片雲の風に誘われて

自転車で行ったところ、ことなどを思いつくままに写真と文で綴る。

9/29 

2023-10-01 11:22:45 | 2015 香港アジ祭

  夏前から咲いている萩だがここへ来て花の数を増してきた。庭のあちらこちらに植え続けてきたが砂地はどうも生育環境としては良くないようだ。夏の乾燥も。しかし、ところによっては活きよく繁茂している。

 これも新刊コーナーで見つけた。これまでも日本の旧植民地の朝鮮や台湾、南洋諸島に残る日本時代の建物の写真集はよく見てきた。官公署として建てられた立派な建物はその後も使い続けられていて、手入れもされているが民間の個人住宅商店などは荒れるに任せて放置されているものが多かった。50年近く前、初めて台湾を訪れた時も、台北駅の北側には古い日本家屋が朽ちて残っていた。土地としての利用が決まっていなかったので放置されている感じだった。しかし最近は立派に整備されて近代的な街に変貌している。住宅街の日本家屋でもリフォームされてカフェなどになっている。

 車のリコール通知が来ていたが放置していた。先日走行中にブレーキ関係の異常を示す警告が表示された。同じブレーキ関連だったので予約して入庫整備に行った。車はこの正規デイラーで購入したものでないので代車は貸してくれない。そこで車にブロンプトンの折り畳み自転車を積んで行った。整備にかかる3時間ほどを何処かで潰すためだ。近くのショッピングモールに入った。映画館があればそれで時間潰しと思ったが映画館は併設していなかった。そこで書店に入った。同じような高齢男性が一杯いる。横に机と椅子が用意されているのでそこで読書したり居眠ったりしている。まだ午前の早い時間だったので買い物客というより家に居られない年寄りたちが出勤してきている様だった。

 本屋で一時間、昼食で半時間、隅のお休みコーナーの椅子が空いていたのでそこで読書。何時の間にか眠ってしまっていた。他に誰もいなかった十個位の椅子がすべて埋まっていた。ご同輩たちだ。

 

 

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9/2 乗代雄介 『皆のあらばしり』読了

2023-09-02 22:53:16 | 2015 香港アジ祭

 これも芥川賞候補作と釣り書きにある。返却期限を過ぎた本に予約が入っているようで図書館から返却を促す電話があった。『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみの最新作らしい。新刊コーナーで目に留まったので借りてきたが、読み辛く途中で音を上げた。一緒に借りた本を返す時忘れたので延長手続きをしていた。返しに行ってまた標記を借りてきた。

 また高校生が主人公だ。歴史好きの高校生におかしな大人が絡んでくる話である。しかしその胡散臭い男はえらく博識で高校生を驚かす。映画監督の小津安二郎の縁戚関係にある小津久足という江戸末期の歌人の紀行文が軸になる。小津の著作禄に並べられていない『皆のあらばしり』と題された本が栃木の田舎の旧家にあるらしい。この解明と入手までが展開される。読んでいて楽しい。開陳される事実や高校生に教訓を垂れる男の話につい引き込まれる。読後はどうってことのない感想になるが。

 

 今日は子供たちの遊んだプールの片付けに手を付けた。炎天下大変な思いをしてばらした。このところ朝晩エリーの散歩に各一時間弱費やす習慣になっているが、今日はたまたま午後在宅している娘に夕方の散歩を任せた。エリーの来る前もジムに行ったり散歩したりと充分運動していたつもりだったが、エリーの散歩は独りでマイペースで歩くのと違い、足元に纏わり付く彼女を踏まないように避けたり、腰をひねったりと、普段のウォーキングとは違う筋肉を使うようだ。それで微かに腰や膝に痛みが蓄積している。まだ一週間程度なので今後慣れていくと期待はしているが、3年近くの犬の散歩のブランクはそれなりにあるのだなと実感する。今後10年以上、80歳を越して90歳近くまでエリーとの散歩を続けるつもりだが少し不安になる。

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3/16 香港 5 香港を離れる

2015-03-16 11:44:27 | 2015 香港アジ祭




キンモクセイが今咲いている。

 朝シャワーの後、部屋で残りの果物で軽く朝食とした。
その後ネットをチェックして、9時過ぎに外にでる。
昨夜食事した時見かけた、YEE WO Stの粥屋に入った。
22ドル、充分朝飯になる。
それに香港の粥はバラエティーに富み、味もいい。

 その後宿に戻り、チェックアウト時間と空港行きのバス停を教えてもらった。
その確認でまた外にでる。
バスは宿近くのヴィクトリア公園横で乗れる。
昨日日曜日、家政婦で働く東南アジアの女性たちで賑わったところだ。
公園に入って見ると、年寄りの車椅子を押したり、犬のリードを持って散歩する彼女たちの姿が多い。
時間が遅い為かそれほどの人はいない。


海霧がスカイクレーパーに掛かっていた。

 夜8時過ぎに羽田に着く予定だ。

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3/15 香港4 広州旅遊

2015-03-15 23:18:01 | 2015 香港アジ祭

日曜日の公園には出稼ぎにきている東南アジアからの女性たちが集まってくる。
朝食にでた8時前だ。


九竜駅前、PM2.5か靄かビルの頭が霞んでいる。

 九竜側にあるHung homまで地下鉄を二回乗り換えて行く。
広州行きの直通列車が出る九竜駅に通じている。
ほんの少しの差で9時24分に乗り損ねて、10時52分に乗った。
乗った車両はほぼ満席だったが隣の車両は無人だった。
端から詰めて席を決めているようだ。
全体のバランスなどは考えていないのだろうか。
2時間で広州東駅に着いた。
このラインは30数年前に江西省南昌からの帰りが広州、香港経由だったときに使って以来だ。
その出張、行きは上海経由だったが、出張先へ日本から送った貨物の到着が大幅に遅れたため、帰りの便が香港経由しか取れなかった。
南昌からおんぼろのソ連製旅客機で広州に飛んだ。
広州で一晩泊まり、翌日列車で香港に出た。
香港空港でチケットを買うときに、日本までと要求した。
日本のどこかと笑われた事を覚えている。
初めての海外出張で、それ程早く日本へ帰りたくなっていたのだ。
出張先では風呂代わりに川で身体を洗ったりしたから夏だったが、列車内の冷房がガンガンに効いていて、寒さに震えていた事も思い出した。


境界の川、昔も写真を撮った気がする。

 深センと鑼湖の間に小さな川が流れていて、それが中国・香港の境界だ。
当時は全くの田舎で、街の気配などなかったように思う。
そこで長いこと停車し、それぞれの通関の職員が順番に乗ってきて、パスポートを検査した。
今の様子を誰が予想しただろうか。

 広州は記憶の通り、緑の多い街だった。
今日は気温も25度近くあり、雨雲が垂れ込めて蒸し暑かった。
確かに南方へ来た感がある。
それでもダウンを着ている者もいる。


広州東駅も木々に囲まれている。

 駅の近くで人民元を引き出し、目に入った蘭州ラーメン屋で昼飯とした。
どこの町で食べても同じ味だ。
値段は11元と矢張り倍になっている。


最初の人民公園。アチコチでトランプに興じている。

 街の中心と思われる人民政府の近くまで地下鉄で行き、近くの公園に入った。
旧城内だろうと思われるが、小高い丘が越秀公園になっている。
日曜日なので多くの人で混んでいた。
なにしろ緑が濃く厚い。


南国らしく生命力に満ちている。



歩行者通りになっている北京路の明代以前の舗装路遺跡を見た。
1メートル程の深さから出土している。
上がガラスカバーで覆われている。
昔から中心街だったようだ。


歩行者通りの真ん中にある。

 タクシーで駅に戻った。
ほぼ4時間の旅遊だ。
18:20発に乗った。
最後の1日有意義だった。
次は自転車で訪れることができるだろうか。
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3/14 香港3 アジ祭

2015-03-15 08:29:41 | 2015 香港アジ祭

第10回アジ祭会場青年広場

 朝食は宿の近くの粥の店。
小さなツミレや焼き豚などが入っていて、旨い。
しかし、少し塩気が多い。
38ドル。

 朝食後はMRTの港島ライン、東の終点柴湾まで行く。
20分程、シニアで4ドル。
新興住宅地で高層のアパート群で埋まっている。
会場の青年広場までは、建物群を繋ぐ空中回廊を渡って行く。
神戸六甲山中の弟の家の近くに似ている。


地上部は起伏が激しいため空中に通路を作っているのだろう。

 会場の青年広場のビルは8階建てのようで、ホテルやショップもある。
地階に千人程度収容できそうな劇場があり、そこがアジ祭の会場だ。

 アジア7都市から集まった8団体で、14時半から18時まで演奏が続いた。
各団体の演奏は年々上手になってゆくようだ。
単なる合唱だけでなく、コントを取り入れたり、ミュージカル仕立てにしたりと手も込んできた。


バンコクは大人数だ。

 香港の男性合唱団は数年前には5人ほどまで減っていたようだが、今では倍以上になっている。
今回会場を引き受けることができたのは、他の女声合唱団や混声の応援を全面的に受けたからだと言っている。
確かに20名以上の女性のパワーは随所に顕れていた。
香港が合同で演奏した『レ・ミゼラブル』は圧巻だった。


香港の『レ・ミゼラブル』。

 打上は銅鑼湾に戻って、リーガル香港の宴会場で行われた。
19時から22時半まで、皆さん楽しそうに過ごした。
各団体による余興は本番より力が入ったものも見られた。


香港女声合唱のパフォーマンス。

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