ねこのおなかの日記帳

日々の記録です。

『ベンジャミン・バトン  数奇な人生』

2009-03-29 | 映画
本当はだいぶん前に見に行ったんですが・・・
「早く行かないと、公開が終わっちゃう!!」とあせったんだけど、
ずいぶん長いことやっていますね。
やっぱりブラピだから?
デヴィット・フィンチャー監督だから?


80歳の身体で生まれ(心は0歳)、一人、時間に逆行して生き、
0歳の身体(心は80歳)に戻っていくベンジャミンの人生。
彼と共に多くの時間を生きた女性(ケイト・ブランシェット)が語り部です。
お互いの身体年齢が最も近づく40歳過ぎの短い間だけ、
二人は幸せな時間を過ごすのですが、
逆ならまだしもこの設定は女性には悲しすぎます。
(ブラピがピカピカに若返っていくのに、
ケイトはどんどん老け込んでゆくのです(←特殊メイク)。)

ベンジャミンを捨てたことを後悔し続ける実の親、
捨てられたベンジャミンを愛情いっぱいに育ててくれた義母、
肉体が老人であるベンジャミン(中身は青少年)に仕事をくれるが、
第二次世界大戦に巻き込まれていく船長とその仲間、
運命の女性・デイジー。
それぞれの人生とベンジャミンの数奇な人生が交錯する物語です。

最初から最後まで、ずーーーーーーっと切ない映画でした。
スコット・フィッツジェラルド原作の静かなSFでした。
コメント (3)
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