♪秋がくぅーれば思い出すぅー♪②

昨日のお話の続きです。

2年前の10/13、左鎖骨付近にできた
脂肪腫切除の1時間半弱の小オペを終えて
ヨレヨレの私は、夕方6時頃に帰宅しました。

家では旦那さんが、楽しそうに
合気道の道場へ行く支度をしていました。

私は「ただいま」と旦那さんに言い、
「切ってきたよ」と患部を見せました。

すると旦那さんがのんびりと、
「なんか、スッゴク血が滲んでるなー」
と言いました。

私は病院から1度も鏡を見ていなかったので
気づきませんでしたが、旦那さんにそう言われ、
慌てて鏡を見てみると、ガーゼが真っ赤に
染まっていました……。

血にビックリというよりも、
ガーゼに血が滲んだら病院へくるように医師に
言われていたので、そっちのほうにゲンナリでした。

一応病院へ電話して、翌日でもOKか尋ねると、
「スグにきてください」と言われました。

旦那さんにその旨伝えると、
「車で連れて行こうか?」と言ってくれました。

「Kちゃん(=旦那さん)道場があるからいいよ、
電車で行くよ」と言ったのですが、結局旦那さんが
車で病院まで連れて行ってくれました。

……と、ここまではヨカッタのですが、
旦那さん、実は道場にモノスゴく行きたかったらしく、
病院で終始仏頂面。

しかも待ち時間がかなり長く、
旦那さんの機嫌は悪くなる一方でした……。

「こんなことなら、電車でくればヨカッタ……」と、
何度も心の中でつぶやきました。

1時間位待たされて、ようやく名前が呼ばれました。

もう小オペの執刀医は帰ってしまったらしく、
別の医師(若い女医さん)に診てもらいました。

「大分出血は止まってきているようなので、
縫わなくても大丈夫ですね。取りあえず
消毒をしますから、横になってください」
と言われ、上の服を脱いで診察台に横になると、
医師が消毒液の浸された脱脂綿をピンセットでつまみ、
私の左側の鎖骨へ……持って行く途中で、
消毒液がボタボタッと私の顔面に……。

私はスグに目と口を閉じたので、別に平気だったのですが、
医師と看護師たちは大慌て。

「大丈夫ですかっ?」と訊かれたので、
「全然大丈夫です」と笑顔を浮かべて答えたのですが、
「スグに目の洗浄をしますからっ!!!」と、
私はキャミソール姿にバスタオルを羽織らされ、
あれよあれよと、看護師に別室に連れて行かれました。

旦那さんの機嫌が悪いし、私の疲労度もMAXだったので、
早く帰りたかったのに……。

目を洗浄している間、ベテランらしき看護師が、
「なんで横にさせて消毒するのか分からないわ。
鎖骨なんだから、座らせてやればいいのに」と、
別の看護師さんにブツブツ言っていました。

目の洗浄を終え、また診察室に戻ると、
医師が「すみませんでした」と謝罪してきたので、
「大丈夫ですよー」と答えると、
ベテラン(らしき)看護師が医師に
「座らせたほうがイイんじゃないですか?」と冷たく言い、
気弱そうな医師はそれに従っていました。

消毒をしてから、今度はガーゼを厚く貼ってもらいました。

ガーゼを厚くしたことにより、防水テープが貼れなくなったので、
シャワーはNGに……。

診察室に入る前よりもゲッソリして旦那さんのトコへ戻ると、
「ずいぶん長かったな」と、相変わらず不機嫌そうでした。

旦那さんとの間に重ーい空気が流れたまま車に乗り、
家へ帰りました。

家へ帰ったあたりから、麻酔が完全に切れてきたらしく、
患部がズキズキしてきました。

歩くと「
ズキンッ、ズキンッ」という感じで、
横になって大人しくしていようとしましたが、
横になってもズキズキ痛くて、
♪にっちもさっちもどーにも止まらないー♪
状態でした。

家へ帰っても旦那さんは仏頂面だし、
患部はモノスゴーく痛いし……で、思わず涙が……。

すると、
「やつぼうが痛い思いしているのにごめんな。
もう機嫌直すよ」と旦那さん。

それからは、甲斐甲斐しく私の世話をしてくれました。

しかし痛みは一向に治まらず、晩酌どころか、
食欲まで失せてしまいました。

早めに布団に入ったものの、ズキズキ痛くて眠れず、
鎮痛剤もあまり効かず、オマケに微熱まで出てきて、
ホントに最悪の晩でした。

翌朝、痛みは少し引いていましたが、
まだほんの少し出血もしていたようで、
歩くとズキズキしていました。

その後、2回消毒で通院し、
3回目に縫合テープとガーゼを外してもらいました。

縫合した糸は、「自然に溶ける糸」だったので、
抜糸はありませんでした。

「ブニュブニュした物体X」は、生検の結果、
「良性」でした。

あとから知ったんですけど、
私の小オペを行なってくれた医師は、
その総合病院の院長先生でした

なんとなく、
小オペ室に慣れていない様子だったので、
もしかしたら、私のような小オペの執刀は
あまりしない先生なのかもしれません。

実は院長先生、
「夏に水着とか着るだろうから、なるべく
傷跡が目立たないようにするからね」
と言ってくれていたんです。

小オペから約2年経った今、
院長先生の言葉通り、約3cmの傷跡は、
ほとんど目立ちません!!!

院長先生に、とても感謝しています

割と軽い気持ちで受けた小オペでしたが、
いろいろな経験をして、
忘れられない思い出になってしまいました。

きっと秋がくる度、10月がくる度に
思い出すんだろうなぁ……。

それにしても、たった3cmの傷跡の小オペで
あれだけ痛かったんだから、小のつかない、
フツーのオペは、相当痛いんだろうなー。

やっぱり、健康がイチバン!!!

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