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getttyent

(FreeBSD) portsでビルド中に、undefined reference to `__mulxc3@GCC_4.0.0' というエラー

2007-08-31 23:28:40 | デジタル・インターネット

FreeBSD 6.2-STABLEなマシンで、portsを使って、とあるソフトをビルド中、こんなエラーメッセージが出て終了しました。

/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__mulxc3@GCC_4.0.0'
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__mulsc3@GCC_4.0.0'
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__divsc3@GCC_4.0.0'
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__muldc3@GCC_4.0.0'
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__divdc3@GCC_4.0.0'
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2: undefined reference to `__divxc3@GCC_4.0.0'
*** Error code 1

とりあえず、エラーの原因に関係しそうなlibgfortran.so.2をlddで調べてみると、こんな感じで、ちょっと変。

# ldd /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2:
        libm.so.4 => /lib/libm.so.4 (0x281fd000)
        libgcc_s.so.1 => /usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/libgcc_s.so.1 (0x28213000) なんか変だぞ?!
        libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x2807d000)

gcc-4.2.2のlibgfortran.so.2なのに、gcc-3.4.6のライブラリをリンクするなんて、ありえない感じです。

試しに、他のFreeBSD 6.2-STABLEなホストで確認してみると、こんな風になって、ちゃんとgcc-4.2.2のほうがリンクされてます。

# ldd /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2:
        libm.so.4 => /lib/libm.so.4 (0x881fd000)
        libgcc_s.so.1 => /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgcc_s.so.1 (0x88213000)
        libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x88086000)

たぶん、こうなるのが正しい姿。

pkg_whichで、ちょっと確認。

# pkg_which /usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/libgcc_s.so.1
[Updating the pkgdb <format:bdb_btree> in /var/db/pkg ... - 1043 packages found (-0 +0)  done]
gcc-3.4.6_1,1

まあ、当然の結果ですね。

ここで、ふと気がつきました。

まてよ、OS標準のGCCって、バージョンはいくつだ?!

# which gcc
/usr/bin/gcc

# gcc -v
Using built-in specs.
Configured with: FreeBSD/i386 system compiler
Thread model: posix
gcc version 3.4.6 [FreeBSD] 20060305

/usr/bin/gccは、gcc-3.4.6だ!

で、portsでインストールされたgccは?

# which gcc34
/usr/local/bin/gcc34

# gcc34 -v
Reading specs from /usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/specs
Configured with: ./..//gcc-3.4.6/configure --disable-nls --with-system-zlib --with-libiconv-prefix=/usr/local --program-suffix=34 --libdir=/usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6 --with-gxx-include-dir=/usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/include/c++/ --prefix=/usr/local --mandir=/usr/local/man --infodir=/usr/local/info/gcc34 i386-portbld-freebsd6.2
Thread model: posix
gcc version 3.4.6 [FreeBSD]

これも、同じ、gcc-3.4.6だ!

OS標準のコンパイラとして、もともとgcc-3.4.6が入ってるのに、なぜportsでも同じバージョンのgccがインストールされているのだ!?

いったいだれがgcc-3.4.6をインストールさせたのか? /var/db/pkg/gcc-3.4.6_1,1/+REQUIRED_BY を見てみると、たとえばliboilなどが含まれていました

liboilのMakefileを見てみると、こんなのが書かれています。

.if ${OSVERSION} < 600000 && ${OSVERSION} > 500000 && !defined(WITH_3DNOW_GCC40)
BUILD_DEPENDS+= gcc34:${PORTSDIR}/lang/gcc34
RUN_DEPENDS+=   gcc34:${PORTSDIR}/lang/gcc34
CC:=    gcc34
CXX:=   g++34
.endif

FreeBSD 5系のマシンで、liboilなどをインストールしたときに、依存関係でgcc-3.4.6がインストールされるようです。

なるほど、判明しました。

実は、このビルドでエラーが起きてたホストは、つい最近、FreeBSD 5-STABLEから、make buildworld、make installworldなどの手順を経て、FreeBSD 6へアップグレードしたのでした。

だから、

  1. FreeBSD5だったころに、portsでgcc34がインストールされていた。
  2. FreeBSD 6へアップグレードした。
  3. portupgradeしまくった。
  4. もともと入ってたgcc34も、一応、portupgradeされた。
  5. gcc34が入ってたがために、ldconfigで、/usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/が、/usr/local/lib/gcc-4.2.2/よりも先に参照されるように、パスが設定されてしまっていた。

というわけで、

# ldd /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2:
        libm.so.4 => /lib/libm.so.4 (0x281fd000)
        libgcc_s.so.1 => /usr/local/lib/gcc/i386-portbld-freebsd6.2/3.4.6/libgcc_s.so.1 (0x28213000)
        libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x2807d000)

になってしまうのか。

ということは、portsでインストールしたgcc34を、アンインストールしてしまえばよさそうです。

ただ、gcc34に依存しているパッケージがあったので、まずは、/var/db/pkg/gcc-3.4.6_1,1/+REQUIRED_BY に入っているものすべてportupgrade -fで、再インストールしてみました。

すると、/var/db/pkg/gcc-3.4.6_1,1/+REQUIRED_BY が空っぽになりましたので、安心して、アンインストール。

# pkg_delete gcc-3.4.6_1,1

lddで確認。

# ldd /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2
/usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgfortran.so.2:
        libm.so.4 => /lib/libm.so.4 (0x281fd000)
        libgcc_s.so.1 => /usr/local/lib/gcc-4.2.2/libgcc_s.so.1 (0x28213000)
        libc.so.6 => /lib/libc.so.6 (0x2807d000)

正しそうな状況になっています。

ちなみに最初に、ldconfig -rで確認してれば、どの順番で、共有ライブラリが探されるのかがわかりますね。

/var/run/ld-elf.so.hints:
        search directories: /lib:/usr/lib:/usr/lib/compat:/usr/local/lib:/usr/local/lib/mysql:以下省略

今回はpkg_deleteしてしまうことで解決しましたが、別に、FreeBSD6のマシンにportsでgcc34をインストールして悪いこともないと思います。

ldconfigでのライブラリの検索パスしだいで、おかしな状況になってしまうのが、本当の原因なんじゃないでしょうか? 今回の場合は、libgfortran.so.2が、ライブラリを変なディレクトリからひっぱりこんだのが悪い。

えーと、ldconfigや、LD_LIBRARY_PATHなんかに影響されずに、パスをきめうちでライブラリをリンクする方法があったような気がするんですが、ま、いっか。

なんか重大発表が!?
正直、ちょっとさびしいかも。


のむ豆乳ヨーグルト仕立 まろやかマンゴー

2007-08-30 22:18:52 | 食・レシピ

20070830

マンゴーと豆乳の組み合わせ。

豆乳が苦手な人には、いいかも・・・?

個人的には、普通の豆乳と、普通のマンゴージュースの、2つ別々の方がいいな、と思いましたが。


■ 過去記事




オレもアツくなれ! ゴクビタC ガラナミックス

2007-08-29 21:19:27 | 食・レシピ

今日は、あまり暑くならなかったのですが、おもしろそうなのがあったので、とりあえず、試してみようと思って。

20070829

ビタミンドリンク
ゴクビタC
ガラナミックス

あんまり、ゴクゴクとは飲めないような・・・感じでした。

日清ヨークという会社の商品ですが、ときどき、こういうタイプの、微妙なやつがでてますね。炭酸飲料っぽいけど、炭酸は入ってない、乳酸菌飲料みたいな。

でも、このゴクビタCには、無炭酸とは書いてあるけど、乳酸菌飲料とは書いてないです。


■ 過去記事




熱血!!コロコロ伝説 vol.3 を読む

2007-08-28 23:56:03 | アニメ・コミック・ゲーム

20070828

だんだんと、読むのが辛くなってまいりました・・・(笑)

「子供のころに読んだ作品を、大人になってもう一度読んで、懐かしいな」ならばいいのですが、「子供のころすでにコロコロを卒業してしまった後に掲載された作品を、大人になって初めて読む」ってのはねぇ。

巻頭には、怪物くんと、忍者ハットリくん。「藤子不二雄A劇場」なんて見出しがついてます。

怪物くん (藤子不二雄A)

 

宇宙怪獣を襲撃せよ

全部で56ページの、割と長い作品です。内容もいつもとは違って、怪物くん、フランケン、オオカミ男、ドラキュラ、ヒロシといったおなじみのメンバーが、宇宙船で宇宙を大冒険、宇宙怪獣も登場・・・と、かなり派手です。なんかのために、特別に描いた作品なのでしょうか。

作品が描かれた時代は、たぶん、アポロ宇宙計画が花盛りだったころだと思います。

ところで、なぜか、宇宙船が、サザエンバード号という名前で、サザエの形をしているのですが、なぜサザエなんでしょう?
ロケットのターボポンプエンジンのターボから、サザエ???
まさか、サンダーバードのもじりじゃないですよね。

「怪物くん百科」というマンガが連載されていたのは知りませんでした。その他、あれこれ企画モノがあり、ドラえもんにつづく、2匹目のドジョウとして、「怪物くん」をヨイショしたかった、っぽい感じがしますね。



忍者ハットリくん (藤子不二雄)

 

おれの天敵ハットリカンゾウの巻
 ニンニン忍法絵日記の巻

トビラの著者名にAが入ってないんですが、編集のミス?

テレビ・アニメは、そこそこ見てたなぁ・・・
マンガは・・・今読めば、一応、読めますけど。

怪物くん同様に、藤子A先生の、ブラックなおもしろさが見え隠れしていて、子供の純粋な視点からは、そのブラックさになじめず、大人のすれた視点からは、物足りなさが感じてしまうかもしれません。ハットリくんは、あんまりブラックじゃないですけどね。

海外では、ニンジャって大人気らしいですが、ハットリくんはダメですかね?

ところで、先日、忍者の口癖の「~でござる」ってのは、実は忍者ハットリくんが元祖だ、っていう話を見たんですが、それは、まじでござるか!?


とどろけ!一番 (のむらしんぼ)

 

決戦一対三の巻

付録のコミックスもそうですが、バカですねぇ~

全日本試験チャンピオン大会(それってなんだよ?!)に、塾の代表として轟一番が出場。今度の対決相手は、テストにプロレス技をつかうというプロテス三兄弟。会場は、武道館だ。そして、テストには、「まぼろしの百点」という謎のテスト、決して百点をとることができないテストが用意されているのだ・・・

えっと・・・問題文「次のうち数式として成り立つのは」って書いてあるのですが、それが全文だとして、絵の中に書いてある数式を見ると・・・

うーん・・・思うことがいろいろあるのですが・・・ なんか間違ってません、これ・・・(どういう間違いなのかは、作品を読んでもらわないといけないのですが、個人的には、これ、いろんな意味で間違ってると思うのです)

今回登場した必技は、「四菱ハイユニ時間差ミサイル」 ・・・
ああ、めまいが・・・(笑)

おもしろすぎです。




超人キンタマン (立石 圭太)

読んでませんでした。内容は、ウンコです。作品がウンコなんじゃありません。ウンコのマンガなのです。
以上。

この絵、Drスランプの影響を受けているような感じがします。

ガンダムみたいなキャラがでてきてるんですが、小学館の雑誌にガンダムだしちゃっていいのぉ?と思ったんですが、案の定、クレームがついて、修正がはいってるらしいです。もともと、キャラの名前は「オガンダム」だったそうで・・・そりゃぁダメですな。

この時代のころから、各出版社ともに、版権にきびしくなっていったような気もします。


ドラえもん (藤子・F・不二雄)

 

チューシン倉でかたきうち

忠臣蔵だから、蔵と思いきや、倉。どうでもいいか。

のび太がバカにされ、ドラえもんが秘密道具を出して助ける。でも最後には、のび太が調子に乗りすぎて、痛い目にあう、という典型的なパターンのあく品。

 テスト・ロボット

ジャイアンがのび太に本をかしてくれた。

その本の題名は「けんか読本」・・・

反のうテストロボットは、頭の部分に、人の顔を描くと、その絵の本人そっくりの行動をとるようになる。なぜ、似顔絵を描くだけでいいんだ?

謎が一杯です。


21エモン (藤子・F・不二雄)

 

二本足で星から星への巻

21エモンというくらいなので、舞台は21世紀。
夏休みの宿題として、宇宙で大冒険、てな話。文庫版で、今でも読める作品ですよね?

ギャグセンスとしては、現代でもそこそこ通用してて(時代が1~2週して、また大丈夫になったような感じ)、今、読んでもまあ大丈夫、ついてけるな・・・てな作品です。
アニメ化もされてますし、今でも放送してたりしますからね。アニメとマンガはけっこう違ってますけど。



ロボッ太くん (とりいかずよし)

読んだことありませんでした。
内容は、うんこ、ちんこ、エッチ。以上です。
読んでて、つらかった・・・


いい歳して! (とりいかずよし)

今回のコロコロ伝説用に描きおろした作品で、タイトルに、「とりいかずよし ファミリー劇場2007」という冠もついてます。ギャグではなく、ほのぼのした内容の、まじめなテーマの作品です。絵のタッチもぜんぜん違っていて、線も細いです。
ぜんぜん知らなかったのですが、当時も、こういうタイプの作品を、たまに、描いていたそうです。

ところで、とりいかずよしって、今、大学教授なんですね・・・


花の菊千代 (赤塚不二夫)

読んだこと、なかったです。
菊千代ってのは、赤塚先生が飼ってたネコの名前ですね。
内容は、そのネコとはぜんぜん関係なくて、赤塚ギャグそのもの。
今回の掲載作には、ニャロメも登場。
ややブラックが入ってて、個人的には、ちょっとなじめません・・・



ムツゴロウが征く
 (作・畑 正憲 / 画・川崎のぼる)

読んだことありませんでした。

ムツゴロウさんが子供のときの話だそうです。
ギャグは無く、感動系のお話。
良心的で、大人が子供に読ませたいタイプのマンガ?


迷犬タマ公 (田中道明)

これも、読んだことなかったです。
絵はうまいんですが・・・。
著者は、藤子先生のアシスタント出身だけあって、絵の背景が、ドラえもんと同じですね。


釣りバカ大将 (桜多吾作)

釣りキチ三平とはまるで違う、超ありえない系の、アクション釣りマンガ、ってかんじですか。
読んだ記憶があったのですが、たぶん、別冊コロコロコミックで読んだのかもしれません。

これまでペンネームの苗字の部分を「桜」と思ってたのですが、「桜多」だということをはじめて知りました・・・


愛ラブ先生 (ぜんきよし)

読んだことなし。

ややエッチマンガなんだけど、感動もとりいれようとして、なんだか微妙なバランスになっている作品・・・に思えました。なんとなく、「まいっちんぐマチコ先生」も思い出しました。


ガラクタぼん (方倉陽二)

読んだことなし。

エッチ系マンガ。だけど、母親のハダカなんで、思いっきり、ひいた・・・


タムイ・シンマ (はちのやすひこ)

読んだことなし。

第1回藤子不二雄賞入選作品」とのことで、絵はよく描けてると思いますが・・・

なんとなく、まんが道でおなじみ(?)の、「四万年漂流」を思い出しました。



あばれ!隼
 (画・峰岸とおる / 作・古沢 一誠)

読んだことなし。

超ミラクル・ワンダーランドな魔球がもりだくさんな野球マンガだそうです。
そこそこ楽しんで読めました。
ぜんぜん知らない作品ですが、単行本も10巻出ているそうです。


以上。
あ~、辛かった。でも、「とどろけ!一番」で元はとれたかな。

■ 過去記事


「怪物くん」と「とどろけ!一番」

2007-08-27 00:54:34 | アニメ・コミック・ゲーム

「熱血!!コロコロ伝説 vol.3」の付録コミックス、「怪物くん」と「とどろけ!一番」を読んでみました。

200708261

怪物くん

今回は、藤子不二雄Aの名義になってますね。

今この年齢になって怪物くんを読むと、それなりに評価することはできるのですが、リアルタイムでコロコロコミックで読んでいたときは、ベタ黒が多かったりする絵柄がどうもなじめず、少し読みづらいな、と感じてました。正直、ちょっと苦手でした。似たようなことは、「忍者ハットリくん」でも感じてはいましたが。

1980年ころ感じていた違和感の原因の1つは、「時代が違う」ってことじゃないでしょうか。あのころはまったく知りませんでしたが、コロコロコミックに掲載されていた怪物くんは、ウィキペディアの内容をこの際信じるとして、もともとは、1965年~1969年に少年画報、1967年~1969年に週刊少年キングに連載されていたものだそうです。

昭和40年代と昭和50年代、たったの10年でも、このころの10年はかなり違いますよね。学生運動(←未だに何故そういうことをしていたのか意味ワカランです。笑)とか公害問題とか、薄暗いイメージの多い40年代。なんだかノウテンキで、みんなバカっぽくなっていった50年代。

「怪物くんたちのきた夜」

4本の足がはえたテレビが、懐かしいです。昔、家にあったテレビもあんなのでした。

アラマ荘という寒い駄洒落、中身はトキワ荘っぽい雰囲気のアパートで、ヒロシとお姉さん(18歳の設定らしい)の二人暮らし。とってもつつましい感じ。
藤子A先生の作品でよく登場するセリフ、「ンマー」は、「うまい、おいしい」の意味ですが、最後のコマでは、「あらまあ」と驚きの意味で使われているのが、めずらしいです(はったりです。調べたことなんてないので)。

200708262



「怪物くん対おしうりくん」

ヒロシの姉さんのセリフ、怪物くんに対して「あなたの、お名まえなんてえの?」は、トニー谷のギャグですね。どうやら、ちょうどこの時代に流行していたのでしょうか。

さて、それに対する、怪物くんの答えは

「おれは……。」
「怪物太郎!」

あれ???その間はなんだ!?「……」はなんなんだよ!?もしかして、偽名だったのか?!
へんな名前だとは思ってたけど、あれって、実は、適当にウソを答えたのか?!
今回の新発見です。
たぶんそんなことないです。

200708263



怪物くんとガブロとゴリラキング

怪物というか、怪獣が登場していて、しかも、円谷博士というキャラも登場。円谷プロの特撮モノの影響を受けているかんじです。
ウルトラQが1966年だそうで、なるほど。


軟獣フニャラがおこった!

暴力団がアパートを破壊するシーンがあるのですが、

「このアパートをぶっこわして、自分たちのビルを作ろうとしている暴力団だ!」

ってことで、80年代の地上げ屋とは、ちょっと違いますね。


木人がウキキといった

木人(きじん)は、大木の化け物。木をどんどん切り倒して、山を荒らす人間をこらしめようとします。
環境破壊が問題となりだしている頃だったのでしょうか?

タイトルの「ウキキ」ってのが、何か元ネタがありそうな気がするのですが、よくわかりません。作品中に、1コマだけ、たしかにウキキーと言ってるんですが・・・

大木凡人は、何の関係もないかんじ。


カビーラがきたぞ!

カビまみれになったところを、点描風に描かれていて、おもしろい雰囲気です。描くのに、時間がかかってそうな感じです。

ジョン・カビラは、何の関係もないかんじ。



ペット怪獣ゴロニャーン

あ、この、ゴロニャーン、なんとなく覚えてます。
きもかわいい・・・かわいくはないか・・・


おいらは風のマタクル三

マタクル三(ぞう)が持っていた、風をおこす「うちわ」を、持っていってしまったヒロシ。そのおかげで、大騒動になる。

ヒロシ、あんた悪い男だね


アラビア魔術団きたる

ヒロシのうちのテレビの機種が変わってます。
というか、毎回違うみたいです。
作画用の設定資料なんてものは、用意していなかったんでしょうか。

200708264

アラビア魔術団の公演を見に行きたいというヒロシに対して、家計を預かるしっかりものの姉さんは、

空飛ぶじゅうたんのかわりに ごぞんじ、ほころびタタミ

さわっただけで、ついたり消えたりするふしぎな電燈

いくら入れておいても、すぐなくなる ビンの中のお金

と、うまいこといってあしらっています。こういった話芸は、ドラえもんの中でのび太のママも披露していたような気がしますが、落語とか、何か共通の原体験があったりするのでしょうか。


200708265

とどろけ!一番

これが、近年、もっとも読みたかった作品です。復刻版を買おうか迷って、結局は買わなかったんですが
・・・その程度かっ!?

ありえないこと連発、無意味にハイテンション、冷静に考えるとオカシナ必殺技、・・・典型的な「バカ・マンガ」ですね。今の時代、こういう作品ってちょっと成立しづらい感じがします。
少し、ノリがゲームセンターあらしに似ていますね。実際、作品中に、あらしの名前や絵が何回か登場しています。

小学生の受験戦争を舞台にして、強敵との戦いをつづけていく・・・

その設定、無理ありすぎです(笑)。

でも、あの当時、この作品を、心底からおもしろがっていたんですけど。おっかしいなぁ。

ちなみに、田舎の小学生だったので、中学校受験なんてものの存在自体、まったく知らなかったです。何しろ、私立の中学校が近所に存在しなかったもので。



オレは一番だい!

見た目はお調子者で、バカまるだしな主人公、轟一番(とどろき いちばん)。
それがなぜか、学力日本一を誇る「大日本進学塾」のテストで、百点満点をとってしまうのだ。「なんで、おまえのようなやつが」とライバルの常仁勝(つねに まさる)に言わせてしまうくらいに。

この二人が、どちらか一方が敗れるまで試験を続けるという、デスマッチを行うことになる。
この描写が、おおげさでイイ。

主要五科目の死闘試験(デスマッチ)。それは明治三十四年、この塾の創始者 多田励無(ただはげむ)先生がトップはつねに一人でなければならないという思想のもとにはじめたもので、同点数でトップになった二人に再試験を行い、どちらか一方が敗れるまで続けられる恐ろしい戦いなのだ。

このハッタリのかまし具合が、この作品を迷作にしていると確信しました。

読んだことないのですが、あちこちでネタにされるのでなんとなく知っている「魁!!男塾」に、何かノリが似てませんか?

轟一番の使うアイテムは、「書いても書いてもすりへらないという、あのまぼろしのえんぴつ、四菱ハイユニ(よつびし はいゆに)」

一方、常仁勝のアイテムは、「絶対にしんのおれないハイポリマー使用、パーカー シャープペンシル ローリングサンダー

200708266

あの、学力勝負じゃないのですか?!獲物で勝負が決まっちゃうのですか?
少々心配になってくるのですが、大丈夫です(?)。

この勝負を決めたのが、轟一番の「秘技 答案二枚返し」・・・えーとですね、両手で鉛筆を持って2倍の速度で書いて、問題文と設問を同時に読む、ってやつなんですね。
ライバルのわざとらしい解説セリフによれば「この技だと、どんな問題でも二分三十五秒早くできると言われている」

あ、あのう・・・

まあ確かに、長文問題では、設問を先に読んでおく、というのは基本テクニックなんですけどね。




入試決戦

開布中学の入試を舞台に、轟一番と常仁勝が再勝負する。

入試でそんなことやっていいのか?!ってところへ、新キャラ登場。

大日本進学塾 塾長 多田元春(ただ がんばる)。創始者 多田励無から三代目にあたる。日本進学協会(NSK)の影の総理といわれる……。

このお方の一声

これだけ受験戦争に闘志を燃やす二人の戦いをやめさせるわけにはいかん。やらせたまえ

に、試験官もひれ伏して「はは」。

それでいいのか!!!

今回、轟一番が披露したのが、秘技パートⅡ 消える魔しんゴッドハンド!!

200708267

だ~か~ら~ 学力はどうなったの?! 素早く文字が書けたほうが勝ちなのですか!?

ところで「魔しん」って何?

まあそんな感じで、この話も、熱い展開が続くのでありました。



ショック! 合格発表

轟一番と常仁勝の入試を舞台にした勝負の結果がでる。

常仁勝は合格。轟一番は不合格。

・・・このオチのつけかた、漫画の歴史に残るでしょう。
今でもあの当時ショックに思ったことを鮮明に覚えています。
Oh! No!!! そんなのありえないよ・・・


カンニングに負けるな

いつのまにか、轟一番に「うわさの受験戦士」というキャッチコピーがついてます。
そこへ登場したのが新たなる敵「受験界の魔術師 虎野巻二郎」。
・・・おっさんみたいなキャラで、あんた何歳?って感じですが、同学年の小学6年生みたいです。う~ん、まいりました。

名前どおり、カンニング技を使うのですが、そもそも、いくらカンニングしたところでね、やったことがある人はわかると思いますが(私は無いです 笑)、そう簡単に全問正解なんてできるわけないんです。まあ、マンガの中では、そんなことおかまいなしなんですが。

まあ、この話でもいろいろありえねー展開の連続のあげく、とりあえず、必技を出しておきますか、てな感じで、強引にオチへとつながっていくのでした。

200708268




なぐりこみ、スパルタ塾

スパルタ方式で無茶苦茶な教育をする塾があり、そこでは多くの生徒が苦しんでいる。それを助けるために、轟一番が潜入し、その塾との勝負にいどむ・・・みたいな感じ。
おいおい、本当に受験戦士になってきましたよ。

ライバル百郎太の必殺技は百キログラム答案法。巨漢の百郎太が答案用紙に文字を書くと、筆力が生む強烈な横揺れが生じ、周囲の人間が答案を書けなくなるという技。

・・・もはや、学力はまったく関係なしですなぁ。



血まみれ! 日米決戦

常仁勝のいとこで、アメリカに留学して5年になる、間久堂鳴人(まくどなるど)が、日本へ帰ってくる。

200708269
マクドナルド君のセリフ、「ひさびさに日本のださい空気を吸いたくなってな」
・・・おまえが言うな!
あのころ、これがかっこよかったのかなぁ?

まあ、予想通り、こいつと轟一番との勝負になるわけです。理屈じゃないです。

ところで
20070826a
なんか、アラレちゃんっぽいなぁ・・・

まあいいや。

今回の勝負は、魔の三百公式暗記試験。これがですね・・・

小学校六年間のすべての公式と、そのほか受験範囲以外のものまで、ざっと三百もの公式を暗記してのぞまなければならない地獄のテストなのだ…。
かつて東大の学生がこれに挑戦して睡眠不足と過労のため死んだというテスト

なんだそうです。

おしいなぁ。確かに、東大生だと死んじゃうかもしれない。東大の受験生なら、300程度、軽いでしょうね。

おかしいところ、もう1つ。轟一番が徹夜で必死に暗記してる公式が、三角形の面積の公式や、台形の面積の公式なんですね。あんた、そんくらい、今ごろおぼえなくたって、もともと知ってるでしょーに・・・

ありえない度では百点満点の「とどろけ!一番」。学力はどうしたんだ、疑問もふっとんでしまう、奇妙奇天烈なパワーで一杯です。

■ 過去記事


2007-08-26 23:05:00 | 日記・エッセイ・コラム

なるほど、今週末は、各地で、祭の集中日(?)だったみたいです。

200708250

昼間、「祭やってます~」という宣伝カーが街中を走り回っていたんですが・・・そういう時代なんでしょうか。

子供みこしに参加すると、ジュース、お菓子、金券がもらえます、とか言ってましたが、そこまでしないと、子供があつまらないと?!

金券ってなんだ? クオカードとかもらえるんでしょうか・・・

私が子供の頃は、せいぜい、アイスキャンディー1本くらいでした。それも地元のアイス屋さんの、30円のやつとか。

200708260

28日の皆既月食が、ちょっと楽しみ。

(2007-08-28) 雷雨でした・・・稲光なら見られました。


熱血!!コロコロ伝説 vol.3  1981・1982

2007-08-25 22:14:36 | アニメ・コミック・ゲーム

vol.3を買って来ました。

先月出たのはvol.7 1989・1990で、当然というかんじでスルーしたので、2ヶ月ぶりの、コロコロ伝説です。

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前回までのvol.1、vol.2を買ったのとは別の書店にいったのですが、たくさん平積みされてました。それなりに売れてはいるのですね。

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表紙に大きくハットリくんと怪物くんが載っている事から、このvol.3のメインは、藤子A先生ってことですか。

藤子A先生の書き下ろし新作がvol.5に掲載される予定だそうで、それは、

みなさん一人ひとりに贈る「元気が出るパーマン流メッセージコミック」を構想中です。

とのことです。なぜA先生でパーマンなのか、よくわかりませんが・・・

200708253

付録のコミックスは、「怪物くん」と「とどろけ!一番」

おぉ~っ! 読みたかった「とどろけ!一番」が!!
この作品は、自分的には1980年だったので、もうコロコロ伝説では読めないのかと思ってました。

myコロコロ時代は、1980年で終わってたと思っていたのですが、1981年も少しだけかかっていたようです。

そういえば、ドラえもんの映画「のび太の宇宙開拓史」を映画館でみて満足して、ああこれでコロコロコミックから卒業だな、ってことになったような・・・

今の小学生はどうなのか知りませんが、小学校の高学年になっても、コロコロなんて読んでいると肩身が狭いというか、完全に、恥ずかしい、って感じでした。

4年生から5年生になる間の春休み。それがコロコロコミックからの卒業だったような気がします。


■ 過去記事


大きなカレーデニッシュ

2007-08-24 21:55:05 | 食・レシピ

ねじまきやさんをはじめて見た日から、はや1週間。
初日は午後7時からで、しかも自転車で行くつもりだったので、事前に軽くエネルギーを蓄えておこうと ~~~体内に備蓄されているエネルギーがたくさん有り余っているので、本当は不要なんですが(笑)~~~ なんとなく手にとったのがコレ。

大きなカレーデニッシュ

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パンの部分がデニッシュになっているカレーパン、っていったところでしょうか。

ふつうのカレーパンは油で揚げてあるので、カロリーが高いだろうな、って感じますが、これは揚げていないので少ないかっていうと、472kcalあるので、カロリーが低いっていうわけじゃないのですね。

デニッシュって、バターをたくさん使うらしいので、そのせい?

デニッシュってどういう意味か実は知らなかったので、いい機会と思い、検索してみたら、「デンマークの」という意味の形容詞で、つまり、デンマークのパンってことだそうで・・・ そうだったのかぁ。

■ 過去記事





最近Solarisでpkgsrcを使うとエラー /bin/sh: syntax error at line 1: `;' unexpected

2007-08-23 23:03:38 | デジタル・インターネット

FreeBSDでportsによるソフトウェア・パッケージ管理の快感を覚えてしまったので、FreeBSD以外のSolarisやLinux系などのOSでも(なぜかNetBSDは無いのですが・・・笑)、portsによく似た、pkgsrcを使っています。

さてさて、このごろ、Solaris9、Solaris10なホストで、pkgsrcを使って、bmakeコマンドでソフトウェアをビルドしようとすると、

/bin/sh: syntax error at line 1: `;' unexpected

というエラーがでるようになりました。

たとえば、こんな感じです。

# bmake
=> Required installed package digest>=20010302: digest-20070803 found
===> Skipping vulnerability checks.
=> Checksum SHA1 OK for php-5.2.3/php-5.2.3.tar.bz2
=> Checksum RMD160 OK for php-5.2.3/php-5.2.3.tar.bz2
===> Installing dependencies for php-5.2.3nb3
==========================================================================
The supported build options for php are:

        cgi fastcgi inet6 ssl

The currently selected options are:

        cgi inet6 ssl

You can select which build options to use by setting PKG_DEFAULT_OPTIONS
or the following variable.  Its current value is shown:

        PKG_OPTIONS.php (not defined)
/bin/sh: syntax error at line 1: `;' unexpected
*** Error code 2

Stop.
bmake: stopped in /usr/pkgsrc/lang/php5


bmake -n
してコマンドを抽出して、実行しなおしてみると、この部分がエラーになっていることがわかりました。

set -- dummy  "Deprecated variable "USE_INET6" set to "YES", use PKG_DEFAULT_OPTIONS+="inet6" instead.";  if test $# -gt 1; then /usr/ucb/echo; fi;  for l; do  if test "$l" = "dummy"; then continue; fi;  /usr/ucb/echo "$l";  done

ためしに、セミコロンで継続している部分を、改行して別々の行に分離してみると、エラーがでません。

少しずつ、セミコロンを置き換えてみて、問題となる箇所をしぼりこんでいくと・・・こんな内容のファイルhogehogeを、

set -- dummy  "Deprecated variable "USE_INET6" set to "YES", use PKG_DEFAULT_OPTIONS+="inet6" instead."
if test $# -gt 1
then /usr/ucb/echo
fi
for l ;  do  if test "$l" = "dummy"; then continue; fi
  /usr/ucb/echo "$l";  done

/bin/sh hogehogeして、実行してみると

hogehoge: syntax error at line 5: `;' unexpected

となるので、どうやらSolarisの/bin/shは、

for l ;  do  if test "$l" = "dummy"; then continue; fi

という書き方が、気に入らないようです(!?)。

ちなみに、上記のコマンドは、pkgsrc/mk/bsd.options.mkの以下の部分から作られているようです。

@${ECHO} "or "${PKG_OPTIONS_VAR:Q}"."
@set -- dummy ${PKG_OPTIONS_DEPRECATED_WARNINGS}; \
if ${TEST} $$# -gt 1; then ${ECHO}; fi; \
for l; \
do \
        if ${TEST} "$$l" = "dummy"; then continue; fi; \
        ${ECHO} "$$l"; \
done

しかし、/bin/shでエラーになる書き方でも、bashならOKなので、/etc/mk.confに、こんなのを書いてみました。

.SHELL: name=bash path=/bin/bash hasErrCtl=true \
       check="set -e" ignore="set +e" \
       echo="set -v" quiet="set +v" filter="set +v" \
       echoFlag=v errFlag=e

こうすると、Makefile中のコマンドが、/bin/shではなく、/bin/bashで実行されるようになるそうです。

こんなテクニックを、昔から知ってたわけじゃなくて、FreeBSDのmakeコマンド(GNU makeではなく、BSD系のmake)のマニュアルをざ~っと眺めて、あたりをつけたのち、pkgsrc/mk/platform/OSF1.mk のなかに、そっくりな記述を見つけたのでした。

# current bmake is broken, see pkg/25559

#.SHELL: name=ksh path=/bin/ksh hasErrCtl=true \
#       check="set -e" ignore="set +e" \
#       echo="set -v" quiet="set +v" filter="set +v" \
#       echoFlag=v errFlag=e

これを参考にしただけです。


ビッグセブン ・・・ 夏の恒例?

2007-08-22 23:48:46 | アニメ・コミック・ゲーム

「ビッグコミックなんとか」という雑誌を、セブンイレブンで買ったときだけついてくる、おまけの小冊子、「ビッグセブン」。

前にもあったな~と思って検索してみたら、2005年、2006年と、8月になるとビッグセブンがついてました。なるほど、毎年8月になるとやってるんでしょうか。

200708221

むしろ、台紙みたいな厚紙に書いてある、こっちの広告のほうが、重要だったかも。

200708222

そういえば先月は、いらないや、と判断して、コロコロ伝説を買わなかったので、もうすっかり忘れていました(笑)。

1981~1982年のvol.3が、8月25日発売ですか。

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200708224

それから、vol.4に、「ゲームセンターあらし2007」。

ん? vol.5には、「パーマンの日々2007」。しかも、藤子A先生ですか?なんでしょうか、これは・・・


■ 過去記事