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テレビの映像の調整 ~ ソニー製テレビのサービスマンモード

2006-10-09 15:03:45 | うんちく・小ネタ

今はもう薄型大画面テレビが大流行とのことですが、私は映りさえすれば文句がないので、いまだに厚型中画面テレビです。6年前に買った、ソニーのWEGA KV-21DA1というやつです。

実は、それまで、テレビはもってませんでした。パソコンと兼用で、これまたソニーのGVM-1411というモニターを使ってたんです(その前には、S社の「パソコンテレビ」を使っていたけど電源が入らなくなった)。

そいつGVM-1411が6~7年目くらいで壊れて(その2年くらい前に一度修理もした)、もうだめだなということで、はじめてテレビを買ってそのままいたる、という感じ。その当時で、一番安いやつでいいや、ということでだいたい3万円くらいだったかな・・・21型なんて一人暮らしではジャマになる、とか思いつつも、安かったので。

さて、最近、ちょっと気になっていたんですが、画面の左右で、映ってない範囲があるんですね。こういうかんじ。

200610091←左端 右端→200610092

とある方法?で映すと、これくらいまで映ります。

200610093←左端 右端→200610094

ブラウン管式テレビでは、オーバースキャン方式といって、ブラウン管の表示範囲すべてを使って、映像を映しています。そのため、若干はみ出て、映らなくなってしまう範囲があるのですが、オーバースキャン方式である以上、仕方ありません。テレビ番組を制作する側でも、それくらい承知の上で、画面作りをしてくれてるはずです。

一方、パソコンのCRT方式のディスプレイは、ブラウン管の上下左右にいくらかの余裕を残して、映像を映します。これはアンダースキャン方式と呼ばれます。この場合、はみ出して映らなくなる、ということはありません。

気がつかなければ、どうでもよかったんですが、「表示されない部分がある」ことに気が付いてしまった以上、気になって仕方がないようになりました(些細なことにこだわる、うっとうしいやつ・・・と思われたりして)。

こういう症状は、ソニー製テレビの場合、あの有名な「サービスマンモード」で調整ができます。
買ったばかりのころに1度調整したのですが、もしかして入力ソースごとに記憶しているのかな? ふたたび、調整してみました。

サービスマンモードに入る方法、調整項目の内容など、詳しいことは、googleしてみつけた、ここを参考にしました。

http://homepage3.nifty.com/6809nyajira/game/VEGAURAWAZA.htm

調整を失敗すると、2度とまともに映らなくなる恐れがあるので、くれぐれも自己責任ということでお願いします。

テレビの電源が切れた状態で、リモコンのボタンを、「画面表示」、「5」、「音量+」、「電源」の順で押すと、テレビの電源が入り、サービスマンモードで立ち上がります。

画面に緑色の文字で(OSD:On Screen Display オンスクリーンディスプレイ)、「VP」とか普段見慣れないものが表示されるはずです。

200610095

今回は、HPOS(水平位置)とHSIZ(水平サイズ)を調整しただけです。これで、見えてなかった部分がいくらか表示されるようになりました。左端のほうで、まだ少し表示されていない部分がありますが。

調整後
200610097←左端 右端→200610098

調整前
200610091←左端 右端→200610092

こういう調整って、昔のテレビは、つまみやダイヤルを回して、自由に調整できたんですが、その後、回路の方式が変わったり、コストダウンのために部品削減とか、そういうことで、なくなっちゃったんですかねぇ。
チャンネル争いで負けた腹いせに、垂直同期をずらして逃げるとか、そういうことができなくなっちゃいました。てゆーか、チャンネルを争う必要ないし。

ところで、サービスマンモードって最近の液晶テレビにもあるのかな?と思って、BRAVIAじゃないやつですが、実家にあるやつで試してみました。

電源が入って、画面が映ると・・・何も文字は表示されないので、ないのか、と思いきや、リモコンの「メニュー」ボタンを押してみたら、普段は現れない設定メニューが表示されました。

200610096

だいぶ雰囲気は違いますが、何かしら隠し機能みたいな感じで、一応まだあったんですね。


Microsoft Excelの「フィル ハンドル」

2005-06-11 18:36:56 | うんちく・小ネタ
私の周囲には、コンピュータに詳しい人たちがたくさんいるけど、意外と、このtipsを知らない人が多い。
たしかに、自然と発見できるようなものではないし、Excelの解説本を読まない限りは ・・・アプリのマニュアルやら解説本やら、まったく見なくても使ってる人たちばかりなんで・・・

でも、基本中の基本だと思うぞ。

Excelでは、日付をたくさん入力したり、連番をふったりするのが、ものすごく簡単にできるんです。とりあえず、日付の場合。

excel1


セルに日付を入力する。そのセルをクリックして、選択しておく。

選択されたセルの周囲が、黒い太線で囲まれているけど、その右下のところに、ちっちゃな黒い四角がある。この黒四角のことを、フィルハンドルと呼ぶ(名前は、さっきヘルプを見て初めて知った)






excel2
マウスポインタを、フィルハンドルのところへもっていくと、マウスポインタが、+の形になる。
+の形になったら、ドラッグする。






excel3
おやおや?ドラッグしていくと、日付がどんどんカウントアップされて表示されていきますね。
適当なところまできたら、マウスボタンから指を離して、ドラッグをやめます。






excel4
あーら不思議。日付が、こんなに簡単に入力できちゃいました。







次に、応用編。

excel5
日付を2つのセルに入力します。ここでは例をしめすために、とりあえずですが、1週間ずらした日付を2つめのセルに入力しました。
今度は、2つのセルを両方とも選択してから、先ほどと同じようにフィルハンドルをドラッグします。






excel6
おやおや?






excel7
1週間とびで、日付が入力できました。

日付だけでなくて、通し番号を振ったり、「1,3,5,7,9、・・・」のようにとびとびで番号を振ったりすることができますよ。






excel8
曜日でもいけますね~



FreeBSDのアップデート

2005-05-03 10:23:41 | うんちく・小ネタ
CDもフロッピーディスクも作らずに、ネットブートもせずPC1台だけで、手軽?に、FreeBSDを最新版にアップデートする方法。


cvsup & make buildworldするにはCPUパワーが足りない、てゆーかサーバーなので、CDドライブもフロッピーもつけてないよ、というなんだかな~なパソコンは、こんなかんじで、手軽にOSを、無理やりアップデートできる。



まず、フロッピーディスクのイメージファイルをダウンロードしてくる。snapshots.jp.freebsd.orgという、毎日ビルドしているところがあるので、そこからいただく。
http://snapshots.jp.freebsd.org:8021/pub/FreeBSD/snapshots/i386/5.4-STABLE-20050501-JPSNAP/floppies/


ダウンロードするのは、boot.flp、kern1.flp、kern2.flpの3つ。



イメージファイルをmdconfigして、mountする。
# mdconfig -a -t vnode -f /home/hoge/boot.flp

md0

# mount /dev/md0 /mnt
# ls /mnt

.snap boot kernel.gz.split
acpi.ko.gz kernel.gz.boot mfsroot.gz


ふーん、最近は、こんな風になってるんですねぇ。フロッピーが3枚に分かれてから、こうなったんですかね。



カーネルなどのファイルを、ハードディスクにコピーする。コピー先どうでもいいから、/boot.flpというディレクトリにでもしてみた。
# mkdir /boot.flp
# cp /mnt/* /boot.flp/

cp: /mnt/boot is a directory (not copied).

このエラーは、どうでもいい↑



コピーしおわったら、後始末する。
# umount /mnt
# mdconfig -d -u 0




あとは、kern1.flp、kern2.flpについて、同様の作業を2回繰り返す。
# mdconfig -a -t vnode -f /home/hoge/kern1.flp


md0

# mount /dev/md0 /mnt
# ls /mnt

.snap kernel.gz.aa

# cp /mnt/* /boot.flp/
# umount /mnt
# mdconfig -d -u 0
# mdconfig -a -t vnode -f /home/hoge/kern2.flp


md0


# mount /dev/md0 /mnt
# ls /mnt


.snap kernel.gz.ab

# cp /mnt/* /boot.flp/
# umount /mnt
# mdconfig -d -u 0



というわけで、こんな風にファイルがコピーされた。
# ls -la /boot.flp/


total 3646
drwxr-xr-x 2 root wheel 512 May 2 09:13 .
drwxr-xr-x 31 root wheel 1024 May 2 09:10 ..
-rw-r--r-- 1 root wheel 139064 May 2 09:10 acpi.ko.gz
-rw-r--r-- 1 root wheel 1425408 May 2 09:13 kernel.gz.aa
-rw-r--r-- 1 root wheel 1064236 May 2 09:13 kernel.gz.ab
-rw-r--r-- 1 root wheel 16384 May 2 09:10 kernel.gz.boot
-rw-r--r-- 1 root wheel 91 May 2 09:10 kernel.gz.split
-rw-r--r-- 1 root wheel 1015943 May 2 09:10 mfsroot.gz





分割されている(らしい)ファイルを、1個につなぐ。

# cat kernel.gz.boot kernel.gz.aa kernel.gz.ab > kernel.gz
# rm kernel.gz.*
# ls

acpi.ko.gz kernel.gz mfsroot.gz


再起動する。



デーモンくんのAAが表示されるブートローダーでは、「6. Escape to loader prompt」を選ぶ。



カーネルをロードする。

OK unload
OK load /boot.flp/kernel


/boot.flp/kernel text=0x444b18 data=0x7d6c4+0x4fbdc syms=[0x4+0x5b570+0x4+0x70968]

ファイル名に.gzはいれなくていい。



mfsrootをロードする。

OK load -t mfs_root /boot.flp/mfsroot




そのままだと、もともとあるacpiモジュールが/boot/kernel/acpi.koあたりからロードされてしまうので、それを防ぐために
OK set module_path

とする。ちゃんと設定できたかどうかは、showで確認できる。



ブートする。-aオプションをつけて、ルートパーティションを選択できるようにする(変数をセットしてもいいんだけど、変数名を忘れた)。
OK boot -a


mountroot> ?

というプロンプトが表示されるので、「ufs:md0a」と入力する(?かなんかでヘルプがでる)。


あとは、upgrade installを実行すればよい。snapshots.jp.freebsd.orgからネットワークインストールしてもいいし、事前に、snapshots.jp.freebsd.orgからローカルディスクにダウンロードしておくのもよい。