町で見かけた街路樹の花
今日は朝から良く晴れた。
時々薄雲は掛かるが、強い陽射しが降り注いだ。
昼前に町に出た。
フィリピン料理を食べるのが目的だ。
例のブログの中に出てきたいくつかの店を目当てに歩いたが、なかなか見つからない。
その内、ブログに出てくる日本料理屋があったので入った。
寿司、刺身が主流のようだが、彼が良く食べるというカツ丼を頼んだ。
それに、魚の塩焼きも。
サンミゲルのビールを飲みながら待っていると、マニラ新聞という邦字紙が眼に入ったので取ってみた。
形はタブロイド版の幅で長さが通常紙と同じという変な形だ。
マニラ新聞。
中国の大都市では日本の新聞がそのまま配達されているので、このような現地邦字紙はなく、週刊、月刊のフリーペーパーが多く発行されている。
毎日配達されているようで、今日の日付もあった。
二三日前の一面に、最近モンテンルパの刑務所から恩赦で出獄した、日本人元死刑囚の記事が出ていた。
彼が14年前空港で逮捕された時、日本の大使館、領事館が何もしてくれなかったそうだ。
言葉が分からないから通訳を派遣してくれだとか、家族に連絡して欲しいとかの要求に対してもなんら支援をしなかったらしい。
確かに、外務省のエリート日本人職員にしてみれば、フィリピンあたりでフラフラしている日本人はみな不良と決めて掛かっているのだろう。
日本の在外公館の職員が一般の日本国民を援護の対象と考えていないという話は良く聞く。
上海領事館でも何かのとき、日本人青年が頭をぺこぺこ下げさせられ、その前で職員が尊大に、迷惑そうな顔で話を聞いているのを見たこともある。
また、私たちの合唱グループに領事と同じ大学の法学部出身者がいると言うことで、何かの話がスムーズに通じたとも聞いた。
政府にとって優良な国民とそうでない国民があるのだろう。
話がそれた。
カツ丼は肉が少し硬いがまあまあの味だ。
魚はカサゴのような魚で、白身がぷりぷりしていて、久し振りに旨いものを食べたと実感できた。
客は最初から最後まで私一人だけだった。
帰りのジプニーの中
その後は部屋に帰って、少し寝た。
4時ごろからまたプールへ行った。
しかし今日は遊泳客が多く、少し泳ぎにくかった所為もあり、長くは泳がなかった。
昼のビールがまだ少し残っている感じだった。
最後に夕食は、また最高齢者だけのテーブルで、食後も暫く話した。
私の右から、47歳銀行マンで一年の研修期間中のデイビット、友人と建築設計事務所をやっているジョン、彼は高校生の娘と半年の予定。