もしかしたら「取り消し」になるかも知れない。「ＦＩＦＡは１１日からジダンの行為について調査に入っている」という。
その結果、スポーツ倫理に反する行為と見なされたら、ジタンのMVP剥奪も
あり得るかも知れない。
僕個人としては、頭突き事件で退場処分になった選手がMVPに選ばれた
こと自身が「おかしい」そう思っていました。大人は、頭突きの理由さえ
理解出来るものならばMVPでも構わないと思えられますが、世界中のサッカー
少年に理解出来るとは思われない、そういう理由から「ジタンではおかしい」と
思った次第です。
あくまで僕個人の考えです。他の人がどう思うかは、分別の外です。
あの頭突き事件は、ボールの奪い合いで起きた事ではないので、如何なる
理由が有ろうともジタンは我慢すべきだったと、思います。
確かに普通の暴力より「言葉による暴力」の方が恐ろしい事も有ります
引退を決めた最終戦、それもW杯決勝戦です、我慢するのが大人の分別と
いうものでしょう。
山本周五郎の本の中に「三日三月三年」題は確かでは有りませんが
どんな腹立たしい事が有っても三日我慢して、それでも腹立たしい時は
三月がまんをして、それでも怒りが収まらない時は三年我慢をしてみる
それでも我慢が出来なかったら、その旨を相手にぶつける...
そんな内容だったと思いますが、人間其処まで我慢をすることはないけれど
せめて試合が終わるまで（確か延長後半の６分か７分に起きた事件だから）
後、約９分我慢していたら、それこそジタンはMVPに一番相応しい男だったでしょう。
頭突き事件が有ったにも拘わらずジタンをMVPに選んだ責任はFIFAにも
有るはずです。取り消す取り消さないは今後の調査次第でしょうが
ジタンの今後にも拘わってくる重大な問題ですから、慎重な結論を
希望する次第です。