武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

落ち込むところまで落ち込んだら、這い上がるしかないのよ。

2006年02月28日 17時46分28秒 | Weblog
長い間、苦しい日々が続きました。

でも、切実に、死にたいと思うときは、なかったように思う。
なんとかしなきゃという思いで、胸が張り裂けそうになった。
車の運転が、とても危うかったので、死にそうな目にはあいましたが…(汗)。
だから、ウツではないと思う。

少しだけ、気分が上向きになってきました。よしよし、その調子だよ!

と言いながらも頭の中には、いろんな事がグルグルと渦巻いています。
まだしばらくは、仕方がないのだけれど、少しは強くなれた気がします。

繰り返しになりますが、死にたい、逃げたい、とは、思わない。
少し前の私だったら、泣きながら、逃げている。死んじゃいたいと泣き叫んでいた。

先日、東京の大崎駅近くの美術館に、書と篆刻を見に行きました。

この時、友人になったばかりの人(?)が来ていてご一緒しました。この人がとても変わった人で、気功をしているようなのですが、しばらく一緒にいると、痛い!痛い!と言うのです。
私の体から、たくさんの強い気が出ていて、あたって痛い、というのです。
苦しいの?どうしたの?と聞かれました。何故かなんて、あれこれ考えましたが、結局…

気持ちが挑戦的になっているからかもしれない。負けん気が出ているのかな。

手のひらを、少し離れた彼女の手のひらに向けて、かざしました。
気のやり取りをしているって、いうことでしたが、やはり、痛い!痛い!と彼女は言いますが、私には、特に何も変化がないのです。時々ビクッビクッというのは、腕を思いっきり伸ばしたから、筋がビクビクしただけです。
突然、私帰るわと言って、帰ってしまいました。ほんとうに、変な人。

彼女の言うことなんか、ちっとも信じていないしインチキくさくていやなのだけれども、自分の発した、「挑戦的」「負けん気」という言葉に、妙に納得し励まされました。

感謝しなきゃ、バチがあたるね。

一度、口にしてしまうと、自己暗示にかかったように、そんな気持ちがどんどん強くなっていきます。
落ち込んで、途中どこかに引っかかる。引っかかりになる友人がいる。そこから再び飛び降りるか、這い上がるかは、私しだい。

引っかかった幸せ。引っかかりになった人がいる幸せ。

あとは、私しだい。だから、這い上がるしかないの。
下を見ちゃ、だめだよ。

ああ、そうだ。芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を、読むんだった。

下から、足を引っ張る人が、出てきたら?

糸を切るかもしれない。

その勇気もなく、前にも進めず、その場で、じっと、落ちるかもしれない時を待つ、かもしれない。

今の私だったら、切っちゃって、地獄に落ちるんだろうね。ふふふ。
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おいしいお夕飯と朗読の夕べ その3

2006年02月25日 11時00分45秒 | Weblog
今日ようやくチラシを作りました。

娘からのコメントは、とても悲しくて情けないものでしたが、あまりにも演目選択の節操のなさから、こんな絵柄を使うことになりました。

うへっ!! やっぱり、お母さんらしくないよぉ…という娘の声が、聞こえてきそうです。(涙)

画像の使い方が、よくわからなくて。
もっとたくさんの画像を使ってみたいのだけれど、難しいなあ。

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何度も、何度も

2006年02月24日 23時18分06秒 | Weblog
今回の「語りを楽しむ会」は、11月と同じものを読みました。同じプログラムです。

みな、11月のときよりも数倍深く読みました。いい具合に発酵して味わい深いものになりました。

朗読の発表会っていうと、一度読んだら、本棚に戻した本と一緒に朗読した経験も戻してしまうことが多いですよね。本棚の中で、ゆっくりゆっくりと発酵しているんですよ。「経験」が。

朗読なんだから、数をこなさなきゃ、というのではなく、同じ材料とじっくり向き合いたいものです。

というわけで、というのではないけれど、3月も『刺青』『ラヴユーフォーエバー』を語ります。

とんでもない組み合わせです!!
なぜ?どうしてこんな組み合わせで語るの?

この日は、「おいしいお夕飯と朗読の夕べ」で、食事とセットなのです。
お食事をいただく前に、『刺青』を語ると、せっかくのご馳走が、まずくなってしまいそうで。それで、お口直しの『ラヴユー…』なのです。

苦しい選択、かな。

ご興味のある方は、メールくださいね。
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昔の友人

2006年02月23日 23時01分22秒 | Weblog
高校時代の親友が、3年前に亡くなりました。

月曜日、彼女の実家に、会いに行きました。

お母さんと、弟さんのお嫁さんが迎えてくれました。

本人不在で、懐かしい話をしてきました。

写真を見ていると、「やだぁ、じゅんちゃん」なんて声が聞こえてくるようでした。

まだまだ話したいことがたくさんあったのに。
最近の報告も、しなくちゃならなかったのに。
あなただけにしか言えない内緒の話が、やまほどあるのに。

お母さんが、元気でいらしたので、何よりでした。
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2月の文楽公演

2006年02月23日 07時47分03秒 | Weblog
『小鍛冶』『曾根崎心中』を、国立劇場に観にいきました。

原作とは、ずいぶん違っています。脚色されていくことで、どんどん説明的になっていきます。わかりやすく、を心がけた結果なのでしょうが、何か違う。

ほかの演劇を観ても、テレビドラマを見ても、児童書にしても、なぜ、こうも説明が多いのだろう。受け手に想像力がなくなっているから、仕方のないことなのだろうか。

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