片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

5/14 ハルラ山登山 4 帰国、緊急入院。

2015-05-18 00:10:23 | 2015 ハルラ山

庭のバラが盛りの花を咲かせている。


帰国は済州から釜山、そして名古屋と予定通りだ。
但し釜山出発が30分程度遅れた。
名古屋には3時前に着いたが、バスが5時発なのでそれまで時間をつぶす。
家にたどり着いたのは8時前だ。
ランが狂ったように喜んで迎えてくれた。

久しぶりの我が家の夕食を堪能した。
旅行中口にできなかった煎餅などを食後に食べた。
食後すぐに、腹に膨満感を感じた。
少し食べすぎたかなと思った。
その内、その膨満感が痛みに変わった。
散歩にでも行けば収まるかと、ランを連れて散歩に出る。
短い散歩だったが、帰宅しても、その痛みは消えない。
消えないどころか、さらに苦しくなってきた。
座っていられないので横になって、妻に背中をさすってもらうが冷や汗が出てきた。
今までも食べすぎた後、腹が苦しくなることはあったが、暫くすれば消えてくる。
それが今回は1時間近く過ぎても、ますます苦しくなる。
これは異常だと感じたので妻に市立病院に連れて行ってもらった。

すぐにCT 検査をしてくれて、腸閉塞だと診断された。
内臓を手術した人はなりやすいとのこと。
入院が必要だが、この病院にするか、手術をした病院にするかと問われた。
言外に他の病院へ行ってくれとの気持ちが読み取れる。
それなら浜松の手術した病院にと答えると、すぐ電話してくれて先方の了解を取ってくれた。
救急車に乗せられて向かった。
病院に着いたときは食後3時間以上経過していたが痛みは治まらない。
レントゲン、エコーで調べてくれて、腸捻転を起こしている疑いがあるといわた。
その時は少し痛みは治まりかかっていた。
それまでの検査で、閉塞はなさそうだというので、場合によっては帰宅できるといわれた。
念のためCT検査をすることになった。
検査に赴く時、外で待っている妻にも多分帰れるよと伝えた。
検査1度目は造影剤なしで行い、2度目に造影剤を注入した。
薬液が全身に回り始め、身体全体に熱を感じるようになったら、喉が少しいがらっぽくなった。
次にはせき込み始め、まさに喘息の症状が出てきた。
呼吸困難になり、顔や胸部に赤く発疹が出た。
すぐに酸素吸入が行われ、薬剤の点滴も打たれた。
救急に戻るときはストレッチャーに乗せられ酸素吸入を付けて苦しそうにあえいでいる私を見て、妻も驚いたことだと思う。
救急のベッドに寝かされて、症状の治まるのを待った。
呼吸が少し楽になったのを見て病室に移った。
午前3時ごろになると、呼吸も楽になり、腹の膨満感も薄らいできた。
落ち着いたところで、症状の説明を受けた。
腸捻転で流れが悪くなったが、その後流れが回復して閉塞状態は解消されつつあるとのこと。
このまま回復するだろうといわれた。
夜が明けたら、担当の消化器外科で診察を受け、そちらに移管されることになる。

翌日消化器の先生の診断を受け、念のため昼食を摂ってみて様子を見ることになった。
結局もう一晩病院で過ごすことになった。
16日の午後退院した。
暫くは酒もひかえ、食事でも咀嚼を多めにしなければならない。
また、今後造影剤を使ってのCT検査を受けることはできなくなった。

以上の事情で、ハルラ山登山記のアップが遅れた。






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5/13 ハルラ山登山 3 登頂

2015-05-17 01:17:14 | 2015 ハルラ山

ハルラ山城板岳登山口、立派に整備されている。

宿を朝5時に登山準備を整え出て、近くの食堂でお粥の朝食を摂る。
店では夜のご商売らしい女性三人がまだ夜の続きで酒瓶を並べていた。
城板岳コース登山口までは車で40分ほど掛る。
これも台風一過かよく晴れた青空になった。
朝日が上るのも拝むことができた。
かなり幸運に恵まれているとガイドがいう。

準備体操をして登山を開始する。
平日だから韓国人の登山客は少ないらしい。


登山道には2百5十メートルごとに標識が立っている。標高750メートルの登山口が1番で頂上が36番。

三分の二程はなだらかなブナの樹林の中を登って行く。
新緑が気持ちよい。
道は石が並べられたり、木道になっていたりと大変整備されて歩きやすい。

メンバーは女性9人、男性6人だ。
男性の中には90歳と79歳の方がいる。
彼らは豊川の本宮山を上る仲間だそうだ。
他の女性3人とこのツアーに参加している。
このグループは毎週3回前後、標高8百メートルを越える本宮山に登るという。
特に90歳の方はほとんどの日に参加しているという。
大変かくしゃくとしている。
このグループ以外の方たちも、国内の山は勿論、キナバルをはじめ、ヒマラヤトレッキングなど国外の山を登っている人が多い。


標高千メートルと2千メートルには石の標識がある。

我々はゆっくりと登って行くので、途中で多くの韓国人登山者に追い抜かれてゆく。
登山道が広いので、右側を歩いていれば充分に追い越しができる。
皆さん競うように急いで登って行く。
キリマンジャロでも多くの韓国人が追い越していったが、登頂できたのは少なかったように見えた。
ここの低山では充分登り切ることはできるだろう。


樹林帯を過ぎて勾配がきつくなる辺りから満開のつつじを下に見ることができた。
残念ながら、登山道の近くにはその群落がない。50倍の望遠でピントが合わない。


頂上では火口を望むことができる。向こう側が1950メートルのピークになる。
しかし、そこまでは入れないで、1935メートルの東稜最高点が登山の頂上となる。


思いのほかたくさんの登山客だった。
かなり軽装の人が多い。

距離9.4キロ、標高差1200メートルを5時間半で登った。
韓国のガイドブックでは標準が4時間半だという。
90歳までいて、平均年齢が私より上のグループでは上出来だろう。


下り始めると済州の市街地を見下ろすことができる。

下りは山の北側へ下る観音寺コースをたどる。
距離が短く、傾斜が急で標高580メートルまで下る。
耽羅渓谷を通る道だ。


深い渓谷の周りはブナの新緑が輝いている。

下りは4時間40分、標準が4時間30分となっている。
それほどの疲れもなく終了できたと思っていたが、宴会で座っているときに両足が吊ってしまった。
宿で、一眠りして酔いを醒ましてから風呂に使って疲れを癒したらよくなった。

天気に恵まれたので気持ちのよい登山となった。





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5/12 ハルラ山登山 2 釜山→金浦→済州

2015-05-17 00:44:09 | 2015 ハルラ山

金浦空港の修学旅行生。

釜山出発は10時半の予定だったが、30分程度遅れた。
金浦での乗継が2時間半もあるから丁度よいと思っていたら、金浦発も40分近く遅れた。
済州に着いたのは4時を回っていた。
本来は登山二日目の市内観光を先にすることになった。
ホテルに寄らずに回る。
済州島の最初の住人3人の神様が誕生したという三姓穴と博物館を見る。


昔の民家、メンバーの中に戦時中この島に軍人として駐在したことのある人がいて、当時は全ての家がこのようだったという。

島は日本の西の端に近くに位置するが、日本時間と同じなので7時を過ぎてもまだ明るい。
島は今中国人の観光ブームで韓国一景気が良いとのこと。
町並みはきれいに整備され、高層ビルが立ち並び、道路も立派な複数車線だ。
但し、この発展の資金は中国人資本が多いようで、中国人が中国人向けに商売しているホテルや店だけが儲かるような仕組みになっているらしい。
マンションや土地も中国人の購入で値段が高騰している。


街のあちらこちらから、この島の中心にそびえるハルラ山が望める。


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5/11 ハルラ山登山 1 名古屋→釜山

2015-05-16 23:57:49 | 2015 ハルラ山

中部国際空港に駐機するボーイング社のドリームリフター、世界に4機しかない。
ボーイング社が世界各国で生産している飛行機部品をシアトルまで運んでいる。名古屋近辺では787型機の部品が多く作られているので二日に一遍ぐらい飛来する。

名古屋の中部国際空港を午後3時に飛び立って、釜山には予定通り到着した。
少し前までは済州への直行便があったが、搭乗客減少で現在は運航を中止している。
釜山で済州行きに乗り換えるはずだったが、済州の天候不良で欠航になっていた。
台風6号は予報ではコースを南に振りそうなので影響は少ないと安心していたのだが、前線を刺激して済州島では雨と風が強いそうだ。
振替便を探すが、翌日の便は全て満席だ。
今、韓国では高校の修学旅行シーズンで混んでいる様だ。
昨年のフェリーの事故で、ほとんどが飛行機になってしまっているらしい。
やっとソウルの金浦経由が取れた。
南に行くのに一度北に行き乗り換えて南に向かうことになる。


各社が欠航する中で、チェジュ航空だけは中国人団体を乗せて飛び立った。

釜山で泊まることになった。
宿は駅前の東横イン。


翌日の便の手配完了まで待たされ、空港待合室は我々グループだけが残された。


出来て数年のターミナルらしいが天井から雨漏りがしてきた。

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