武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

おはなしの修行 その2

2006年09月28日 17時31分04秒 | Weblog
ただいまぁ!
無事に帰ってきましたよ。

皆から、がんばったね、の声。うれしかったな。

といっても、満点に語れたわけじゃあない。
今日は、声を落としすぎた。平板すぎて情景が、浮かばなくなった。
テキストをちゃんと覚えていない。まずは、テキストに忠実、を守る。
それから、自分の言葉に変換していく。その手順は、守ること。

ただね、みな、私の語りを知っている人ばかりだから、大変だったね、と、労ってくれる。ありがたい。うん。ほんとうに、大変だった。

かぎ括弧を取るってことは、つまり、物語り全体を、一つの鍵括弧に入れるということですもんね。

暗記だけは、ゴカンベンと、逃げてきたのに、ここで真っ向から挑戦することになって、悪戦苦闘の日々です。いや、月々です。
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おはなしの修行

2006年09月28日 04時07分36秒 | Weblog
今日、おはなし会の勉強会があります。

合宿後初めての勉強会です。
再び『三枚のお札』を語ります。

どうしても、声や登場人物を作ってしまう。間を取りすぎてしまう。
合宿の時にアドバイスを受けた。
・括弧を取って、地の文として、せりふを読む。
・早口言葉として、読んでみる。

私が語ると、語りになってしまう。あたりまえだ。語るのだから。
けれども、会の方針は、淡々と語ることで、私の語りとは異である。

異なものに挑戦したくて、参加しているのだから、嬉しい指摘ばかりである。
プライドが、傷つくことも、そりゃあ、ありますが、その辺は、耐える!!
ふんって言ったら、おしまいだもの。出来るようになりたいから、がんばって練習してみた。

括弧を取る→呼吸を変える。呼吸をコントロールすることで、個々の特徴を出す。
我が師匠の言葉に言い換えると、こういうことだ。難しい。
早口言葉のように→これは、いけない。これをやると、通じなくなる。でも、こう言ってくれた人も、私と同じタイプのたちなので、気持ちは、わかる。

さて、今日はどのようなアドバイスをいただけるのやら。楽しみです。

まだ、朝早い。もうひと眠り、できるかな。
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何もない時間が、大切なんだ

2006年09月25日 17時44分44秒 | Weblog
これから、少しだけ、時間に余裕ができそうです。
ポッと空いた時間に、PCの前に座って、という余裕が、できるようになりました。

この一年も、結局は、忙しいまま終わりそうで、怖かった。
去年は、周りの人たちに振り回されて、自分をなくして、情けない気持ちで年を越し、今年こそはと、踏ん張ってみました。
でもね、今年は、語りではない、他の人間関係に、悩まされたのです。遠方からの友達。何年か前にも、ぐずぐずして、また再びの、ぐずぐず。もう、やんなっちゃいました。

結局、人間関係のしがらみから抜け出すことって、できないのだろうな。
人がいて、自分がいる。どうがんばったって、ひとりじゃ、生きていけないしね。

人に流されて、失う時間も、きっと、それは、必要なことだったのだと、納得して、納得した上でこそ、何もない時間のありがたさが実感できて、安息できるのかもしれない。

のんびり生きようよ。ぼおっと、空を眺めている時間は、必要なんだよ。

草の匂いにまみれて、庭の手入れをしてあげよう。

ああ、大変! 稽古の時間も、作らなきゃならない。
邪念を振り払って、稽古に励む。

頑張らないけれど、踏ん張る。

えへっ!

できれば、ずうっと、ずうっと、何もしないで、空を眺めていたい、私です。
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秋になったから

2006年09月24日 07時47分16秒 | Weblog
この夏は、遊びほうけていましたが、

8月は、素語りで「三枚のお札」を覚えました。
おはなし会の合宿で、発表し、さまざまなご意見をいただきました。

9月に入ってからは、山本周五郎作『おさん』に取り組み始めています。
これは長くて、ノーカットで読むと、2時間はかかってしまいます。
削る作業というものに、初めての挑戦をしています。
原作に忠実に読みたいと、常々考えていますので、大変辛い作業です。

師匠から、これをやってみたら?と勧められたのが、数年前。
とにかく長いですし、何より内容に、抵抗がありました。
ずっと、ためらっていたのですが、この夏、心境の変化がありまして、読めるかな、と、決心しました。年をとったのだな。なまなましくならずに、このような作品を読めるようになりたいとは、願っていたことです。

この先、ぐっと、変化しそうです。嬉しい予感です。
苦しみあっての、喜びです。

「人生いろいろ」を歌う島倉千代子は、あこがれです。カラオケでも歌ったことはないですが、いろんな辛さや苦しさを潜り抜けてきた人の中の深みが、ようやくわかる年頃になりました。
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