きょうも快晴、ご飯が美味い! そういう気分ですか、みなさん?
ここ数年玄米食を朝晩食べていますが、今のところまだ今年の新米(の玄米)が手に入りませんので、一週間くらいは買ってきた白米を食べています。 やはり玄米と比べると白米は美味いです。 だから納豆ごはんにしたり、卵かけごはんにしたりしていますが美味いですね!
指揮者の山田和樹先生をご存知ですか? きのう2回目のマエストロ稽古があったのですが、いやあまったくもって初めての経験をしてきました。 これも60の手習いで合唱に参加してきたおかげですね。
きのうの夜は街中での練習で、子どもたちとの合同練習でした。 少年少女合唱団の40名(小学校の1年生くらいから中学1年くらいまでの子どもたちかな、こどもたちが前列に2列となり、その後ろに我々せんくら合唱団が並びました。
私はせんくら合唱団の一番前でしたので子どもたちのすぐ後ろとなります。すぐ前の子どもに話しかけて楽譜を見せてもらいました。小学3年生の女の子です。我々と同じ楽譜のコピーです。歌詞はドイツ語のままです。 もちろん子どもの字でカタカナが振られていました。
それにしても小学生から第九合唱の楽譜、ドイツ語の歌詞に触れることができる、そして歌える、なんて素晴らしいことなのでしょうか。 少しも気負ったようなところがないのにまたまた感心させられました。 彼女はメゾソプラノだそうです。
いつから練習を開始したのかと聞いたら、7月からだそうです。子どもたちと第九合唱を歌う、一体どういうことになるのか楽しみでした。何かこっちも嬉しくなり、ワクワクします。
そして6時30分から30分発声練習が、合同でありました。 子どもたちのキーは高いですから高音にもついて来ます。 そうそう大半は女の子ですが、男の子も数人はいました。
発声練習も終わり、いよいよ指揮者の山田和樹先生の登場です。 前回もでしたが今回もガソリン満タン、充電満タンという感じで、極めてエネルギッシュな指揮者です。 言葉が早く、でもはっきりしていて、冗談も出るし、話しの例えがとっても上手いですね。
でも子どもたちへの声掛けには戸惑っていて、何て言って呼びかければいいのか迷っていましたが、最終的には「子どもたち」ということになりました。 最初はお子さんたちと言ってみたり、悩んでいました。
一番知りたいことはどこを子どもたちが歌うのか、最初から最後まで歌うのか、歌うとしてどう歌うのかでしたが、子どもたちは3か所で歌います。
楽譜でいうところの「D」(257小節から264小節)と、有名な第九の旋律が奏でる「M」(543小節から590小節)、そしてラストの855小節から920小節です。
折角子どもたちが歌のですから、大人たちが子どもの声を消さないように、「D」の場合は、最初の4小節は大人はハミングということになりました。おもしろいことです。 また、「M」のときは、最初の5小節は楽譜では”f”となっているのですが、大人は”p”か”pp”で歌うことになりました。 最後は最初から一緒です。
練習はまずっ最初は子どもたちだけで歌ってもらいましたが、「D」の Deine Zauber binden wieder,was die Mode streng geteilt (あなたの奇しき力は、時の流れが激しく切り離したものを、再び結びあわせ・・・)と歌い出したときは感動しましたね!すごい、やってやれないことはないんだと。 この部分を大人はハミングで歌います。
そして、余りにも有名な「M」の旋律、Freude,schöner Götterfunken,Tochter aus Elysium,Wir betreten feuertrunken,Himmlische,dein Heiligtum! (歓喜よ、美しい神々の火花よ、天上の楽園の乙女よ!)も歌うのです、当たり前と言えば当たり前ですが、小学生たちが歌う、しかも指揮者の要望にも応えるように歌うのですから、素晴らしいとしか言いようがありません。
歌は本当にいいなあと思った次第です。年齢は関係ないですから。高齢者と孫の組合せ、これもいいじゃないですか。
山田和樹先生はドイツに住んでいるようですが、ベルリンの壁が壊れたとき東と西のドイツ人たちが子どもも大人も一緒になって歌ったということが強く印象に残っているようで、その再現というわけではないですが、今回のせんくらのフィナーレを飾る第九合唱で子どもと大人の組合せをしようと決心したとか。
またこのような冒険をしてみようと思ったのは、ベートーベンの第九を第1楽章から第4楽章まで演奏するのではなく、第4楽章だけを演奏するので、あえてやってみようと思ったそうです。
本番は10月5日(日)の夜7時45分から8時45分です。子どもたちの中で、眠くならないか、眠くなってしまう子どもが出てくるのではないかと思ったりしてしまいますが、これは失礼なことかもしれません。
ということで今回のせんくらのフィナーレはとっても感動的な演奏となること間違いないでしょう!!必見必聴です。
それにもしかしたら多分そうなるのでしょうが、普通なら合唱団は4つのパートに分かれてオーケストラの後ろに立つのですが、今回に限っては明確にパートを分けることはしないで、バラバラにしたうえで歌うことになるかもしれません。
男女が混じって歌うということです。 実際にその練習もしたのです。指揮者は、やればできるじゃないかと、もうすっかり喜んでいて、合唱指導の先生にも強くアピールしていました。果たして10月5日の夜はどういうことになるのやら・・・・・