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(VMware)FreeBSDでX Window Systemを使う

2006-02-18 19:42:36 | デジタル・インターネット

VMwareの中のFreeBSDで、Xサーバを動かしてみました。

VMwareだから何か問題があると思いきや、それほど重大なトラブルもなく、すんなりと動いてしまいます。

(1)Xのインストール

Xorg 6.9.0を、portsでインストールしました。

cd /usr/ports/x11/xorg/
make install

これで数時間放置しておけば、Xがインストールされます・・・とはいかなくて、どういう設定でコンパイルするかたずねてくるportsがいくつかあるので、メニューで選んでやんなければなりません。

巨大なソフトは、無理にportsでインストールしなくても、packageでインストールしてもいいかもしれません。

(2)Xサーバの設定

VMwareの中で動くことを確認したxorg.confを、ダウンロードできるようにしておきます。

「xorg.conf」をダウンロード

このファイルを、/usr/X11R6/lib/X11/xorg.conf というファイル名でコピーして使います。

このxorg.confを使わずに、一般的な設定方法をするというのなら、xorgcfgを使います。
ただし、xorgcfgを使ったとしても、Xサーバの設定をするのは、初心者には難しいかもしれません(そういう人はLinuxの何かを使ったほうがイイ)。

xorgcfgコマンドを実行すると、Xサーバの設定をするGUIツールが起動します。

モニタのアイコンとかキーボードのアイコンの上で右クリックして、[cofigure]を選び、設定を行います。

Xorg1

Xorg2

キーボードの設定では、最初、失敗しました。私は普段からctrlキーとcaps lockキーを交換しています。

Xorg3

ところが、ホストOS(Windowsとか)のほうでキーを交換している場合に、ゲストOS(この場合FreebSD)の中でも交換すると、元に戻ってしまう???見たいです。というわけで、Xではキーを交換しないようにしました。

一通り設定が終わったら、[Quit]ボタンをクリックして、設定ファイルxorg.confを保存して終了します。

Xorg4

ここでハマりました。なぜかxorgcfgを終了したら、vmwareの中の画面が真っ黒になったままで、何も見えなくなってしまいました。sshでログインできるので、OS自体は動いていて、単に画面表示がおかしくなっただけのようです。

たまにある症状で、たぶん、何かすれば元に戻せると思いますが、めんどくさかったので、ctrl+alt+insertで(VMwareの中では、ctrl+alt+deleteするのに、deleteキーではなくinsertキーになる)、再起動させてしまいました。

xorgcfgで作成したxorg.confを使って、自分好みの設定でXサーバが動いてくれることはまずなくて、結局いつもxorg.confを手で書き換えて調整することになります。今回は、こんなところをいじりました。

  • ホストOSの画面サイズよりも、大きいサイズでXサーバが起動してしまったので、画面サイズを1280x1024と明示的に指定した
  • マウスのボタンの設定がおかしいので、直した

(3)Xサーバを起動する

startxコマンドを実行すると、Xサーバが起動します。

Xorg5

VMwareウィンドウの最大化ボタンをクリックすると、画面全体で表示されるようになります・・・と思ったら、画面上部に、ちょこっとだけ、VMwareのメニューなどが残っています。何かすると消せるような気がしますが、よくわかりませんでした。「VMware tools」をインストールすれば消えるのですが・・・

ともあれ、何のトラブルもなく、順調に動いています。これはFreeBSDでfirefoxを動かしたところです。

Xorg6

firefoxも、portsを使ってインストールしました。

cd /usr/ports/www/firefox
make install

参考までに、Xサーバのログファイルを置いておきます。

「Xorg.0.log」をダウンロード