トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

虎に食われた男 藤本義一

2013-03-31 08:14:58 | 本 2013年
阪神タイガースに魂を奪われた男たちの人生

ノンフィクション

阪神タイガース私設応援団の生みの親で
「ひげの団長」として親しまれていた松林豊さんを中心にした話

戦中戦後から
昭和60年の日本一までが書かれている

著者の藤本義一さんももちろん阪神ファンで
ファンになった理由が面白い

阪神に必要なのはおおらかさ

阪神タイガースは奇妙な球団
強いから憧れるという単純なものではない
いつの間にか肌にしみ込んでしまって
阪神以外には球団としての魅力を
感じなくなる麻薬の味をもっているらしい

かつて松林氏は球場に来ているファンに
なぜファンになったかアンケートを取ったことがある
その結果は
「タイガースは面白い試合をしてくれる」
が圧倒的だった
同感!!同感である
(特に巨人戦での面白い試合は最高!!
昨年はそれがなかった・・・)

阪神が巨人に1勝9敗だった時
応援団の会合の集まりが悪かった
理由を聞くと
こっちの体もだるい
朝起きるのもイヤ
全身が脚気みたいになるって
わかるわぁ~~

昭和34年6月25日の
阪神巨人戦
天覧試合
長嶋のサヨナラホームランで終わったが
これが実はファウルだったのか?

投手力が足並みをそろえた時の阪神は
優勝する率二割
二位以下八割
投手力を誇って蓋を開けた年は
土壇場に崩れるという運命を持っている?
昭和42年以降の伝統?

なら今年は大丈夫なのか?

松林豊
神戸市役所に勤務しながらタイガースの応援にのめり込み
退職して運送業を開業
しかしタイガースに付いて全国を回ったため
仕事にならず廃業
77年いくつかの応援グループを統合して
私設応援団を結成

熱狂的な阪神ファンを称する「トラキチ」という言葉が「新語・流行語大賞」
流行語部門の銀賞に選ばれ
ファンを代表して賞を受けた





コメント
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