白洲 正子文学逍遥記

故・白洲正子様の執筆された作品を読み、その読後感と併せて能楽と能面、仏像と仏像彫刻、日本人形、日本伝統美術についてご紹介

白洲正子文学逍遥記-0005

2013-08-10 | 日本の伝統芸術

 

白洲正子文学逍遥記

 & 能面・仏像・日本人形・・etc

 

 

臨時公開

 

以前別のブログで掲載しておりました「能面と能楽」を8/20迄、数回程、再公開します。ご覧になっていない方はどうぞ参考にしてください。

 

能面と能楽 

 

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  能楽の歴史と能面-005

                  童子  

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ようやく西南諸島も春らしくなって来ました。年から年中咲いている真っ赤なハイビスカスの花も、心なしか真新しさが出て来たような感じです。季節の変わり目が北海道や本州などのようにハッキリしておりませんので、花の栽培、野菜などの栽培も戸惑うことがあります。海水温も生暖かく、とても厳寒の二月の雰囲気は味わえません。それでも4月になれば雨の多い季節に入り始め、だんだん梅雨の前触れを感じるようになります。

先回は「丹波笹山・能楽資料館」をご案内しました。なかなか交通の便利なところではありませんので、近在の方でも簡単に出向かれるのは少しばかり難しいかもしれません。車を使われるのが一番でしょう。
今回は滋賀県彦根市にあります「彦根城博物館」をご案内しましょう。


                 彦根博物館

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JR・東海道線彦根駅で下車しますと、いろいろな交通機関がありますが、割と近くなのと目標がお城ですのでハッキリしていますので、堀沿いに場内を歩きながら、城内に設置されている博物館の向かった方が宜しいかも。
春4月の桜の季節は非常に美しく、国立滋賀大学が傍に有った他関係で、筆者も大学の授業の時間の間合いに、時々博物館に立ち寄っておりました。辺りは民家がありませんので最高の散策の場所でもありました。

博物館には敷設の能舞台が有りますので、時々演能が催されておりました。チケットも販売されており、予約システムを使われるとよろしいかも。抹茶のサービスコーナーもあり、なかなか宜しい雰囲気です。



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歴史に詳しい方はご存知の通り、この城は徳川家の譜代大名・井伊家の城でもあり、桜田門外の変で有名な「井伊直弼」の城でもありました井伊直弼は無類の能楽の趣味人で、いやいや専門家ですね。能の曲まで造るのですから・・・
そのような訳で夥しい能面、能装束、その他が現在は博物館に所蔵されております。先般の笹山の能楽資料館とはスケールが違います。


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ただ、難を申しますと、館内の照明が少し文化財の保存の関係からか落としてありますので、能面の色彩がハッキリ見えないというきらいが有ります。ですから、能面を打たれる方には不満かもしれませんね。しかし、名品がかなりい多いので、我侭は言えませんでしょう(^-^)


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能面の所蔵数は数百点を超えますから、全てを一度に観ることはかないません。月に何回かに分けて展示替えをしますので、度々行かれるのがよろしいかも。交通の便が良いので、近在の方は便利でしょう。兎に角可也の名品が所蔵されておりますので、十分堪能出来ましょうし、同時に能衣装なども観覧出来ます。日本でも有数の能楽資料館と言っても宜しいでしょう。

さらに彦根博物館から北近江の方に向かっていくと、能楽資料館がありますので、次回はそこをご紹介しましょう。
ここでは能面のほかに素晴らしい新作の能衣装が観覧出来ます。女性ならその鮮やかさに眼が点になりそうな感じです。



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