経験上、Firefoxを使っていて、正しく表示できないウェブサイトに出会うことは、めったにないのですが(残念ながら、皆無ではないです・・・)、そういうウェブページに出会ったら、どうするか?!
こんな拡張機能があります。
IE View
この「IE View」拡張機能をインストールすると、リンク先のウェブページを、簡単にInternet Explorerで開くことができるようになります。
「IE View」は、以下のアドレスからインストールできます。
https://addons.mozilla.org/extensions/moreinfo.php?id=35&application=firefox
拡張機能のインストール方法については、以下を参考にしてください。
「IE View」をインストールしてから、Firefoxのウィンドウ内で、右クリックしてショートカットメニューを表示させると、「このページをIEで開く」という選択肢が増えています。または、リンクの上で右クリックした場合には、「このリンクをIEで開く」という選択肢になります。
ショートカットメニューでそれらを選べば、Internet Explorerで、リンク先のページがIEで表示されます。URLをコピー&ペーストする手間が省けますね。
IE Viewとは違った、別手段を提供してくれる拡張機能があります。
User Agent Switcher
「User Agent Switcher」拡張機能をインストールすると、実際にはFirefoxでウェブサイトにアクセスしているのに、ウェブサーバに対して「Internet Explorerでアクセスしているかのようにウソをつく」ことができます。
「User Agent Switcher」は、以下のアドレスからインストールできます。
https://addons.mozilla.org/extensions/moreinfo.php?id=59&application=firefox
ブラウザがウェブサーバにアクセスするとき、「User Agent」という情報を送信しています。ウェブサーバ側では、送られてきたUser Agentによって、情報の内容を変更したり、または、Internet Explore以外でアクセスされた場合は、情報を表示しないようにもできます。
User Agent Switcherを使うと、このUser Agentを差し替えることができるようになります。
User Agent Switcherをインストールすると、[ツール]メニューに[User Agent Switcher]という項目が増えます。その中から、「Internet Explorer 6」を選べば、IE6のふりをしてウェブサーバーにアクセスするようになります。
Firefoxで表示したときに、「このサイトはIEでアクセスしてください」といったメッセージが表示された場合でも、もしかするとUser Agentを変更するだけで、Firefoxでも表示できるかもしれません。
DefaultのときのUser Agentの例
"Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.8.0.1) Gecko/20060111 Firefox/1.5.0.1"
Internet Explorer 6のときのUser Agentの例
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)"
[ツール]メニューの、[User Agent Switcher]の[Options]の[Options]を選び、[Add]ボタンをクリックすると、自分で好き勝手にUser Agentを決めることができるようです。
ちなみに、ウェブサーバに対しては、こんなかんじでリクエストが送られていました。
GET /nantarakantara HTTP/1.1
Host: 192.168.0.21
User-Agent: HOGE browser
Accept: text/xml,application/xml,application/xhtml+xml,text/html;q=0.9,text/plai
n;q=0.8,image/png,*/*;q=0.5
Accept-Language: ja,en-us;q=0.7,en;q=0.3
Accept-Encoding: gzip,deflate
Accept-Charset: Shift_JIS,utf-8;q=0.7,*;q=0.7
Keep-Alive: 300
Connection: keep-alive