片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

9/14 本の整理

2017-09-14 11:31:36 | 読書



秋のバラが咲いている。

  今年は雨が少なかったのでバラにあまり病気が出なかった。
水不足で樹勢は良くないが病気が少なかったために葉の数は多く残っている。
そこへ9月に入って雨が降ったので新芽や花芽が伸びた。
春に比べると小振りな花が控えめに咲いている。
今月中は楽しめそうだ。

  妻が仕事を辞めたので自分の周りを片付け始めた。
それを見て私も少し片づけに手を付けてみた。
先ず、部屋や廊下に溢れた本を何とか減らしたい。
取り敢えず再販可能性のあると思われる文庫本をまとめてみた。
昔の色の変わった本は止めて、最近のきれいなカバー付きを中心に4百冊ばかり選んだ。
著者別にまとめ、数巻に渡るものはそれもまとめた。
半日以上かけた。
昨日静岡へ行く機会があったのでブックオフに持ち込んだ。
車から降ろす時点で、店員があまり汚れたものは値段が付かないと宣言した。
30分ほどでチェックと計算が終わるというので店内で時間をつぶす。
終わったと放送があったのでカウンターに行くと、紐かけした大部分には手が付けられていなくて、20冊ばかりが店員の前に会った。
それだけが値段が付いたもので、6百円ほど。
他は汚れや染みがついていて商品にならないといわれた。
どうするかというので処分してくれと頼んだ。
紐かけしたままの中にも十分きれいなものも混じっているはずなのに、調べようともしていない。
後でこの中から更に選別するのかは知らないが、百円で販売するためにはこんな商法になるのだろうと納得した。

  本の価値は、手に取って購入した時点で30%、読み終わって60%消費したといえるとすれば、残りはもう10%程度しか残っていないと考えるべきかもしれない。
最近アマゾンで本を購入する場合に、新刊以外に中古で出品されているものも表示されている。
これらの価格は1円だ。
送料が一律2・3百円必要だ。
このからくりは、送料として入金した中から、実際の送料、郵便の場合80円で済む、とサイトの手数料を引かれても80円ほどの利益が出ることになるそうだ。
梱包、発送の手間まで考えて割が合うかはそれぞれの人の事情によるだろう。

  4百冊の文庫本が処分されても、書架にはほとんど隙間が認められない。
残りは古い文庫本と新書、多くのハードカバーとなるが、我が人生の折々にそれなりの刺激や知識、慰めを与えてくれた思い出のあるものが多い。
学生時代には宿を移るたびに荷造りして運び、最後に今の家まで携えてきたものも多い。
これらの中には現在では入手困難な本も混じっているはずだが、今後は、棚から引っ張り出しそのまま焼却場へ持ってゆくことになるだろう。

  ブックオフの店内はCDやDVDとコミック本で8割がた割かれている。

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1 コメント

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ブックオフ (しろちゃん)
2017-09-16 11:02:15
毎回、楽しく読ませていただいております。
しかし、貴兄の行動力には感嘆してます。私などは、70歳を過ぎてから急速に衰え、近所の散歩がせいぜいのところです。
ブックオフの件、私も同じ経験をしました。そこで、どうしたら良いかと考えていたところ、母校の大学が古本を引き取るサービスを始めたことを知りました。大学が引き取った古本を売り、収益から経費を差し引いて、本人に戻すというわけですが、大学側は残金の寄付を期待しているようです。私は、これまで年会費も払ってないので、罪滅ぼしのため寄付しようと考えております。
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