鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

第十八共徳丸

2013-08-15 21:20:30 | お知らせ

 きょうは八月十五日、世間では終戦記念日ですが、どう考えてもこれはオカシイ。

 政府広報(厚生労働省)では、『本日は、戦没者を追悼し 平和を祈念する日です』となっています。 問題はどういう形で追悼し、平和を祈念するかです。

 それを徹底するためにも、八月十五日を「敗戦の日」とすべきです。 総力戦として戦った戦争に負けたのです、中国との十五年戦争から米英相手のアジア太平洋戦争にいたるまで完膚なきまでに叩かれ負けたのです。 敗けたという認識から目をそらしてきた結果が、挑戦や中国との関係が根本的なところでうまくいかない原因です。 街頭に右翼の街宣車がはびこる原因にもなっています。 自民党が国民を騙して、誑かして蔓延るもとにもなっています。

 言いたいことはその内後でまとめて書くつもりですが、先の衆議院選挙、七月の参議院選挙で経済成長だけのために自民党に投票した人たちの責任は重いです。自民党を支持するなんて、軽挙妄動意外の何ものでもないと思っています。その気持ちはますます強くなってきています。(民主党支持派ではありませんので、念のため) きょうはこのくらいにしておきます。

 

 お盆真っ最中なので、お盆過ぎると解体される運命にある気仙沼の大型漁船「第十八共徳丸」に会ってきました。 実際にこの眼で見て確認し、脳裏に焼き付けておこうと思ったわけです。 二年五か月前の大震災を忘れないためにも、実物を、一キロ以上も陸地に打ち上げられた大型の漁船を見ておきたかったのですが、なかなか行けませんでした。

 今回お盆期間中にこそ、解体される前なのでもう時間がないので行かなければと思い、実行した次第です。 いろんなところからいろんな人が来ていました。 車、バイク、自転車(サイクリングの若い人が多かったです。)、いろんな交通手段で来ていました。

 ということで大きめの写真満載となります。 まずは全景から。

 

 

 

 凄い迫力でした。 こんなに大きい船が沖合から1キロ以上も内陸に打ち上げられるなんて!!まさに想像を超えています。 次に部分的な拡大写真です。

  (船首)

 

 (船尾)

 

 

 

 船首の水中部分のふくらみ、水の抵抗を減らすために考えられたものですが、ある意味グロテスクなくらい大きいものです。 戦艦大和の建造のときに考えられたもののようです。

 現代の漁船の選手はどうなっているか? 気仙沼魚市場前の様子です。

 

 この漁船では穴が開いていないようです(水中で見えないだけかもしれません)が、共徳丸のそれは穴が開いて中にスクリューのようなものが入っていました。

 

 拡大するとこうなります。

 

        

 船の道路を挟んで斜め向かいにはコンビニがありました。とっても混んでいました。

 

 私の個人的な考えですが、はやりこの船は後世のためにも遺構として残しておくべきと考えます。 気仙沼市のアンケートの結果、解体することになったようですが、このような悲劇を繰り返さないためにも、後世にきちんと伝え残していくためにも、風化させないためにも、被害に遭われたみなさんにとっては、確かに見るのも辛いでしょうが、”今現在だけの問題ではない”のです。 今後の大切な貴重な形のあるものとして、”将来に向けて”ずーと保管維持していくことこそが、犠牲になられた人たちにとっても報われることではないでしょうか。 解体されてしまえば風化も忘却の度合いも早まるかと思います。 もともと日本人は忘れやすい性分ですから、意識して遺産として残すべきではないかと思うのですが、みなさんはどうお考えでしょうか。


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