のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

長生きしていて良かった

2012年01月15日 08時54分38秒 | ボランティア
 
以前勤めていた会社で 40年も昔のことである
会社の倉庫に入っていったら ある日 足踏みオルガンがあるのを見つけた
楽器に憧れがあっても 買うこともないし 触ったことが無い
 
勿体無いから 構内の私たちの溜まり場へ持ち出し 練習を始めた
足で適度に踏みながら 右手 左手は 頭の中の意思疎通が全く噛みあわない
右手を確かめて 一小節 左手を見ながら 音符と照合する
 
楽譜は いきなり私の好きな歌 遠くへ行きたい
半年くらいかかって どうやら曲らしくなった
今度は 半音がある楽譜 次は その半音がもう一つ増える楽譜
 
こうして 少し何とか歌らしくなってきたとき 仲間が出来た
同じ工場内に働く 一人はロックバンドで 既に活動している
もう一人は やはりハワイアンバンドでベースを弾いている
 
ある日 やはり違う倉庫に ドラムセットが眠っていた
何だか 音楽の神様が 私に道案内をしているようだった
早速 バンドを作る話になった
オルガンとギターとウッドベースとドラム 変な構成だった
 
とは言っても 相変わらず バンドの中では一番大事なメロディが足を引っ張る
相変わらず練習をして 少しはマシになって来た
会社の部活動として 名前だけは格好良い軽音楽部で申請した
 
 
 
補助金が下りるようになって ようやくキーボードを買えた
社内の納涼祭など行事に積極的に出るようになる
遂には 依頼があれば 町内会の行事や老人会にも行くようになる
 
 
 
そして 施設訪問では 八王子の郊外 陣場山近くの老人ホームに行った
まだ 今のようにボランティアが気軽に慰問に行く時代ではない
たまに 手品や民謡が訪れているようだった
 
私たちのバンドは歓迎された
職員 スタッフも飛び入りで 歌わせ伴奏をした
以降 この施設も始め 現在まで数多く慰問に行くようになる
 
あの時の ホームの方たちの笑顔が忘れられない
帰り際に私の手を握って 離さないお年寄りが何人も居た
生きていて良かった
長生きしていて良かったと口々に言っていた
 
 
ボランティアの話は 私が受けて勝手に決めてしまう
会社勤めだから 活動は夜間か休日ばかりである
お金にもならないのに 何も言わず協力してくれる
 
これが仲間であり 40年高く続いている信頼だろう
 
今日も東京の北部 練馬の老人介護施設に行く
お誕生日会の催しだが あの時と同じ笑顔が待っている
 
誰かの笑顔がある
私のメンバーの笑顔がある
何より こうして活動できる私たちの心の笑顔がある
 
 
 
 今日の誕生花  オンシジューム
 花言葉      可憐 協調
 
  
        コメントは 「伝言コーナー」 ← ここをクリックして ご遠慮なくどうぞ

            のびたのホームページ ←←

                                       ブログランキングに参加しています
                      応援のポチッお願いできますか 

                                  この下の70歳以上のボタンを押し ランキング詳細画面が出たら完了です                        

                              にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳以上へ  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする