うたごえで 私の歩いた過去を話す 皆さんに共感を得る時代のこと
私が今でも覚えている教師 良い先生 悪い先生 両極端だった
ほんの一時期 人生で言えば瞬間 私は小学校の先生になりたいと思った時がある
まずは想い出 貧しさと極寒など 飢えと過ごした時代は小学校1年から5年
疎開先は親戚を頼って 長野県の寒村 最初は馬小屋で暮らし そのうち父が開墾
雑木林を耕し 手製の小屋を建て暮らす 電気もガスも水道も無い ラジオも無い
栄養失調で父は私のいのちを諦めたと言う でも本人は 今もそんなことを笑って話せる
小学校の遠足は 村を離れて徒歩で現在の伊那市まで 途中の川辺で昼食休憩
弁当を持って行けない我が家 岸辺でひとりで居ると 先生が来て弁当を分けてくれた
男の先生 嬉しさ 優しさは 顔は思いだせないが そのことは覚えている
小学校の5年途中で やはり親戚を頼り 東京の下町へ転校した
いじめはあったが いじめと感じない ある日の出来事が衝撃 今なら社会から糾弾
誰かが 教室でいたずらをした 男の先生が 犯人捜し 誰も言わないなら共同責任だ
男子生徒は向かい合いに立て! 歯を食いしばれ! 対面する相手を殴れと強要する
泣きながら相手を殴る 私は罪もない相手を殴れない 教師が私を殴った
今から思えば登校拒否 別に学校へ行かなくても 信州の方が一年進んでいた
生活のために 父が鉄くず拾いをしていたが それを私が手伝って 時にはどぶの中へ
それでも恥ずかしいとは思わなかった 生きるために 仕事に貴賤は無い
隅田川から 仏像を拾った 15cmくらいの鋳鉄 片足の先の指部分が焼けている
それだけは屑鉄商に売れなかったようだ 今も私が保管している 処分はどうしようか
中学に入ると 美しい女教師が 私を大切にして 放課後 採点などを手伝わされた
教科書を読む 漢字など 国語だけは優秀で5から下がったことは無い 他は全部1か2
ある日 担任の男先生 私の何かか気に入らず 全員の前で侮辱された
今から思えば もしかしたら 女教師に好意を持ち 私に嫉妬かも知れない(笑)
そこから長期の登校拒否が始まった 別に気も弱く ただ 学校に行くのが嫌だっただけ
母には話せなかった 電車通学の定期券を買う 昼食代と小金を貰い 放浪して歩く
雨の日は どこにでもあった三本立ての映画館で時を過ごす 通信簿が困った
9か月か10カ月 母は知っていたのだろう そんなに苦しいのなら一緒に死のうと言う
私は そんなに深く感じず ただ学校がいやなのだ 母に詫びて 復帰を決めた
心配でついてきた母を校門で返し 堂々と教室を探し 私の机についた
中学3年は 進学組と就職組に分かれる 進学組は特別授業 就職組はほったらかし
それでも夜学に通いたい 手に職を・・工業学校を選び 街工場に就職した
昼間は小さな工場で働き 定時制学校は4年卒業で 昼間卒と同じ資格である
長くなってしまったが 高校3年ころ 卒業したら 小学校の先生になりたいと思った
これまでの先生の思い出が 反面教師として 私は熱血先生でありたいと真に思いだす
でも 大学へ行かねばなれない この時点で儚い夢と自覚する
綴った時代も含めて 私は良い経験をしたものだと思うし 明るい性格に変わって行く
昼間の生徒と違って 定時制は青春の行事が無い 心に残るものをと 葉書で訴えた
突拍子もない 海上自衛隊隊長様 夜学生の実態を短く書き 励まして欲しいと・・
フルバンド 何台もジープを連ね 40名の音楽隊が来てくれた 全て無報酬である
教頭以下 ビックリである まさか来てくれるとは思わないから 話てもいなかった
町工場のもう一人が 1年上の男子 気が合って コーラスグループを校内で作った
発表の場はないが ある中学の音楽教師 お茶の水師範卒 の方が来てくれた
イタリア民謡とか 流浪の民 ソルベーグの歌 など 愉しかったなぁ
美人教師でひと回り干支が違う 先輩 女教師 私 いつの間にか若い女性も
4人で ハイキングやコンサートを聴きに 銀座や上野辺りの甘味喫茶など行った
多分 この頃 歌声喫茶も行ったように思う 愉しい青春時代が何年か続く
その女教師も数年前 この世を去った 先輩も女の子も あとは不明だ
教師にまつわる話は いろいろ出てくる 現在も ブロ友さんで 小学校 高校の教師も
実態は厳しそうだ ならなくてよかった? いや なりたい職業になって欲しい
ニュースで教員の働き過ぎが報道 過労死時間まで残業 違う! もっと短縮を考えるべきだ
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現役の教師の方 どうぞ お身体大切に 頑張ってください
人生の終わりを迎える私たちでも 教師の思い出は尽きないです
社会が実態を知り 人間関係も含めて 子どもたちの未来へ向き合えますように
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