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自閉症の子に 気持ちを教える方法

2008-01-07 20:32:38 | 自閉症児の親子レッスン
4歳の☆ちゃんは 知的障害のある自閉症の女の子です。
☆ちゃんの障害は重いけれど 家族の愛情深い療育の結果
時々なら 目を合わせることもできますし
少しの間 こちらの話を聞いてくれたりもします。
ひらがなを読んだり 書いたり 数を唱えたりもできるのです。 

☆ちゃんの成長ぶりを見ていると
早期療育の必要を強く感じます。

☆ちゃんは たいていひとりごとを言いながら もくもくと一人遊びに興じています。
☆ちゃん お人形遊びが大好きなんです。
ぬいぐるみ2体を向き合わせて
人形劇をするように「遊ぼうよ!」「遊ぼうよ!」
「こんにちは」「こんにちは」
と会話させると
とても気にいったようでした。

自分でも両手に2体のぬいぐるみを持って
「こんちは~」「こんちは~」と
やってみせてくれました。

そこで「あ~ねむいな~ベッドにねかせてよ。」
とぬいぐるみを使って話しかけると
最初はしらんぷりしていた☆ちゃんが
「はいはいはい‥」とベッドに寝かせて おふとんをかけてくれました。
「おなかすいたなぁ~何かたべさせてよ。」
「疲れちゃった。」
「悲しい」
等 人形に気持ちを告げさせると
他人の気持ちにはまったく無頓着に見えた☆ちゃんが
時々なら きちんとその相手をしてくれるようになりました。

遊びの途中で 疲れてきたのか☆ちゃんは
すっかり自分の世界に入ってしまって
呼んでも振り返らなくなりました。
{
そこで ☆ちゃんの喜びそうな目新しいおもちゃの入った箱を
出してきました。
すると☆ちゃん 私のひざに座って
目新しいおもちゃを物色しはじめました。
少しですが ちゃんと会話しながら
遊ぶこともできました。

もしかして 箱入りの新しいおもちゃのおかげでしょうか?
☆ちゃんは遊びなれたおもちゃを前にすると
お母さんの存在すら忘れたように
ひとりごとを言いながら遊び続けるのです。
気持ちをこちらに向けるために
遊び道具を小出しにするのも
いいのかもしれません。

この日 私が☆ちゃんの能力に驚いたのは
おもちゃのレジのボタンを
一回見本を見せるだけで
きちんと覚えて 使いこなすことができたことです。
この能力を生かして
☆ちゃんのできることを ひとつでも増やしていけないだろうか?
これは今後の課題として
じっくり考えてみることにしました。


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2 コメント

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Unknown (ユキチャピ)
2008-01-07 23:57:47
こんばんは^^

自閉症の子供でも教え方ひとつで
興味を示してくれるのですね。

例のカードですが、あの本の巻末についてますよ^^

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ユキチャピさんへ (なおみ)
2008-01-10 14:36:17
コメントありがとうございます。
興味をしるしてもらうには こちらに子どもをひきつけるより 子どもの世界に自分が降りていくほうが いいようです。自閉症の子も この人は好き‥という気持ちを雰囲気で伝えてくれます音符
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