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藤田ゆりさん、 坂元朋則さん入選作文 (新疆ツアー第2陣作文コンテスト)

藤田ゆりさん、 坂元朋則さん入選作文 
(新疆ツアー第2陣作文コンテスト)

藤田ゆりさん(右から二人目)、 坂元朋則さん(左端)

新疆訪問感想文

第二陣新疆ツアー参加者 藤田ゆり


こんにちは藤田ゆりと申します、大変遅くなりました。
私、藤田ゆりが見て感じた新疆を書きました。
新疆には今回で3回目の旅行、日本の4倍の面積が有る新疆、たった3回ではうまく表現が出来ません。
旅行3日目、ウルムチからバスでトルファンへ行く途中に塩湖が有りました。
その塩湖はバス車内から白く輝いて見えました、塩工場もあるそうです。
どんな場所なんだろうかと、塩湖や塩工場を見学してみたいなと一人思っていました。
タムリ盆地は、地殻変動で海水が閉じ込められてそれが蒸発して塩湖ができたようです。
トルファンには火事を思わせる火焔山が在り、孫悟空の物語にも出てきますし温泉卵ならぬ火焔山砂卵が売っていました、歴史遺産も多く、中洲に在る公河古城はレンガを使わず土だけで作られた都市と知り感動、またその先頭には公河古城の王族?のお墓もあるそうですがそこには行けませんでした、またその王族は馬が好きだったのか?馬も一緒に 発掘されているそうです。
見てみたかったな!
旅行4日目午後から、トルファンからクチャまで列車の旅。
列車は一等の対面上下の4人席、漢族の男性一人とウィグル人親子二人と私たち二人の五人、時々トンチンカンな中国語会話を楽しみました。
列車は、天山山脈のすそ野を走り、延々と続くヤルダン地形とゴビ灘のようなタクラマカン砂漠の端くれを飽きもせず眺めていました、ウルムチからカシュガルまでの天山山脈を飛行機から見た地形の地上版。
ヤルダン地形の中に赤黄灰色など丹霞地形を見ているようでぜんぜんあきなかった。
クチャは歴史や地形美が多く大好きな街ですがパス。
旅行5,6日目、バスでクチャからアクス→カシュガルへ、途中綿花栽培農家と綿花工場見学。
バスからも列車と同様に車窓を楽しみました。
カシュガルも大好きな場所です、3回来ました。
カシュガルの古城も以前来た時よりも少し整備されていました。
街角には、レンタル自転車に代わって可愛いレンタル電気バイクが並んでいました。
車窓から、ヘルメットを身に着けたバイクもたくさん走っていました、貴金属店やブティックも数件見かけました、車も4輪駆動車が増えた気がします。
お店も客のニーズに応えてか?お店の品物の種類も変わった気がします。カシュガル方面に来る旅行者もかなり増え、カシュガル空港も大きくなっていました。
観光客が増えることは良いことですが、やはり下水処理が大切だなと感じました。
今回の旅行、列車移動時に同室の方と少し話ができただけでほとんど会話がなかったのでご期待に添えられませんでした。
以前にカシュガルに来た時に人懐こく明るい人たちと好印象を受けました。
またカシュガルの路線バス内で老人がバス代を支払うときに5元しかなく、お釣り4元が戻らないのに困っている時に客の老女が1元を老人に代わって支払ました、老人は老女に5元を渡そうとしましたが日本でも良く言う“お互い様です”といった感じで受け取りませんでした。
老人は、老女に何度もお礼を言っていました。
言葉は通じなくても人の温かさを感じ、私なりに嬉しかった。
機会がありましたら、カシュガル方面のタシュクルガンに行きたいと思っています。


新疆訪問感想文

第二陣新疆ツアー参加者 坂元朋則


私の中国の文芸作品に接したのは中学生の国語教科書に載せられた漢詩がはじめでした。
読む本が少なかったせいか2才年上の姉の高校の国語の教科書も読みました。
そこに魯迅の阿Q正伝の一部がありました。
それを読んでアジア人的共通性と生活している自分の世界と異なった世界を同時に感じました。
それから約70年中国人の作品を読んできました。
毛主席の井崗山闘争の記録、矛盾論、中国革命の戦略と戦術、魯迅の野草題辞、短編小説は愛読書でした。
今回60年ぶりに中国を訪れて、新疆の広い空間とこの時空の中で中国の過去と未来、私個人の過去と未来を旅していると思いました。


この写真は訪問したカシュガル第11小学校で校庭で撮ったものです。
世界の作品があり懐かしく思いました。
私の次女と孫も旅行から帰って、魯迅の「故郷」が話題になりました。
話には中国に対する共通の感覚がありました。
このようにして文学作品が日中両国の理解と世界の人々の理解が拡がることを願います。



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