武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

新しい年に 考えた

2015年01月02日 21時18分55秒 | Weblog

(2015年のひつじ達)

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

いつものごとく唐突に始まる朗読の話・・・

昔々、NHK朝のドラマ「おはなはん」の樫山文江が読み聞かせをしている場面が、私の朗読の始まりだったような気がしている。

椅子に座って読み聞かせするおはなはんのまわりを子ども達が囲むように座り聴き入っている場面。話の内容は覚えていないのだけれども、その場面だけを忘れることができない。子どものころから憧れだった。そんなことできるようになるはずがないと思っていた。

そして今 

あれこれ迷って作品を選ぶ。漢字の読みや言葉の意味を調べる。主題なども考えてみる。まるで受験勉強だなと思うことがある。ここにある「それ」「この」は、いったい何を指しているのか、背景は、なんてね。・・・実はこの作業が楽しい。最近はネットでちゃちゃっと調べることができるようになったので、楽になった。一つの言葉を調べ始めると、芋蔓のようにいろんな好奇心が湧いてきて収拾がつかなくなる。小さな頭で調べ物をし取材をするのはとてもしんどいこともあるのだけれど、この時間が好きなのである。私は研究者じゃないのだから、といいわけをしながらも深みにはまっていく。深く難解なものほど達成感が大きくなる・・・と言いつつ未解決なことが山積みであるのが、いいかげんな性格の私らしい情けない部分でもあるのだが(笑) 肝心かなめなところでまたあとで・・・の繰り返し。

さて、今年はなにを読もうかな☆

もしもご興味のある演目がありましたら、ぜひぜひ聴いてくださいませ

 

そして旅の話もついでに・・・

ここ数年あちこちに旅行していて感じること、テレビの旅番組をみながら思うこと。

旅番組では今日も、世界各地の絶景を映し出している。

たくさんの絶景が点在するとして、たとえばグランドキャニオンだってマッキンレーの山々だってロシアの草地も東尋坊の絶壁だって富士山だって、はたまた近所のきれいな並木道も、それぞれ地球のほんの小さな一部分。

歩いても歩いても歩ききれないのに、そこは、ほんの箱庭のよう。

箱庭のような点の連なりの地球。

「どんだけ地球でっかいんだ」・・・今ふうの台詞で叫んでみてもまだ足りない。

また、その思いを宇宙に向けてみると、もう思考停止せざるを得ない。

無限だ、と言葉にするのは簡単だけれど

何万冊の研究書を積み上げてもわからない

毎日「一」という文字を描く書家

日々「ドレミ」を奏でるチェリスト

限界に挑むアスリート

すべて

無限に向っている

 ちっともわからない

でも

これからの一年が、みなさまにとって素敵になりますように

コメント
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