狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

エ~ット誰だったかな?

2008-05-28 00:57:22 | ひとりごと


「この人の奥さんは・・確か外人で太ってたよな」
「そう、料理も上手な・・誰だったかな」
「・・・」
「カツ・・なんとかいう人じゃない」
「そうそう、勝野洋」
「勝野?洋・・・」
「そうだよ勝野洋、よう・・と書いて洋」
「そうだね、勝野洋」


有るビデオを二人で見ているときの会話です。
近頃、突然名前が出てこない時が有るんです。今のところ
カミサンより酷くはないのですがね・・・と、自認。


年相応に、物忘れが多くなりましたよ。

「かねへんにたかい」と書いて、何と読むだったかな?
「しま」じゃない
「いや、しまではなかった」
「しのぎ?鎬を削る・・・のしのぎだ」


・・・なんて、会話も多くなりました。


某ゴルフ場のキャディをしていた人から時候の挨拶の葉書が
届きました。現在、お父さんの看病をして暮らしているそうですが
「看病と踊りと読書に明け暮れて、いい年の取り方をしています」と
書かれていました。「ゴルフに熱中していたのが嘘のよう」だとも


「いい年の取り方」は、それぞれがそれぞれに合った取り方をすれば
良いことなので、反論する事は有りませんが、彼女のような生き方が
出来るのは「金銭的に余裕があるから」で、恵まれている方です。


・・が彼女は「自分が恵まれている」事には気が付いていないのです。
友人の僕だからそう言ったのかも知れませんが、多分コレまでの
彼女の生き方を知っている僕には「気付いていない」としか思えません


気付いていようと気付いてなかろうと、それは個人の生き方なので
いいのですが、世の中には、働きながら親の看病をする人が多数
います。老いた妻が老いた夫をとか、また逆な場合も有りますね

年老いた父親や母親を看取るのは子の勤め。よしんば金銭的に恵ま
れていても、親の面倒を見ない子供もいますから、それを考えれば
恵まれた環境と雖も親の面倒をみている彼女は「親孝行」と言える
でしょうね。


明日は我が身、若くても何時かは年を取ります。
そのことを忘れている若い人が多くなりましたね。
親の面倒は見なくても、貰うものだけは頂く・・・という子が
多くなりました。


遺産は無くとも、子は平等に親の面倒を見る・・・そうあって
欲しいと思いますが、無理な話でしょうか?。