いい天気です。 きょうのお昼前の写真です。
先週のきょう、土曜日の午前中釣り友と大和町の森林に行って来ました。 きょう同様とっても素晴らしい天気でした。 山へ芝刈りならぬ木を切りに行きました。 釣り友からきちんと山林の所有者に連絡を取り、OKをとってから行ったのです、当然ですが。
懸案事項だった?手作り鮎だもを来年こそは作るべく、原料となるモミの木を取りに行ったわけです。 場所は早くわかったのですが、結構きつい勾配で、少しオーバーに言えば滑って落ちていったら沢まで行ってしまう場所もありました。 まあそこは慎重に安全第一を心掛けて掴まり掴まりしながら急斜面を登って行きました。
杉林が一杯あるその反対側に広葉樹林があり、目が慣れてくるとどこにモミの木があるのか分かるようになります。 モミの木は独特な枝ぶりとなっています(だからタモを作るのに適しているのですが)し、その枝から出ている一応葉でしょうか、とげとげの葉が一杯付いています。
鮎だもに適していると思い、切り出したモミの木です。小さいやつは渓流用のタモにする予定でした。 内心モミの木に対して申し訳ないなと思いながら、心の中で詫びながら木を切らしてもらいました。 これから大きくなっていこうとしているモミの木の芯を切ってしまうというか、成長を止めてしまうことになるのでしょうから。
なかなかいい枝ぶりではないですか!ただ左右の枝の太さは微妙に異なるのですね。 同じ幹から左右に伸びているので、同じ太さに成長してもよさそうなものですが、日に当たりやすいかどうかで決まってしまうのでしょうか。
この節をどう活かしていくか、それによって完成品の品格が決まるようです。
さっそく1本のモミの木の皮を剥いだのがした下の写真です。 とってもきれいな瑞々しい木肌を見せてくれます。
その後もう1本の方も皮をむいて丸く形を整えて、今のところは乾燥させているところです。 釣り友の話しでは、3か月以上の乾燥期間が必要とのこと。 ここで焦って、気ばかり早まるといい製品はできないといいます。
でも1週間も経つとずいぶんと軽くなったなあと感じます。 もういいのではないかなんて思ったりして。 じっと、じっくり待つというのは根気が要るものです。
下の36センチ用のタモは、愚かにも輪の中に出ている柄のところを切ってしまいました。本来、節の部分も含めて、柄のところも長めに確保しておいて乾燥させるのだそうですね。それはひび割れを防ぐためです。 長めにとっておけば乾燥してひびが入ってもその部分を切ればそれで済むことになりますから。 浅はかでした。
(36センチのタモ)
39センチ用のタモはすべて長めに切ったままにしてあります。 どっちにしても輪を作っている枝の部分は、ここにも節がありますし太さも左右均等ではなく、完全な円にすることは不可能ですよね。 いくらヤスリ等で削っても難しいでしょう。 それが逆にいい味わいを出すことになるのかもしれません。
(39センチのタモ)
何にしても最後まできちんと出来れば嬉しいのですが。