武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

語りを楽しむ会&呼吸

2006年11月22日 13時41分12秒 | Weblog
楽しむ会がありました。

仲間が、読んで、
小川未明作『小さい針の音』
芥川龍之介作『蜜柑』

そして私が、
別役実作『淋しいおさかな』
芥川龍之介作『蜘蛛の糸』
を読みました。

相変わらず、お客様が少ない。当たり前ですよ。宣伝しないんだもの。

でもね、好きな集まりです。いろんなことがあったけれど、みんな良い人。


別役実と芥川を両方同時に読んでみて、考えたこと。

句読点の位置について。
朗読をするときには、句読点に忠実に読みます。
忠実に読んでいくと、呼吸の合う作品と合わない作品に気付きます。
呼吸の合う作品に出会ったときには、とても嬉しい。楽に、無理なく読めます。
作者の息づかいを感じるのです。
合わせるのではなく、溶けていくというのでしょうか。

よい作品に出会うということは、こういうことなのだなあ。
それぞれの読み手に、いちばん合う作品て、呼吸の合う作品なのだな。
コメント
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