広瀬川と名取川の鮎釣り可能期間は9月15日(月)敬老の日までです。 お間違えの無いようにご注意ください。 より詳しくは、広瀬川は牛越橋下流の全域、名取川は名取川頭首口下流の全域(あんまり釣りには関係ない範囲ではないでしょうか)が12月31日まで禁漁ということです。
それにしてもきのうの夕方からの強烈な雨、久し振りです。 7月かな、同じくらい強烈な豪雨を経験したと思います。これで今夏2回目の経験かな。あっという間に雨は速い流れとなって道路の側溝を流れていきます。 降雨時間が長くないのが幸いでした。
それでも市内でも道路に溢れた雨水で道路が冠水し、何台もの車が立ち往生してしまいました。台の原とか桜ヶ丘とか、意外なところでの出来事でした。 北海道の石狩地方や同じ宮城県でも石巻地方のゲリラ豪雨はいかに凄まじいか、想像を絶するものがあります。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
広瀬川はかなり増水したのではないかと思ったのですが、朝までに減水してしまったのでしょうか、ほとんど増水はなく、濁りだけが厳しい泥川状態でした。 きのうときょうの午前中の比較です。
上の2枚がきのうで、下はきょうの撮影です。
それでも竿を出していた人(友釣り)がいました。 1時間半は粘っていましたから、もしかしたら少しは掛かったのかもしれません。
さてきのうの午前中のことです。 川に入りました。 広瀬川です。 多分最後だろうなと思いながら竿を出しました。 結局広瀬川での鮎釣りは、牛越橋から下流の澱橋の間だけでした。近場も近場、何と言っても家から歩いて行けるのがありがたいです。
まず最初に入ったのは旧松淵の上流瀬頭です。
ここの中央の右側、波がすこしみえるところにオトリを入れたら、何か変な動きをして軽い当たりが伝わってきました。 いやあ、居たのですねえ、掛かってくれたのですねえ、殊勝な心掛けの鮎が居てくれました。感謝です。 午前10時スタートです。
開始早々の当たりです。慎重に溜めて引き抜きました。 それがこれです。見事な背掛かりというか、肩掛かりといいますか、まともにオトリ鮎に突進してくれたのですね。 まさに鮎の中の鮎、The AYU of AYUs です。まだこういう鮎が残っていてくれました。
でもこの1匹のみ。 全く跡が続きません。
それで上流へ向かいました。 牛越橋下流の岩盤底が多く大きな石が入っている瀬と瀬頭に向かいました。 でも上流には先行者がいました。 丁度私が入ろうと思っていたところから竿を出していました。 こういう時はガッカリですね。やる気が削がれます。
それでその下流のこういうところから始めました。下の写真の左端の流れからです。そしたら上流の人は少しずつ上流へ動いています。上流へ動きながらトロ場を泳がせていました。それでその動きについて行く形で私も上流側へ移動します。
ということで当初の目的地まで移動してきて、よしここからが本番、居ても居なくてもここから竿を出して、今夏のけじめをつけようと思った次第です。
でも掛からない、全く掛からない。オトリはよく泳ぎました。 ほとんど右岸へチ近くまで泳いでくれました。 小国川なら、そこまで泳げば必ず掛かってくれるのになあと思いながら、じっと耐えて泳がせるのですが、・・・。鮎が居ない! 少なくとも追ってくれる鮎は居ない!そう判断せざるを得ません。
下りつつ瀬よりは少しでも流れの弱いところを狙ってオトリを入れるのですが、掛かるのはゴミのみ。 とうとう最初に入った平瀬まで来たので、ここで上泳がせに挑戦し、静かに上流域に泳がせるのですが、それでも掛からず。
悔しいことに右岸の浅いところで何度か鮎らしき魚のジャンプを見ました。 群れ鮎は少しはいるのでしょう。
まあ1匹は捕りこんだのだから、ボーズではないので良しとするかという弱気にもなってきます。 というのも空には黒い雲が多くなってきまして、天気予報どおり午後からは雨か、もしかして雷も鳴るかもしれないと思いつつ、さてどうするか思案に暮れながら、決断に迷いウジウジしたりしましたが、ようし、このままさらに下って、中洲の右岸本流での竿出しでお仕舞にしようとようやく決心しました。
あめがポツリポツリと降りはじめました。びしょ濡れになるのだけは嫌だなと思いつつオトリをセットして、流れの緩い水量のありそうなところに投入します。 はじかれたかなという当たりみたいなものはありました。逆バリは外れ、4歩イカリバリが鮎の体に刺さっていました。 さらに鮎の跳ねが見られましたので、そこに鮎を持っていきました。
そしたら全く当たりはありませんでした。ありませんでしたが、竿を立てたら鮎が掛かっていました。最初こそおとなしくしていたのですが、その後暴れ出し、下流の流れに乗って伸されそうになります。 あろうことかついて行くときに滑って左ひざを打ち、右手を着く形で前に倒れてしまいました。
それでも鮎が外れなかったので何とか無事取り込みました。これで2匹目。終了。納竿です。ときに12時20分、何とか雨はもってくれましたが、雷の音が聞こえてきました。 結局最初と最後に掛かっての釣果は2匹。大きさは22センチくらい、この時期の広瀬川では大きいとは言えません。 でも釣れてよかった!!これが正直なところです。
鮎は義父のところに持っていきました。 解禁日の広瀬川の鮎は持っていけなかった、釣れなかったから。 これで有終の美を飾れた、何とか飾れたと満足です。
というわけで極めて身近な広瀬川の鮎釣りはお仕舞い、9月11日でお仕舞ということになりました。 ”数” としては全くダメ、その分 ”型” は満足という状況でした。
広瀬川のこれからの楽しみは、サケの遡上ですね。多分例年よりも少ないことでしょうが、少しは遡上してくれることを願っています。