長野県の入笠山にアツモリソウを見に行った。
はまかいじで小淵沢まで移動した後、レンタカーを借り、富士見パノラマリゾートまで行った。ゴンドラで山頂駅まで上がると、駅前が“入笠すずらん公園”という名の野草園になっている。その一角の鉄格子に囲まれた区画内にアツモリソウが咲いていた。
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釜無ホテイアツモリソウ。12時38分、500mmレンズで撮影。クリックで拡大可。
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釜無ホテイアツモリソウ。12時46分撮影。
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釜無ホテイアツモリソウ。1時3分撮影。
この花は、アメリカで追い求めた挙句見つけられなかったYellow Lady’s Slipperと酷似している。しかし、色は全く異なり、アメリカの花は黄色、日本の花は紫である。そういえば、カタクリの花も、アメリカでは黄色、日本では紫だ。これは偶然の一致なのだろうか?
アメリカのYellow Lady’s Slipperは、珍しいとはいえ、絶滅に瀕しているわけではない。しかし、日本の野生のアツモリソウは、絶滅と言っても過言ではないほど、数が減っていると言われている。鉄格子で囲まれているということは、野草園の株ですら、持ち去られる危険があるということだろう。蘭はマニアックなコレクターが多いと聞くが、いい加減にしてほしいものだ。
アツモリソウを撮った後、すずらんの自生地である入笠湿原に移動した。
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スズラン。1時42分撮影。
湿原からマナスル山荘までの間の登山道脇には、クリンソウが群生していた。
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クリンソウ。1時53分撮影。
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マムシグサ。2時14分撮影。
マナスル山荘の前で少し休憩した後、もう帰ると泣き言をいう相方をなだめすかし、山頂に向かった。3時5分ごろ、山頂に到着した。たかだか30分程度の山道なのに、息が切れて仕方が無かった。体のなまり方が尋常ではないということだ。
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入笠山山頂にて。3時12分撮影。
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入笠山山頂から眺めた槍ヶ岳。3時7分撮影。
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レンゲツツジ。3時54分撮影。
山彦荘まで戻り、庭のキバナノアツモリソウを見せてもらった。
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キバナノアツモリソウ。4時17分撮影。
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キバナノアツモリソウ。4時30分撮影。
キバナノアツモリソウは、食虫植物らしく、“スリッパ”の中にハエがトラップされていた。
5時ごろゴンドラで下山し、小淵沢のホテルで一泊した。