ねこのおなかの日記帳

日々の記録です。

「敬愛なるベートーヴェン」

2006-12-25 | 映画
本当は、「プラダを着た悪魔」を観にいこうと思っていました。
ぱ~っと明るいストーリーや素敵なお洋服のカラフルな映画を観て、
おしゃれしなくては!!という気分になりたかったから。

でも、行こうと思っていた映画館ではどこも、
「プラダ・・・」の上映は終わっていました。

そこで、23日に公開されたばかりの
「敬愛なるベートーヴェン」を観にいくことにしたのでした。

でも結果的にこの映画を劇場で観ることができて本当によかったです。
過激な演出も無く、史実も大事にしつつドラマを交えて、
ベートーヴェンの音楽と人生とを真摯に描いた映画でした。
クライマックスは第九初演。
10分以上にわたっての演奏シーンがありました。
圧巻でした。すごく感動しました。

いろんな実在の人物が混ざった、映画オリジナルの女性
「アンナ・ホルツ」がヒロインですが、
ベートーヴェンを写譜係として支える彼女は、
とても強く聡明ですばらしかったです。
(だから原題は「Copying Beethoven」)

カルテット「大フーガ」で始まり、
その後もずっとベートーヴェンの音楽が流れ続けていましたが、
どれを聴いても良かったです。
(いろんな場面でいろんな部分が使われていた「第九」ですが、
この映画で使われたのは
ハイティンク指揮/ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団/1987年12月録音
だそうです。)

この映画でベートーヴェンを演じたエド・ハリスがすごい。
明らかにホントにピアノ弾いてるしバイオリン弾いてるし
曲を全部覚えて指揮もしてる。
(あとでパンフ読んだら実際にスコアを読みながら
生オケを指揮した場面を、収録したそうな…
そしてエド・ハリスといえばガリガリに痩せた姿しか知らなかったけど、
ベートーヴェンになるために特別食で激太りしたそうです。
画面で裸になった場面を見た時はビックリしました。
何よりもすごいのは、そんな細かいことじゃなくて、
「ベートーヴェンになっていた」ことですが…。
(どっかで英語のベートーヴェンはどうかと思うとか書いてあったけど、
わたしは全然いいと思ったし、
エド・ハリスの演技が軽いとかいう評も読んだけど、
わたしは全然そうは思いませんでした。)


**********************************

ドラマ版「のだめ」終わっちゃいました。
すごくいい終わり方だったけど、
寂しい~
もう観るもん無い・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メリークリスマス

2006-12-25 | Weblog
    
      
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする