武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

九十九里浜大網にて朗読三昧の日。「海は 押す。八郎は押し返す。海は また押す。八郎の……」

2012年07月30日 12時03分03秒 | Weblog

震災直後に、旭市の海岸へ慰問に行きました。

あのときの海も今日の海も、何も変わらない…海の表面は!

とても切なくなるし辛いのだけれども、九十九里浜大網海岸近くで、『八郎』を読みます。

 

『八郎』は、津波の話。

心を籠めて、読ませていただきます。

 

みなさま、きっと遠いかたばかりだと思いますが、ぜひお出かけになってくださいませ。

 

午後2時開演ですので、日帰りも可能かと思います。


そして、海岸に出てみてください。

 

海は、まるで何事もなかったように波打っています。

あなたの目で、確かめてください。 ぜひ… ぜひ…



8月4日(土) 午後2時開演

場所は、大網の古民家「古屋敷」です。
http://www7a.biglobe.ne.jp/comdec/furuyasiki/


「東日本大震災支援チャリティ 夏の日の朗読三昧」

入場は無料です! 

4人の朗読と、ゲストの口笛とギター、ヨーデル歌手の歌と演奏をお楽しみください。

司会 相羽礼子 (十枝の森の小さな音楽会・実行委員)

 吉田 周子 : 山崎豊子作「船場狂い」

 玉田 ミタテ :  早乙女勝元作「下町抒情」

 柿原 智恵子 : 内田百作「冥途」

    (休憩)

ゲスト:ヨーデル 渡辺  (冴え渡る口笛と響きわたるギター、心を貫くヨーデルの響き)

 武 順子 : 斉藤隆介作「八郎」

 

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愛は続くよ どこまでも! 浅草橋駅の線路の下で 5人の演者が愛を語る

2012年07月24日 02時52分22秒 | Weblog

朗読仲間5人で立ち上げた「BOSSAの会」ライブがあります。

会場は浅草橋駅高架の下にある「珈琲まき田」という店です。

総武線または都営浅草線の浅草橋駅です。

今度の日曜日です。

テーマは、「愛」?

久しぶりの「ラブユーフォーエバー」をやりますが、どんな風になるのやら。

 

先日ガス燈で「葉桜と魔笛」を読んでいるとき、なんだか私、年取ったなあ、と感じた。

だからちょっと、「ラブユー…」を読むのが怖いような気がする。

なんだか、自分が自分じゃなくなっているような気もする。

これは、ちょっとした危機かも。

毎日欠かさず笑っていますか?

いろんな思い込みや決めつけに縛られていませんか?

白か黒かじゃなくて、灰色でいる自分を肯定していますか?

楽しいですか?

どの問いにも、yes!と軽やかに答えられないような気がする。

車の運転時も、瞬時の判断がしんどくなっているのだ。都内の運転がしんどい。

考え事をすると、道を間違える。

今自分はどこに向かって走っているのかわからなくなる。

車の運転は、ひとつの健康のバロメーターだと思っている。

父が、右折が下手になったな…と思ったら、脳梗塞になった。

だからというわけなないけれど、ちょっと怖い。

右折はまだまだうまくできるけれど、ね。

 

それでかぃ?

 

こらこら、しっかりしようよ!ワタシ☆ 

 

まだまだ、愛を叫び続けたいのだから☆

 

万全の状態を今週末までに作り、臨みます。ぜひぜひお出かけくださいませ

BOSSAの会 

きだゆうこ…トルコの昔ばなし「スミレの葉にも傷つくむすめよ」 
しいなまり…小川未明作「野ばら」  
横井 敦子……新美南吉作「うた時計」 
■休憩 
柿原智恵子…泉 鏡花作「外科室」  
武 順子……ロバート・マンチ作「ラブユー・フォーエバー」 

 ◆ギター演奏… 野村雅美 

2012年7月29日日曜日午後2時開演 
浅草橋「珈琲まき田」にて 
JR浅草橋駅東口または都営浅草線浅草橋駅下車2分…駅の階段を出て 
右側すぐにある路地を右に曲がり50mくらいの右側 
住所:台東区浅草橋1-19-2(℡03-3866-2083) 
2000円茶菓付き 

要予約です! 
ご予約は、各出演者または、こちらにコメントをくださいませ 

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いじめで死ぬことを考えているあなたへの提案

2012年07月12日 08時22分32秒 | Weblog

死ぬことを考えているあなたへ

 

どんなにつらくても、息がつけないくらい苦しくても、死んじゃったら、おしまいなんだ。

ねえ。

自分の今の気持ちを、100%書き残すことが、できるかい?

もしも100%残すことができるのならば、ちょっとは考えてもいいかもしれない。

 

でも実際、100%書き残すことなんて、無理なんだ。

 

録音や録画を使って、今の気持ちを話しておける?

それだって、100%のことを表現するのは絶対に無理と断言できる。

 

やってごらん。

できないから。

これが私の提案。

 

そんなことがなぜ必要かと、思っている?

なぜ自分の気持ちを残さなきゃいけないのかと、思っている?

 

もしもあなたが死んだら、まずはその理由を、まわりの大人は考える。死の原因を追究するんだ。

追求するうちに、あなたの頭の中の事実は、どんどんゆがめられてしまうよ。

本当はこうなのに、残された人たちは、ああ、ああだったんだ、と、あなたの頭の中の事実とは違うことを話し合い始めるんだ。

 

とんでもない迷惑だと思わないか?

とても困ったことにならないか?

 

死んでしまったら、訂正ができないんだよ。

 

私も中学生の時、何度も遺書を書いた。

何度も何度も、遺書を書いた。

いじめにあっていたから。

でも、事実を書こうとすると、親の顔が浮かんだ。

だから、自然に事実をゆがめてしまう。自分の手で。こんなことを書いたら、親はどんなふうに思うだろうかって思うと、事実は書けなくなる。

死にたい死にたいと苦しみながら、大人になった。

確かに大人になっても、苦しいことばかりだったよ。

 

恋人ができた。結婚もした。子どもも育てることができた。素敵な出会いもたくさんあった。

でも、いつもどこか投げやりだったんだ。自分は、死ぬこともできない、って。

私を愛してくれた人たちを裏切るような生き方をしてきた。

 

そんな生き方をしていたけれども、50年が過ぎて、やっと、生きていてよかった、と心から思える時が来た。

実に50年以上かかった。

その時が来るって、予想もしていなかった。生きていてよかった。生きていてよかったと思うと、自然に、今まで出会った人たちに感謝の心が芽生える。不思議な現象だった。

 

ねえ。生きていてごらんよ。

いつかきっと、生きていてよかったと思うことができる。信じていていいよ。

生きていてよかったと初めて考えた瞬間を、私は忘れない。

すうっと霧が晴れて、さわやかな風が吹いたんだ。

その経験を、一度でも味わうために、生きていてごらん。

 

いじめている奴と、戦うこと。見て見ぬふりをしている奴らと、戦うこと。

暴力じゃなく、知恵を使って。

暴力からは、逃げることだ。逃げることも、闘いだ。ちっとも卑怯者じゃないんだ。

でも、

死に向かって逃げることだけは、闘いじゃないって、わかるよね?

死んじゃったら、戦えないもの。

 

まずは踏ん張って、とりあえず何ができるか考えよう。

そしていじめられた時の事実を100%表現できるよう、試してごらん。

私はまだまだ、50%の表現もできないでいる。がっかりだ。

 

あした、晴れるといいね。

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ひと月遅れの桜桃忌。そして、今年も中島敦を読みますっ…などあれこれ

2012年07月02日 09時08分14秒 | Weblog

あっという間に半年が過ぎました。もう年末のことを考え始めて焦りを感じている今日この頃です。

 

昨日ようやく、中島敦の『文字禍』の台本を作りました。10月11月頃にあちこちで読みたいと考えています。

聴いてみたいぞっというかたは、お問合せを☆

また、どこへでも出かけてまいりますので、お声をかけてくださいませ。

 

『アイヌ神謡集』の勉強が、まだまだ足りなくて、台本も作ることができないでいます。カムイの映画も見たいし、いろんな人の話も聞きたいのだけれど、いまだに何もできない。資料だけは集めて読んでいますが、いまひとつ頭と心に入ってこない。12月の初演に向けて…ああ、半年が過ぎてしまいました。焦らず焦らず、と自分を戒めていましたが、やはり素直に焦ります^^;

 

さて、

1か月遅れの桜桃忌…。21日の二人会で太宰を読むことにしました。やはり、年に一度は読みたくなるんです。なんだか忘れ物でもしているような気持になりましたので。

太宰治の作品に触れると、どうしようもなく切ない気持ちになります。どうしようもなく弱い太宰に惹かれます。母性本能をくすぐるのです。来年は、『恥』という作品を読みますが、そのような読者の気持ちを裏切るような内容です。が、それすらも、「ああ、切ない願望なのね」と深読みしてしまうワタクシでございます。来年の桜桃忌をお楽しみに☆

 

7月の朗読:

7月7日『きいろい花』於東日本チャリティ現代紙芝居(海老名市文化会館大ホール)

7月8日『モチモチの木』於ひねもす朗読会(深川そら庵・ひねもす座公演のリハーサルを兼ねて)

7月15日『モチモチの木』於ひねもす座(市川市木内ギャラリー)

7月19日絵本と昔話と手遊びと…子どものためのお話会(柏市松本宅)

7月21日『葉桜と魔笛』於二人会(本八幡ガス燈)

7月29日『ラブユーフォーエバー』於BOSSAの会(浅草橋まき田)

いずれも、ご興味のある方は、お問い合わせくださいね。このブログでも再度お知らせします。時間はどれも午後です。日にちの確保だけお願いします。

 

『きいろい花』は、吉田幸子さんというかたの絵本です。この絵本を映像と音楽と朗読で、紙芝居風に仕上げた作品です。

舞台に大写しにされた映像と電子ピアノによる効果音や音楽と朗読のコラボレーションは、大ホールならではの世界を作り上げました。チケットを持っていますので、お声をかけてくださいませ。

 

 

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