鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

お盆ですが、・・・

2013-08-14 21:30:12 | お知らせ

  お盆ですので、きょう午前中お墓参りに行きました。 回るのは3か所で、いずれも市内。 江戸j代からのお寺が二つに、市民墓地が一つで、家のお寺があるところには親戚のお墓が4基ありますので、効率よく回ることができます。

 昼食後軽く昼寝をして、少し迷いましたが川へ行くことにしました。 やはりお盆期間中の殺生は気が引けます。 これは子どもの頃から言われていたことで、小さいときは、いや20代までは律儀にその言い付けを守ったものです。 川に入りたくても、他の釣り人の釣りをじっと羨ましそうに眺めているだけでした。中年を過ぎてからは破ることが多くなり何とも思わなくなりましたが、高齢になるにつれてまたお盆期間に殺生をするのは如何なものかと思うようになってきた次第です。

 それで、一計を案じました。 殺さないことは守る、でも傷つけることは我慢してもらう、ということでお盆期間中釣った鮎は極力すべてを生かしておくということにしました。 お笑いになるかもしれませんが、そうすることで少しでも心の負担が軽くなっています。 死なないように活かしておくためにはどうすればいいか、曳舟とか友カンとかの容器でなく、水通しのいい容器に入れるの限る、ということでこの前つくったネットの生簀です。 これはどこからでも水が通ります。 100%完璧な水通しです。

 

 きのう活けて置いた8匹の鮎はすべて元気でした。このネット生簀は大きいので10匹以上入れても水深さえあれば十分当分の間は生き続けられます(と思っています)。

 8匹から3匹を選んで曳舟へ。 いつものところへ向かいました。澱橋と牛越橋の間の広瀬川ですが、下流半分には釣り人はなし、上流側半分には私を入れて5人の釣り人という状況です。 下流側は見放されているようです。

 観音淵の下流の長い広い押しの強い平瀬の瀬尻にオトリを入れます。午後2時からスタート。 段々瀬の上の平瀬にオトリを入れます。 待つこと5分、オトリの付近で鮎がヒラを打つのが見えたように感じました。 もしかして掛かったかもとは思いながらも引きがなかったので、恐る恐る竿を立てたところ掛かり鮎が動き出しました。 段々瀬に入られないように強引に左岸に寄せます。 何とか左岸に寄ってきたので、もう少し浅瀬に誘導してから抜けばよかったのですが、まだ白波が立っているところで強引に抜きの体制に入ったところ、飛んできたのはオトリ鮎のみ、肝心の掛かり鮎は逃げていきました。 大きかったのになあ~ 逃がした魚は大きいものです。 最初の1匹はどんな時でも大事に対応しないといけませんね。        (写真はいつもと違えて、右岸側から撮りました。)

 

 その後気を取り直して、段々の瀬で泳がせます。 いるんですねえ、掛かるんですねえ、掛かり鮎は対岸の浅瀬の方に逃げようとします。そこを堪えて左岸に寄せて引き抜きました。 22センチくらいかな、とても25センチには及びません。 オトリを交換して今度は段々瀬の流芯を泳がせていると、またしても当たりがあり、今度は割と楽に抜けました。

 

 さらに下流の流れが絞られている岩盤底の急瀬にオトリを入れます。 この前といってもきのうですね、きのうは手応えがあったのですが、きょうは全く反応なしでした。 ここでは3匹掛けて取り込み2匹でした。

 

 それでまたしてもさらに上流の牛越橋下流の瀬に向かいました。ここには4人の釣り人がいました。ほとんどがガラガケで、友釣りは一人のみ。 何度も書いていますが、この付近もポイントは右岸側となります。

 でも釣られたのでしょうか。 掛かりません。 きのうとは雲泥の差。一体どうしたというのでしょうか。 他の人の竿も曲がってはいないようですし、先客は納竿し始めています。 結論から言うとここでは2匹掛けました。 2匹取り込みました。 

 でも、あろうことか根掛かりをしてしまいました。外しに入っていくのはちょっとためらわれました。足の付け根以上に深いところに入っていくのは、とくにそこが流れの速い瀬であればなおのこと怖いです。 だから何とかはずそうと竿が折れない程度に煽って外そうとしましたが、何となんとナント天上糸の結び目から切れてしまいました。 つまりは水中糸の仕掛けすべてをパーにしたわけです。 これでマイナス1匹。

 ところが人生は何があるか分かりません。 こんなこともあるんですね。 水中糸の仕掛けすべてを失ったため、新たに天上糸から水中糸(ナイロンの0.3号)、ハナカン回りをセットし直して、ほぼ同じところを泳がせました。 するとなにやら動きがおかしい。 重かったですが、引き上げてみると何やら糸が、長い糸が付いて来ました。 ああ、ガラガケの仕掛けかと思いつつ糸を手繰り寄せると、その糸は天上糸と水中糸が付いたままの鮎釣りの 仕掛け、おまけにハナカンのついた鮎も付いていました。 でも手繰り寄せる途中で糸が切れてしまいました。鮎は元気そうに泳いでいました。 惜しかった!ゲットしたかった!

 さらにもう一つの出来事がありました。 これも極めて珍しいことです。 長いこと鮎釣りをしていますがこんなことは初めてでしょう。 右岸へチの瀬にオトリを入れていた時、まさかの根掛かり。 竿を前後に煽っても外れません。 まっすぐには入って行けないので、下流側からならもしかして近付けるかもしれないと思って、下がりはじめたら重いなりに根掛かりが動き始めました。 黒っぽいものがオトリ鮎の後ろにくっついています。 はじめはゴミかなと思いました。 でも何だったと思いますか? それは結構大きな””カニ””だったのです。

 ヨシノボリやカジカ、ハヤ、二ゴイ、ヤマメ、オイカワは掛かったことがありますが、カニははじめてです。 足を曲げていても20センチ近くもあったでしょうか、下手に掴むと挟みに挟まれそうで、ハリ掛かりのままタモに入れようとしたら、敵は足を残して水中に消え去りました。 その証拠写真です。 カニが鮎を食べようとしたのでしょうか。たまたまカニの足がハリに刺さってしまったということでしょうか。

  (中央上部にハリが見えます。)

 2匹目は掛かりどころが悪く、腹掛かりだったので、リリースしました。 

 

 ということで4時30分に納竿しました。掛けて取り込んだのは3匹ですが、キープは2匹でした。(確保してから逃がしてやった鮎が1匹)  きのうと大きく異なる点は、鮎が少なくなったと感じたことと型が小さくなってきたなということです。 もっとも小さいとは言っても22センチはありますが、24、25センチは掛からなかったということです。

 帰りの川の中での邂逅です。 変化に乏しい澱んでいる浅瀬にいました。 近付いてもなかなか逃げませんでした。 綺麗です。

 

 ということできょうはいろんな変化経験があった2時間30分でした。

 (オマケ) 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする