武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

朗読なのか語りなのか…。5月はモチモチ。季節外れだねぇ^^;

2012年04月28日 17時16分03秒 | Weblog
先日、朗読会で問われたこと。

あなたのは、朗読なのか、語りなのか。


私も、よくわからない。

ミクシイの自己紹介では、「朗読の形をとっているが、語りです」と書いている。

でも、最近は朗読だなあ、と思い始めている。

どっちにもこだわりはない。

聴いてくださる人が、ああこれは朗読だ、と思えば朗読ですし、語りだと思えば語り。



もともと、本を深読みするのが好きで、文字を声に変換するのが楽しくて、そのうえ人に聴いていただいて喜んでもらうことができたときが嬉しくて、朗読をしている。

作者の句読点は、作者の息遣いでもある。その息遣いと私の息遣いと、そしてそれを聴いてくださるかたの息遣いがひとつになった時の喜び…滅多にない幸せな瞬間のために、朗読している。

長々しい文や複雑に絡み合った文、俳句の連なりのような行間だらけの文章、それらをひとつひとつ紐解いていく作業が好きで…結果が、朗読という形なのかもしれない。


そう考えると、やはり私は朗読しているんだなあ。

語り口は、語りっぽいけれども、朗読なのかもしれない。

かつての師匠である山内雅人は、ドラマチックリーディングと言っていた。

こないだの老紳士に、今度は胸を張って、「私のは、朗読なんです」と言ってみようかな。


ミクシイの自己紹介も、そのうち直さなきゃ。



5月の朗読

斎藤隆介の『モチモチの木』『ソメコとオニ』を2か所で読みます。

◆17日木曜日の10時半から、柏市沼南にあるお宅で、大人のためのお話会をします。
手賀沼の近くです。観光がてらお出かけくださいませ。

◆19日土曜日15時から、本八幡で二人会。


そうそう!
今度横浜、藤沢方面で、「水色の会」というのを立ち上げることになりそうです。勉強会です。まだ詳細は決まっていませんが、お近くにお住まいの方でご興味のある方は、お声をかけてくださいね。





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また次も…と言われる嬉しさ有り難さ

2012年04月15日 15時12分41秒 | Weblog
昨日の、花散らしの雨の中、風海さんのライブ、無事終了しました。
お店のマスターが、お客様たちの前で次回も!とおっしゃってくださり、11月に第4回を開催することになりました。

11月10日土曜日5時開演です。久しぶりに谷崎潤一郎の「刺青」を読みたいと思います。
オカリナ&ギターは、ジャズも取り入れて、とのことです。
次回は、今までとは打って変わって、大人っぽい雰囲気の会になりそうです^^; …たぶん。

次回の約束をいただくのは、とてもとても嬉しいことです。
次も!と言われると、心の中でガッツポーズをしているのですが、なかなかそれを言葉と表情で表すことができず、もじもじしていると、それっきりになってしまうことがあります。その辺のやり取りがへたっぴぃなんです。情けないほど、もじもじしてしまうのですが、若い娘さんがもじもじするのとは決定的に違いますので、いつも困ってしまいます。変な奴、と見捨てずに、優しく助け船を出してやってくださいませm(__)m



さて、次の土曜日は、ガス燈です。
春になると読みたくなる作品です。こちらも久しぶりの虔十…きっとたぶん、今までとは違う虔十になるような気がします。

下の情報を見てくださいね☆

相方の柿原さんとは千葉県印西市で「ガス燈in印西」を開催することになりました。6月15日金曜日です。
私は次の日に京都で読む森鴎外「高瀬舟」を読みます。そして柿原さんは、なんと!泉鏡花の「外科室」に挑戦するそうです!
試演会としてやりますのでこちらでの宣伝は特にしませんが、興味のある方はお問い合わせくださいませ。



武順子と柿原智恵子と小さな時間
― 二人会inガス燈 ―
まぶしい日差しが恋しいような…
花曇りの日の安堵感も愛しいような…
春。
ガス燈のセピア色の空間で
ほわっと感じてくださいな


柿原智恵子
 梨木香歩 作
  『家守綺譚』より
   「セツブンソウ」「桜」
 
武 順子
 宮沢賢治 作
  『虔十公園林』


4月21日(土)
開演午後3時
茶菓付2000円
於 ガス燈
(千葉県市川市八幡3-14-3)
◆本八幡駅または京成八幡駅で電車を降りたら千葉街道(国道14号線)に出て、市川方面に歩き右側。5~7分。
◆茶菓の用意がありますので、ご予約をお願いします。
お問合わせとご予約: 
090-6013-2470 (武)             
090-6193-7160(柿原)
047-326-8267(ガス燈)
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ありがとうって、どんな風に言えばちゃんと伝わるのだろうか

2012年04月12日 10時11分05秒 | Weblog
発声の指導をしていただいている山村庸子師が、2冊目の本を出されましたので、お知らせです。

「声の道場II ~ハイハイ・ハイッのすすめ~」¥945

アマゾンで予約できます。4月23日発売。 じきに本屋さんにも並ぶと思います。


http://www.amazon.co.jp/%E5%A3%B0%E3%81%AE%E9%81%93%E5%A0%B4%E2%85%A1-%E3%80%9C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%83%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%80%9C-%E5%B1%B1%E6%9D%91%E5%BA%B8%E5%AD%90/dp/4870781735/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1334190534&sr=1-1


師からは、口先からではなく、心からの声を出すことを学びました。

あなたの「ありがとう」と発するその言葉、ほんとうに「有り難う」として相手に伝わっていますか?

敬いや労いの言葉、または愛情表現が、ちゃんと相手に届いていますか?

からだの姿勢を正すことで、生きていくことへの姿勢も変わっていきます。←これは私の体験です。

声は、口先からだけでなく、おなかから出す。体を通って出た声は、その分深みのある声になって出ていく。


生への考え方を変えるのが難しいように、人格を変えることが難しいように、発声も難しい。油断すると、根っからのいい加減な声が出てきてしまう。えへらえへらという声では、ただの雑音になってしまう。これに気付いてから何年経つだろうか。まだまだです。

日々格闘中。



さて… 前回も書きましたので、ちょっとしつこいですが^^)

あさってはいよいよ、神奈川県伊勢原市にある「風海」さんで、オカリナとギターとのコラボライブです。

斎藤隆介「プロローグとしての花咲き山」「八郎」を読みます。
オカリナのちくりんさんとギターの響さんが、毎回工夫を凝らしてくださり、楽しいライブになります。今回は、オカリナ、ギターのほかに、鳴り物が加わり、わくわくしています。

食事付なので予約制です。まだ席が残っているかもしれませんので、お店に問い合わせてみてください。近辺の桜もきれいです!お花見を兼ねて、おでかけくださいませ


4月14日(土)
食 事 PM5:00~
開 演 PM6:00~
料 金 ¥2500 (食事、ドリンク付き) 要予約

  於 風海 (ふうみ)
伊勢原市桜台1-24-9 リラ・伊勢原 1階
小田急線伊勢原駅徒歩5分
☎0463-92-7327
http://www.fu-mi0703.jp/

朗読  ねこまくら(武 順子)
  ― 斎藤隆介の世界を語る ―
  『プロローグとしての花咲き山』
  『八 郎』

オカリナ&ギター ちくりん(竹林康子)・響(岩佐明宏)
  ー「別れの曲」(ショパン)
   オリジナル曲など

春爛漫の風海に 3人がぎゅうっと詰まった‘おもちゃ箱’が届きます!!

ご予約お問い合わせは、風海までお願いします。
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桜が好きだという話と斎藤隆介「八郎」

2012年04月10日 09時34分21秒 | Weblog
桜は、花の咲くころだけではなく、枝ぶりのいい木は、四季折々に美しい。
おとなになって、ようやく桜が好きになった。

桜の木が、好きだ。

花見のときだけでなく、もう少し、眺めてあげたいと思う。

冬の枯れた立ち姿も美しいし、年明けごろからだんだん枝先が淡い色に変化していく様子も美しく感じる。
四季の移ろいの結果としての開花、と考えながら花を見上げる。




さて、
風海さんのライブ、お席があと二人分となりました。お早めにご予約をくださいませ。




4月14日(土)
食 事 PM5:00~
開 演 PM6:00~
料 金 ¥2500 (食事、ドリンク付き) 要予約

  於 風海 (ふうみ)
伊勢原市桜台1-24-9 リラ・伊勢原 1階
小田急線伊勢原駅徒歩5分
0463-92-7327
http://www.fu-mi0703.jp/

朗読  ねこまくら(武 順子)
  ― 斎藤隆介の世界を語る ―
  『プロローグとしての花咲き山』
  『八 郎』

オカリナ&ギター ちくりん(竹林康子)・響(岩佐明宏)
  ー「別れの曲」(ショパン)
   オリジナル曲など

春爛漫の風海に 3人がぎゅうっと詰まった‘おもちゃ箱’が届きます!!

ご予約お問い合わせは、風海までお願いします。
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