片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

3/9.10 帰国

2016-03-14 20:45:50 | 2016アジ祭バンコク

戦争証跡博物館に展示されているアメリカ軍の戦車やヘリコプター、捕獲されたものか。


同じくアメリカ軍の小火器類。


当時世界中で行われたベトナム戦争反対のムーブメントの写真の中に掲示されているのは日本共産党の運動だけ。
それよりも大きな運動となったべ平連についての掲示は一切なかった。


夜の人民委員会前のグエンフエ通り。

  バンコク行きのエアーアジアは6時のフライト。
朝はゆっくり起き、チェックアアウトの12時まで部屋でのんびり過ごした。
チェックアウト後、荷物をフロントに預け最後の散策に出る。
ホーチミン市博物館を覗いてみた。
ベトナムの歴史や民俗の展示だが、ごく質素なものだった。


ホーチミン市博物館前の公園の巨樹、イチジクなどの仲間のようだ。

  空港までは到着時と同じ路線バスの152番で向かうつもりで、ベンタイン市場近くまで歩いて行く。
相当早めにバス停に着いたが、なかなかバスが来ない。
40分近く待って来た。
空港に着いたのは出発2時間前の4時を過ぎていた。


バンコク着陸前、方形に町造りがされている。

  羽田に着くのは朝6時、寝ようと思うがなかなか寝付けない。
映画を見ても面白くない。
飛行ルートマップが過ぎてゆく画面をぼんやりと眺めて過ごした。

  羽田に着いたら、娘のところへ土産を置いて、上野に廻り、黒田清輝展で『湖畔』の絵を見てゆこうと思っていた。
しかしネットで調べると、3月下旬からだった。
それでも上野まで行きボッティチェリ展を見た。
彼の時代のイタリア絵画の様子がテーマで、彼の師匠や弟子などの作品も掲示されている。
その後、アメ横に入り込み、ズボンを2本、スニーカーを1足買ってしまった。
最近作業ズボンが立て続けに擦り切れたり、作業靴がへたったりしたのでその補充だ。


東京都美術館の看板。


上野公園の桜、一部品種は満開になっている。


ソメイヨシノは蕾も全くふくらんでいない。




  


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3/8 ホーチミン2日目

2016-03-09 13:33:37 | 2016アジ祭バンコク

開高健が数ヶ月滞在した103号室。

  市内の観光地点の大まかは昨日回って様子が分かっているので、今日は戦争博物館などを回ることにした。
大通を、劇場、郵便局と名所を眺めながら歩いた。
途中、郵便局横のカフェでベトナムコーヒーで休憩する。
深くローストした豆で濃いめに出してある。
私の好みでは、アメリカンスタイルでがぶ飲みする方かもしれない。


日本の援助で地下鉄が建設中。


  一休みを終えて、戦争証跡博物館に向かった。
昼休みで閉館だった。
近くの旧大統領官邸も閉館。
仕方ないので文化公園の木陰でまた一休み。
頃合いを見て昼飯を探した。
路地に粥の店を見つけた。
牛の挽き肉が入った粥で、今回の旅で初めてうまいと思った。



  ヴェトナム戦争の写真がたくさん展示されている館内を見て回るのはかなり辛い。
何のために多くの人の命が犠牲になったのだろうか。
特に写真の中のアメリカ兵の顔には虚ろか恐怖、怒りの表情ばかりだ。
志願した初めは愛国心なり共産主義の拡大阻止などの前向きな気持ちがあっただろうが、この戦場では直ぐに何のために殺すのか分からなくなったろう。


旧大統領官邸。

この解放戦線の戦車突入の写真が記憶に残っている。

  現在は統一会堂となっている。
大きな建物だが安普請に見える。



市内随一高層のサイゴンスカイテラス。
  
  高い所から眺めてみようと登った。
49階からはサイゴン川が大きく蛇行を繰り返して流れて行く様がよく見えた。


対岸が開発されようとしている。上海の浦東の様になるのだろう。


アオザイ姿の女学生。

  今回の旅で驚いたのは、タイもヴェトナムも若い女性が洗練されて綺麗になっていること。
特にタイの娘は顔や身体がゴツいイメージがあった。
しかし今はすらりとしたスレンダーな人が多い。
顔も日本人や韓国人と見紛うようだ。
誰かにいったら、化粧が共通化したせいだろうといわれたが。
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3/7 バンコク→ホーチミン

2016-03-09 11:43:23 | 2016アジ祭バンコク

ホーチミン近郊、青々した田園のあちこちが工場用地にされている。

  宿を4時頃発つ。

タクシーは直ぐに来た。
メーターで190バーツ、600円だったので、チップを加えて220渡したら丁寧に礼を言われた。
ドアボーイは400位、ぼられて500だと言っていた。
チャータータクシーを頼んだメンバーは千だった。

  エアーアジアは満席だ。
隣に日本人女性の二人ずれが座った。
大阪外語大学の一年生だ。
養護施設で短期のボランティアをする。
個人で国外に出るのは初めてで緊張しているという。
英語科のくせに英語が充分でないので、イミグレイションで何か言われるのを心配している。
案の定、私の前にカウンターに行かせたら何か言われて私の方を見る。
落ち着いて聞けばよいのに舞い上がっているのか簡単な会話ができない。
エレクトリックなんとかと言っているとパニクっている。
Eチケットで帰国便を確認したいと言っているだけだ。
私が伝えると、預けたスーツケースに入っているという。
それで別の書類の提出を求められた。
二人で別のカウンターへ向かった。
会話でなく文書なら問題ないだろうとそのまま行かせた。
こうやって苦労しながら旅で成長できる。

  空港からは路線バスで中心部のベンタイン市場まで向かう。
ホテルマジェスティックまでは数百メートルだ。


サイゴン川沿いに建つ。

  窓からの視界は利かないが、部屋はクラシカルな落ち着いた雰囲気だ。
昼食を取りにでる。
まだドンの感覚が掴めない。
フォーとビールで150,000ドン、桁に驚くが900円程だ。


ホーチミン市人民委員会の建物。


反対側、この道の先がホテル。


街路樹が多い。


フランス時代の建物は余り見ない。

  夕食はベンタイン市場近くの屋台で海鮮焼そば。
日本のベトナム料理店の方が数段美味しい。





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3/6 バンコク4日目(市内観光)

2016-03-08 22:58:00 | 2016アジ祭バンコク

裏路地。

  昨夜遅かったので朝遅くまで寝ていた。
9時頃朝食に行くともう多くの人達は発った後だった。
今日は市内観光の予定にしていた。
昨日メンバーのMさんに聞いた博物館になっているジム・トンプソンの家を訪ねる。
MRTを降りて、大体の方向を定め歩き始める。
なるたけ大通りを行かずに路地を縫って歩く。


ぶつかったばかりの事故。


窓辺が花で飾られたビル。


  ジム・トンプソンの家及び店には30数年前にも訪問したことがあるが、ほとんど記憶にない。
彼は太平洋戦争でアジアに来て、戦後タイの文化が気に入り、タイシルクを商売にした。
タイシルクを世界的に知らしめた。
しかし、60年代にカンボジアで消えた。
その後、友人や皇族が彼の功績を讃え、博物館と店を維持している。
ガイドツアーを待っているとアジア人のおばさんが話し掛けてきた。
バンコクの観光地で何処がお薦めかという。
まだモーチットの市場しか行っていないと答えると、彼女もそうだという。
韓国人だった。
小学校の教師を55歳で退職し旅行している。
旦那さんは今年の夏まで仕事しているので独りで旅している。
我が家はその逆だというと喜んだ。
私は十歳年上だというと、とてもそんな年には見えないとお世辞をいってくれた。


田舎から移築した伝統的な家屋。


彼の収集した仏像や文化財が展示されている。


蚕から糸をつぐむ実演。

彼の家は運河に面している。
各地からの商品を船で運んだ。
その運河添いに南を目指した。
庶民の生活の場所のようだ。


運河の水は少し臭うが、生活する家屋は清潔だ。


かつては趣のある家だったろうが廃屋になっているようだ。


路地には多く鉢が置かれている。

  次に目指したのはゴールデンマウンテンという仏教施設だ。
平の中にある小高い丘を中心にお寺が集まっている。


数十メートルの丘に登る階段。

丘の上は眺めがよく、涼しい風が吹いていた。


寺院に囲まれている。


寺の門前の複合巨木。

  もう少し南下すると暁の寺院などのバンコク観光のメッカがあるが戻ることにした。


ツクツク。

  MRTの駅までツクツクに乗った。
乗る前の値段交渉で50バーツといったのに降りるときには5百だという。
バカをいうなと怒鳴り付けて立ち去った。
未練がましく見つめていた。

  サイアム辺りは東急などもあって近代的なショッピング街だ。


斬新なデザインのビルが建設中。

  ホテルに戻ってシャワーを浴びて一眠りした。
翌日は早い。
4時に起きなくてはならない。


  










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3/5 バンコク3日目(合唱祭当日)

2016-03-07 19:50:24 | 2016アジ祭バンコク

コンサート会場のシーナカリンウイロート大学。


  朝8時にホテルの北方にあるコンサート会場の大学まで歩いて向かう。
十分程で着いた。
高層のビル群がキャンパスだ。


ホール、五百人程度の客席か。

  各グループ毎のリハーサルが続き、昼前に合同演奏の全体練習を行った。
昨夜よりハーモニーが整ってきて、男声合唱の醍醐味を味わうことが出来た。


今回のアジ祭を実行してくれるバンコクの混声合唱と男声合唱の歓迎曲演奏。

  各団共年々上手になっているようだ。
我シャングリは直前の練習では余り声も出ていなくて、指揮者が心配したが本番ではなんとか様になった。
中国語歌詞の曲ばかりだったので何処まで理解してくれたかは分からないが、雰囲気は楽しんで貰えたと思う。


本番前の記念写真。

  最後の合同曲が終わったのは6時、2時から最後まで聴いてくれたお客さん達も疲れたことと思う。

  ホテルに戻って打ち上げ。
各団が趣向を凝らした余興が行われた。
私は疲れと酔いで途中居眠りしてしまい、上海が次回の開催地として挨拶した時も寝ていた。中国でこれだけの規模で日本人が集まる行事は思わぬ支障が出る心配がある。
A会員の負担は大きいだろう。

  お開きの後は有志で外に繰り出した。
先ずは近くのカーボーイストリートでゴーゴーバーを覗いた。
あられもない姿の女性たちが真ん中で踊るのを、周りで客たちが五百円程で買った入場券代わりのビール瓶を手に眺めているだけのものだった。
私がスマホで写真を取ったら、怖いおばさんが飛んできて消去された。

  その後はカラオケに繰り込んだ。
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