テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

国立科学博物館:哺乳類

2016-10-23 | 哺乳類の化石
国立科学博物館の化石紹介。


5、哺乳類



バシロサウルス・ケトイデス(Basilosaurus cetoides)。古第三紀。アメリカ・ルイジアナ州およびミシシッピ州。

クジラの祖先。復元図




バシロサウルスの頭骨。




パラケラテリウム(旧名称:インドリコテリウム)(Paraceratherium transouralicum)。古第三紀。カザフスタン。

角をもたない、巨大なサイの仲間。復元図




ジャイアントバイソン(Bison latifrons)。第四紀。アメリカ・アイダホ州。

巨大バイソン。復元図




(手前)アルシノイテリウム(Arsinoitherium zitteli)。古第三紀。エジプト。(奥)コロンブスマンモス(Mammuthus columbi)。第四紀。アメリカ・フロリダ州。

アルシノイテリウムは、サイのように見えるが、ゾウに近い生き物らしい。復元図

コロンブスマンモスの復元図




アメリカマストドン(Mammut americanum)。第四紀。アメリカ・インディアナ州。

マンモス・マストドン類のサイズを比較した




デイノテリウム(Deinotherium sp.)。新第三紀。ドイツ。

絶滅したゾウの一種。復元図




スミロドン(Smilodon fatalis)。第四紀。アメリカ・カリフォルニア州。

サーベルタイガーまたは剣歯虎と呼ばれる新生代のヒーロー。復元図




オオツノジカ(Megaloceros giganteus)。第四紀。オランダ。

復元図
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国立科学博物館:海棲爬虫類

2016-10-23 | 海竜・翼竜
国立科学博物館の化石紹介。


4、海棲爬虫類



ティロサウルス・プロリゲル(Tylosaurus proriger)。白亜紀後期。北アメリカ西。

ティロサウルスの復元図




ティロサウルスの頭骨。




レプトネクテス・テヌイロストリス(Leptonectes tenuirostris)。ジュラ紀前期。ヨーロッパ。

魚竜の一種。復元図




チャンプソサウルス・ネタトル(Champsosaurus natator)。白亜紀後期。北アメリカ西部。

ワニに似た爬虫類。復元図




シリルア・ロンギコリス(Thililua longicollis)。白亜紀後期。ヨーロッパ~北アフリカ。

プレシオサウルスの一種。復元図




シリルア・ロンギコリス。




アーケロン・イスチイロス(Archelon ischyros)。白亜紀後期。アメリカ・サウスダコタ州。

アーケロンといえば、この名シーンがまず頭に浮かぶ。復元図
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国立科学博物館:単弓類

2016-10-23 | その他の化石
国立科学博物館の化石紹介。


3、単弓類




ディメトロドン(Dimetrodon sp.)。ペルム紀。アメリカ・テキサス州。




エダフォサウルス(Edaphosaurus boanerges)。ペルム紀。アメリカ・テキサス州。
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国立科学博物館:魚類3

2016-10-23 | シーラカンス
国立科学博物館の魚類の化石コレクションの続き。


2-6、肉鰭類

シーラカンス・肺魚などの肉鰭類は、“腕”の先にヒレが生える点が特徴であり、腕が無く胸から直接ヒレが生じる他の魚と異なっている。骨の違いはこのページの図が分かりやすい。




エウステノプテロンまたはユーステノプテロン(Eusthenopteron foordi)。オステオレピス目。デボン紀。カナダ。

全長30~120cmで、体形は魚雷型。4足動物の祖先としてあまりにも有名であり、このような復元図を誰でも一度は見たことがあるはずだ。肺を持っていたとの記述も見かけるが、どのような化石証拠に基づいているのか不明。




エウステノプテロンの別標本。デボン紀。カナダ。




オステオレピス(Osteolepis macrolepidotus)。オステオレピス目。デボン紀。イギリス。

全長約20cmの小型の肉鰭類。復元図




スカウメナキア(Scaumenacia curta)。ハイギョ目。デボン紀。カナダ。

復元図。ハイギョ類とシーラカンス類のどちらが4足動物の祖に近いのか、論争になっていたらしい。現在はハイギョの方が有力のようだ。




マクロポーマ(Macropoma sp.)。シーラカンス目。白亜紀。レバノン。

金目鯛のようなシーラカンス。骨の詳細復元図




カリドスクトール(caridosuctor populosum)。シーラカンス目。石炭紀。アメリカ。

鮭のようなシーラカンス。骨の詳細復元図




コッコデルマ(Coccoderma nudum)。シーラカンス目。ジュラ紀。ドイツ。




アクセルロディクチュス(Axelrodichthys araripensis)。シーラカンス目。白亜紀。ブラジル。

口先の尖ったシーラカンス。復元図




アクセルロディクチュスの拡大写真。




マウソニア(Mausonia sp.)の頭骨。シーラカンス目。白亜紀。モロッコ。

巨大シーラカンス・マウソニア(全長約4m)の全身骨格は、春にスピノサウルスと一緒に展示されていた。復元図
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国立科学博物館:魚類2

2016-10-23 | 魚類の化石
国立科学博物館の魚類の化石コレクションの続き。


2-5、条鰭類

現生魚類のほとんどはこの条鰭類に属する。




レピソステウス(Lepisosteus sp.)。古第三紀始新世。アメリカ。

ガー(gar)の一種。ガーは、アメリカではメジャーなsport fishingの対象魚。こんな巨大な魚が釣れるらしい。




レピソステウス(Lepisosteus sp.)。別角度から。




(上)ウィンクティフェル(Vinctifer comptoni)。白亜紀。ブラジル。(下)カラモプレウルス(Calamopleurus audax)。白亜紀。ブラジル。

ウィンクティフェル(ヴィンクティファー)の復元図

カラモプレウルスは、北アメリカの淡水魚アミア・カルヴァの仲間。




ラコレピス(Rhacolepis buccalis)。白亜紀。ブラジル。

カライワシの仲間。復元図




ミクロドン(Microdon penalvi)。白亜紀。ブラジル。

チョウチョウウオに似ている。




パラムブリュプテルス(Paramblypterus sp.)。ペルム紀。ドイツ。

復元図
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国立科学博物館:魚類1

2016-10-23 | 魚類の化石
国立科学博物館は、素晴らしい魚類の化石コレクションを所蔵している。


2、魚類

2-1、無顎類



ドレパナスピス(Drepanaspis sp.)。デボン紀。ドイツ。

顎の無い魚ということは、口が開きっぱなしということだ。復元図を見ると、口を開けた時のジンベイザメになんとなく似ている。

ドレパナスピスは、板皮類と同様に、半身が鎧のような骨で覆われた、いわゆる甲冑魚である。

甲冑魚のドレパナスピスとは全く似ていないが、無顎類は現在でも生き延びており、ヤツメウナギがその一種として知られている。ヤツメウナギは、世界中に生息しており、日本では、北海道、秋田、山形、新潟などで捕れるらしい。


2-2、棘魚類



アカントーデス(Acanthodes sp.)。ペルム紀。ドイツ。

棘魚類は古生代末(ペルム紀末)に絶滅した魚類の一グループ。普通の魚は鰭の中に骨がたくさん入っているが、棘魚類は、棘状の骨が1本しか入っていない。

復元図


2-3、板皮類



コッコステウス(Coccosteus sp.)。デボン紀。イギリス。

板皮類はデボン紀に繁栄し、デボン紀末に絶滅した魚類の一グループ。甲冑魚。下のダンクルオステウスが有名で、頭骨しか化石化しないのかと思っていたが、このコッコステウスの化石には背骨がはっきりと残っている。

復元図




アステロレピス(Asterolepis sp.)。デボン紀。ラトビア。

復元図




ダンクルオステウス(Dunkleosteus terelli)。デボン紀。アメリカ。

テツが子供のころは、もっぱらディニクチスと呼ばれていた。巨大魚であったことは間違いないが、後ろ半身の骨が、おそらく軟骨であったため、化石として見つかっておらず、正確な全長が明らかではない。

復元図


2-4、軟骨魚類



(左)レバノプリスティス(Lebanopristis sp.)と(右)リノバトス(Rhinobatos sp.)。白亜紀。レバノン。

レバノプリスティスはノコギリザメの一種でリノバトスはエイの一種。軟骨魚類の多くは、今も昔も姿が変わらないので、化石を見てもあまり面白くない。




オルタカントゥス(Orthacanthus senckenbergianus)。ペルム紀。ドイツ。

淡水生のサメ。復元図を見ると、サメというより巨大なナマズのようだ。それにしても、軟骨は化石になりにくいのではなかったのか?この化石では小骨がしっかり残っているがなぜだろう?




オルタカントゥス(Orthacanthus senckenbergianus)。ちょっと拡大。




オルタカントゥス(Orthacanthus senckenbergianus)。頭部を拡大。
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国立科学博物館:三葉虫・ウミサソリ

2016-10-23 | その他の化石
2週連続で国立科学博物館に行った。

1、古生代の生物



三葉虫(Dikelokephalina sp.)。オルドビス紀前期。モロッコ。のっぺりしたアサフス目。




(左)三葉虫(Comura bultyncki)。デボン紀。モロッコ。棘の多いファコプス目。(右)三葉虫(Drotops armatus)。デボン紀。モロッコ。ファコプス目。




ウミサソリ(Eurypterus remipes)。シルル紀。アメリカ。15 cm程度の小さな標本。テツが好きな生き物の一つ。ひげが生えている。
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国立科学博物館:フタバスズキリュウ

2016-10-16 | 海竜・翼竜
国立科学博物館に、フタバスズキリュウを見に行った。




フタバスズキリュウの復元骨格。




フタバスズキリュウの復元骨格。




フタバスズキリュウの復元骨格。




フタバスズキリュウの復元骨格の頭部。




フタバスズキリュウの頭骨(実物)。


フタバスズキリュウは白亜紀後期に生息していた首長竜であり、その化石は1968年に、当時高校生だった鈴木直さんによって、福島県いわき市で発見された。子供時代のテツにとって、鈴木直さんは、日本で初めて恐竜(正確には恐竜ではなく海棲爬虫類だが)の骨を発見した英雄であった。

テツは2004年に、このフタバスズキリュウ発見現場を訪れたことがある。そのときの写真をそのうちまとめて紹介したい。
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湘南ライナーとSunrise Express

2016-10-07 | 鉄道
東京駅に見慣れない電車が停まっていた。




215系湘南ライナーという快速電車らしい。


用事が終わって東京駅に戻ってくると、Sunrise Expressが停まっていた。





テツはまだ寝台列車に乗ったことがない。





個室だろうか?なかなか快適そうに見える。
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オオカマキリ

2016-10-03 | 昆虫(その他)・クモ類
オオカマキリのオスが遊びに来た。





コテツと一緒にじっくり観察した。


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Harvard Museum of Natural History訪問記3

2016-10-02 | 海竜・翼竜
Harvard Universityの自然史博物館訪問記

第3回:翼竜および海棲爬虫類




翼竜の化石コレクション。




始祖鳥(Archaeopteryx lithographica)。


ジュラ紀後期のドイツに生息していた。




クロノサウルス(Kronosaurus)。




クロノサウルス(Kronosaurus)の上半身。




クロノサウルス(Kronosaurus)の頭骨。


クロノサウルスは、白亜紀のオーストラリア近海に生息していた首長竜の一種。




魚竜の化石コレクション。




イクチオサウルス(Ichthyosaur)。上から押しつぶされてできた化石。




イクチオサウルス(Ichthyosaur)。横から押しつぶされてできた化石。


イクチオサウルスは、ジュラ紀の世界中の海に生息していた魚竜。



ミストリオサウルス(Mystriosaurus)。


ミストリオサウルスは、海棲のワニで、ジュラ紀のヨーロッパに生息していた。




ジュラ紀の魚類(Pachycormus macropterusとDapedium colei)の化石。

Dapediumは、硬い鱗、鋭い歯を特徴とし、海底付近を泳いでいたと考えられている条鰭類で、分類学的に古代魚ガーに近いと位置づけられている魚である。




ジュラ紀の魚類(lepidotes elvensis)の化石。たい焼きにそっくり。
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Harvard Museum of Natural History訪問記2

2016-10-02 | 恐竜
第2回:原始爬虫類および恐竜 両生類、単弓類、および爬虫類




エダフォサウルス(Edaphosaurus)。




エダフォサウルス(Edaphosaurus)の拡大写真。




エダフォサウルス(Edaphosaurus)の頭骨。




エダフォサウルス(Edaphosaurus)の帆。


エダフォサウルスは、石炭紀からペルム紀の北アメリカ・ヨーロッパに生息していた草食性の原始爬虫類単弓類である。恐竜ではない。背中の帆が特徴的で、横突起が多数生えている。




オフィアコドン(Ophiacodon)(上)とエリオプス(Eryops)(下)


オフィアコドンは、ペルム紀の北アメリカに生息していた肉食性の原始爬虫類単弓類。エリオプスは、ペルム紀の北アメリカに生息していた両生類。




ディメトロドン(Dimetrodon)。




ディメトロドン(Dimetrodon)の頭骨。


ディメトロドンは、ペルム紀の北アメリカに生息していた肉食性の原始爬虫類単弓類。今や、帆かけ恐竜といえばスピノサウルスだが、テツが子供のころは、スピノサウルスはメジャーではなく、最もかっこいい帆かけ恐竜(実際には恐竜ではないが)といえば、ディメトロドンであった。エダフォサウルスも帆かけ爬虫類単弓類だが、こちらは草食なので、ディメトロドンほどクールではない。




ディプロカウルス(Diplocaulus)。


ペルム紀の北アメリカに生息していた両生類。




ディアデクテス(Diadectes)。


ディアデクテスは、ペルム紀の北アメリカに生息していた、両生類と爬虫類の中間的な形態を有する草食動物。


上記ペルム紀の原始爬虫類単弓類・両生類の化石の多くは、テキサス北部で、ハーバード大学の教授によって発掘されたものである。




デイノニクス(Deinonychus)。


白亜紀の北アメリカに生息していた肉食恐竜。




恐竜の化石コレクション。




トリケラトプス(Triceratops)の頭骨。




トリケラトプス(Triceratops)の頭骨(横顔)。


(161028追記)
テツが子供のころ読んだ本には、エダフォサウルスやディメトロドンは“哺乳類型爬虫類”であり、爬虫類から哺乳類への進化の途上にある生物であると位置づけられていた。ところが、これは時代遅れの考え方で、かつて哺乳類型爬虫類と呼ばれた生物群は、現在は単弓類というグループに分類されており、両生類から進化し、哺乳類の祖先にあたると考えられている。つまり、進化の流れは、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類ではなく、魚類→両生類→単弓類→哺乳類であり、爬虫類と哺乳類に、進化的な繋がりは存在しない。

単弓類の特徴は、頭骨の眼窩の後ろの側頭窓が1個である点である。爬虫類は2個の側頭窓を有する。また、単弓類は、犬歯など、形状の異なる複数の種類の歯を有しており、全て同じ形状の歯を有する爬虫類と異なっている。

ディメトロドン、イノストランケビアなどの単弓類は、ペルム紀において繁栄し、一旦は地上の覇権を握ったが、古生代末の大量絶滅期に勢力が衰え、次の時代の覇権を爬虫類に奪われてしまった。この結果、哺乳類は、約2億年続く中生代を、耐え忍びながら生き続けることになった。
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Harvard Museum of Natural History訪問記1

2016-10-01 | シーラカンス
今年になってから2回(恐竜博2016と神奈川県立生命の星・地球博物館)もシーラカンスの展示を見たためか、テツの中にシーラカンス熱が芽生えてきた。

シーラカンスといえば、2008年にボストンに行ったときに、Harvard Universityの自然史博物館(Harvard Museum of Natural History)で展示を見ていたが、この時撮った写真を公開していなかった。

そこで、いまさらながら、Harvard University自然史博物館の貴重な展示物の一部を3回に分けて紹介する。


第1回:魚類




シーラカンス(Latimeria Chalumnae)の液浸標本。




シーラカンス(Latimeria Chalumnae)の液浸標本(裏側)、三畳紀の淡水生シーラカンス類(Diplurus newarki)(左下)、およびジュラ紀のシーラカンス類(Coelacanthus pencillatus)(右下)の化石。




シーラカンス(Latimeria Chalumnae)の液浸標本(正面)。




シーラカンス(Latimeria Chalumnae)の液浸標本(頭部拡大)。




壁一面に並べられた魚類の化石コレクション。




魚類の頭部の化石。




ピラルクーとその骨格。




ピラルクーの頭骨。
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クワガタ

2016-10-01 | 昆虫(カブ・クワ)
炊飯器にクワガタが!?


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