片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

1/1 ハノイ3日目 ハロン湾

2016-01-05 20:48:50 | 2015ハノイ

ハロン湾へ向かうバスの中から、シベリアンハスキーらしい大型犬をバイクに乗せている。

  ハロン湾へは初めから行ってみたいと思っていた。
旧市街を歩いているときも小さな旅行社があると店頭のパンフレットを見たり問い合わせていた。
日帰りコースが大体どこも20ドルから30ドル程度だった。
中に、スタンダードが28でデラックスが32ドルという店があったので、決めようとしたら、妻が反対した。
信用できない、どんな内容かわからない、食事が心配だという。
今までパリでもイスタンブールでも飛び込みのツーリストインフォメーションや旅行社でツアーを買ったことがあるのに、ベトナムではということらしい。
ホテルのコンシェルジュに相談しろという。
いわれたように相談すると、ホテル内にカウンターを持つ旅行社に連れていかれた。
バスのグループで100ドル、専用のプライベート乗用車で150ドルという。
最安値から見たら5倍以上だ。
使われるバスもクルーズ船も食事も、この価格差ほど違いはないと説得するも聞かない。
100ドルを申し込んだ。
最終日にホテルをチェックアウトして荷物を預け、ツアーから戻って市内で夕食を取り、空港へ向かえば、深夜のフライトにちょうど良い。

  前日に出発時間が早くなったと連絡が来た。
我々のホテルがスタートだった。
バスは相当時代を経た韓国製の中型車。
他に日本人の子供連れ家族が乗り込んだ。
次にソフィテル、続いてヒルトンと客を拾ってゆく。
妻が、やはり高級ホテルばかりでピックアップしてゆくと勝ち誇った。
しかし、最後は旧市街に近いホアンキエム湖横のバックパッカー宿で一番多い人数を拾った。
とても100ドル出したとは思えない客だ。
総勢で18名ほど。

  客を拾い終わり、市街を抜けて郊外の道を走るが、どうも走り具合がおかしい。
スピードをあまり出さず、ほかの車にどんどん追い越されてゆく。
町はずれの橋のたもとで止まった。
見るとパンク修理屋だった。
パンクしているので修理だという。

  修理後もそれほど速度を上げない。
これで予定の11時に船着場に到着できるのかと途中で聞いてみる。
予定時間の30分前なのにまだ残り100キロ近くある。
グーグルのマップで見ても、到着予定まで1時間半以上になっている。
すると少しスピードアップし始めた。
それでも船に乗ったのは予定の1時間遅れ。
どうも、パンクや集客のトラブルで予定した船に乗れず、その後便になり、時間調整をしていたようだ。


最初の日の朝、ホテル近くには花を満載した自転車が多く走っていた。
ホテルのすぐ近くに大きな花の市場があり、そこをバスが通った。

  クルーズ船は少人数用で、年式も若干新しいようだった。
船内のシートもデッキのシートも少しデラックスであった。
昼食のバイキングも心配したほどではなかった。
確かにハノイでは食事は全般的に口に合った。


ハロン湾の奇観、海の桂林だ。


デッキから。

  海上にそびえたつ島々は確かに珍しい景色を見せてくれる。
しかし、妻ももらしたように、ニュージーランドのミルフォードサウンドの壮大さにはかなわない。
感動は別物だ。

 
島の一つに大きな鍾乳洞がある。その島の船着場。
同じような船ばかりで、団体客用の大型船は乗り換えてくる。


  出発した船着場に戻ったのは、渡された計画書の3時半ではなく5時だった。
運転手に聞くと、ホテルまでは4時間以上かかるという。
我々の帰国便には遅くとも9時半までにホテルに着いてもらうのが安心だ。
運転手には9時までに何とか到着するように強く言いつけた。
そのせいか、街路灯のない真っ暗な道をかなりのスピードで走ってくれた。
追い越しが怖かった。
おかげで何とか8時過ぎに町の戻り、ホテルには9時15分前に到着した。
礼を言うと運転手もガイドも嬉しそうだっだ。


  空港までのタクシーも30分程度で、ガイドブックに書いてあるより少ない時間で着いた。
料金もホテルの送迎車の3分の1程度の2千円ちょっとだった。
空港では食事をしたり、買い物をするする時間が十分とれた。


 
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12/31 ハノイ2日目

2016-01-04 21:40:37 | 2015ハノイ

うなぎの寝床風の敷地が多いので、間口の狭い建物が多い。

 熱帯とは言わないが、ベトナムは台湾より南なので、当然半袖・半ズボンで歩くことができると思ってきた。
しかし、到着当日は15度以下、2日目もそれに近い。
太陽が射さず、時々小雨も降る天気で肌寒さを覚える。
シャツの上にセーターを着て、場合によりウインドブレーカーを羽織る。
妻はコートの下に、薄いダウンジャケットまで纏っている。


前日昼食をとった、レストランダックキム、面と揚げ春巻き、焼き肉をニュクマム風味のたれに付けて食べるハノイ名物ブンチャーの店。
隣で食べ方を教えてくれた、日本留学経験のある女子大生がバイクに跨っている。

  31日は先ず民族学博物館を訪ねた。
ベトナムは、多数民族であるベト族以外に53の少数民族がいるといわれている。
民族の十字路といわれるだけあって、バラエティーに富んでいる。
博物館はそんな国を認識させるための教育施設だ。
東南アジア全般のイメージの中に、漢民族の強い影響がみられる。


何のためにこんなに屋根を尖らすのかわからない、ブン族の集会場。


40メートル以上あるロングハウス。エデ族が母系大家族で暮らす。


ジャライ族の御霊屋(墓?)。まえの木像は男女の交合や孕んだ女性など。再生をと豊穣を表している。

  次はドンスアン市場に行く。
旧市街の北部に広く位置している。
大きな市場を中心に商品べつに専門店が軒を並べる路地が続いている。
イスタンブールにもダッカにも同じ街があった。
中国産の安物商品の中に、made in Vietnamを強調している店もある。


正月は旧のテトが主に祝われるが、その準備の正月飾り、漢民族風だ。


野菜、果物は色彩豊か。

  旧市街の民家などを覗きながら、夕方ホテルに戻る。
夕食はホテルのイタリアレストランでと思って入ってゆくと、今夜は大みそかの特別メニューで一人150USドルだという。
びっくりしてホテルの外に出た。
路地のローカルレストランで、野菜たっぷりの鍋を食べた。
50分の1程度でおいしく済んだ。


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12/30 ハノイ1日目

2015-12-30 20:15:41 | 2015ハノイ

庭の臘梅が既に満開だ。

 25日から28日までに暮れの片付け事の庭や墓地の掃除を済ませ出発した。
成田空港までは妻の車。
空港ロビーは流石に年末の混みようだ。
夕方飛び立ち夜中12時過ぎにホテルにチェックインした。
空港ではホテルの迎えを頼んだ。
今回は妻同行の旅故、ホテルはインターコンチネンタルにした。
タイ湖(West Lake、西湖)の湖畔にあり美しい景色に囲まれている。


湖上に張り出したコテージ風の部屋だ。



 朝食を済ませ歩いて旧市街へ向かう。
歩き疲れた頃、自転車のシクロが寄ってきて声をかけられた。
旧市街の中にあるホアンキエム湖まで十万ドンだという。
その桁に驚くが6百円ほどだ。


ホーチミン廟、篤く慕われているようだ。

 昼食は有名なホー、ベトナム麺の店に入る。

味は良いが油がこたえた。

 

 ホーチミン廟の裏には彼の旧住居がある。
この町に多い湖の中にある。


歩道にコートが設えられて、多くの人がバドミントンに興じている。


バイクが多い。


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