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そんな事がたまにある。
人間、一番良いとき程気を付けよ、そういう言葉が思い起こされたりする。
心配事も、気にかかる事もなく、平凡に暮らしている時が一番幸せな
時だと思う。しかしそういう人は希で少ない。大体において、家族のこと
恋人のこと、子供のこと、親のこと、上司のこと、同僚のこと、また自身の
健康のことなど、何らかの気がかりを持ちながら人は生きている。
そういう「問題な部分」を一つ一つ乗り越えたとき人は強くなり、優しくなれる
若いときは兎に角アクションを起こして事に当たろうとするが、うまくいかない
ものだ。僕は35歳で会社を辞め、36歳で独立した。
自分の性格からして宮仕えには向いていないと思ったからで、その結果
自由に仕事は出来たが、自分が持っている(自分が思うだけかも知れないが)
【人を育てる】と言うことからは、縁遠くなってしまった。
人は何かを得るために、人は何かを失う。さりとて、後悔はない。
いま自分の胸に、ワサワサと波立つ不安は一体何だろう。
突き詰めて考えたら、きっと何かに行き当たるはずである。
消去法・・以前、よく使った方法だが、時間がかかる。
気長に見いだすしかない。
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