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トラクターで掘り起こすために旋回部分を手掘りする。
納入先から注文があったということで少し早いが芋ほりの通知が来た。
遺跡発掘は休んで芋ほりに出向く。
天気予報では昼から雨になるので午前中に必要量だけ掘り取る。
本格的な掘り取りは11月中旬以降を予定しているので、育ちを心配しながら掘った。
機械で掘れない旋回部分だけを手掘りすれば注文量は上がるだろうと始めた。
始め、昨年もクイックスイートを作付けした畑では発育不良と巨大化して商品にならない芋が多かった。
続いて、昨年焼酎用のシモンを作りまともな収穫が出来なかった畑では理想的な大きさの芋が沢山付いた。
写真手前に写っている山は三株ほどの収穫だ。
他の畑の5倍ほどの重量に育っていた。
昨年の肥料が吸収されずに残っていたのだろうか。
それとも異なる品種の作付けで連作障害が出なかったのだろうか。
今では夢工房も農業には素人ばかりになっているので正しい判断はできない。
昨年までは農業普及員の経験者が二人いたので何とか解説を得ることはできたのだが。
先週風邪で寝込んでいるときに奇妙な夢を見た。
高校時代ひそかな思いを抱いていた人に50年ぶりに再会して会話している夢だ。
学校で彼女とまともな会話をしたことはなかったが、卒業後静岡駅近くで偶然出会い、そのまま喫茶店でしばらく話をしたことがあった。
その時の話題で覚えているのは、彼女が女子大を選んだのが失敗だったと言ったことだけで、その他の会話は一切記憶にない。
夢の中で二人で喫茶店に行ったことがあると話している。
夢の中の自分が、その時が女性と喫茶店で二人きりで話した最初の経験だった、と言った。
夢見ている自分が夢と知りながら、ちょっと待てよ、本当にそうだったか?と叫んだ。
そのまま夢から覚めて、過去を振り返ってみた。
その時は浪人中だった。
そのころ喫茶店で話した女性は、図書館に勉強に来る女子高生と本屋で偶然出会い、その二階の喫茶ルームで少し話した経験があった。
その時は読書傾向などを話題にしたと見えて、私が出したモーパッサンの名前に、そんなのは自分の学校では禁書よと言ったことだけを覚えている。
その時名前や住まいなどもお互い伝え合ったと思うがその後の記憶は残っていない。
確かにこの女子高生との経験は彼女の後だと思われる。
この50年間一度も認識したこともない事実を夢の中の自分はなぜ断定的に話しているのだろうか。
それにこの同級生を思い出すような体験もここ数十年ないにもかかわらず。
ドイツに旅しているとき、突然夢に現れた幼馴染のように彼女に何かあったのだろうか。