津々浦々の集落を突き抜けてはいない。
集落には道路から一段下りないとたどり着けない。
つい走り続けることになった。
立ち寄ったのは往復10キロ近く走った波勝崎と石廊崎。


有料の波勝崎苑の海岸には二組の海水浴客だけの静かな風景。


野生のサルたちには多くの子ザルが生まれていた。
辺りに散らばる排泄物のにおいが強烈だった。


柱状節理が一個所だけ飛び出していた。


石廊崎の観光船乗り場。
数年前、学生時代の友人たちとの旅行で海に出たことがある。


石廊崎灯台まで登って、先端に立つ。最後の西海岸の風景になった。

  8時間近くアップダウンの道ばかり走った割には疲れがない。
4時間の電車内では読書を続けることができた。
眠気は催さなかった。
ブロンプトン自転車とキャリアーの試旅は成功だった。
特にキャリアーは一度もトラブルがなく、牽引している違和感もなく、荷造りの時間も手間もかからず、優れ物だと実感できた。
今回はまだ荷物も少なかったが、今後の外国自転車旅はこのスタイルで行けそうだ。

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7/27  雲見まで

2016-07-27 22:57:08 | 2016 伊豆の自転車旅

西伊豆らしい景色


   ブロンプトンで旅に出た。
新しいキャリアーの使い初め。
JR菊川駅まで1時間走った。
キャリアーを牽く違和感は全くない。
相当期待出来そうだ。

  駅に着いて自転車をたたみキャリアーに乗せ電車に。
今ではどこの駅にもエレベーターが設置されているので苦労しないですむ。
但し、混んだ車内では荷物の大きさが気になるかもしれない。
清水から駿河湾フェリーに乗ることにする。


日の出埠頭のフェリー乗り場。

心配になるほどの乗船客の少なさだ。
乗用車が10台ばかり。
土肥までは65分。
曇っていて、残念ながら富士山は望めない。

  下船して136号線を南下。
典型的な西伊豆らしい海岸線を見ながら漕ぐ。
道は起伏が多いが、降りずに漕ぎ続けられた。


恋人岬、何故こんな命名がされたのだろうか?


西伊豆だ。

  3時間走って5時半、雲見だった。
簡易テントを持っているので野宿でも良いと思っていたが、民宿を探してみた。
小さな村だが海に注ぐ谷川沿いに民宿が並んでいる。
だが、どこも子連れで混んでいる様子だ。
少し路地に入ってみると美女が水を撒いていた。
目が合ったので宿を探していると告げると、お婆さんが民宿をやっていると紹介してくれた。
そこに投宿、時間が遅いので夕食はない。
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