武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

遠くへ行きたい

2007年06月24日 21時41分46秒 | Weblog

仕事じゃなくて、用事じゃなくて、遠くへ行きたい。

できるだけ、広いところに行きたい。
建物が見えないところに行きたい。
近くに水があるところ。

一人で行きたい。
ひとりぼっち、ではなく、ひとりだいっ、という姿勢で。

この夏、チベットに行きたいと、密かに考えていた。
青蔵鉄道に乗りたいのだ。
仕事を辞めたし、さあ、行くぞ、と心の中で喜んだ。

しか~し!

どんどん、予定が入るのだ。

10日間連続で、予定が入らないところがない。
ツアーとの日程も合わない。

悲しいかな…

せめて、国内の放浪のたびにでも出ようかな。2泊くらいで(笑)

以前から、50歳になったら、大型バイクの免許を取り、本州の海岸線をぐるっと一回りするのが夢だった。

しかし、たったの1泊の富士山での単独オートキャンプで挫けて、以来夢は海外旅行へとシフトした。
パスポートがとおに切れていたので、昨年末、10年で作った。

だから行かなきゃ!…て、なんだか、変かなあ

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仕事を辞めて

2007年06月22日 14時04分27秒 | Weblog
日記にも書いたが、「やはり」仕事を辞めたら、病気が見つかった。

とはいっても、たいした病気ではない。命にかかわるようなことでもない。

けれども、少なからず動揺している。

辞めたから病気、ではなく、結局ずっと、具合が悪かった。

暇なうちに、まず、心を立て直さなくちゃいけないな。

先日の稽古の際に、尼の話になって、師匠に出家したいと洩らした。
今はそのときじゃないと思う、といわれた。
そのときが来るのは、まだ先であるとは思うが、遠くもない様にも思う。

よだかの星になるところの出家である、と考えたら、だめだろうか。


娘が留学をしたいという。
今の高校生活がつまらないという。
新しい世界にいってみたいという。
日本がいやだ、つまらいという。

それって、逃げるってこと?と、ふと考えた。
話を聞いたときには、黙って聞くだけにしていた。
お母さんの遺伝子なの?というので、そうかもしれない、と答えた。

私も、いつも遠くへ行きたいと思っている。でも、私にはその勇気がない。
娘の奔放な行動力が眩しく羨ましい。
あ、もしかしたら、逃げるということではないかもしれない。

きっとそのうち、地球はつまらないと言い出すかもしれない。
一生のうちに、どれくらいの国へ行くことができるだろう。
どれくらいの世界を見ることができるのだろう。

娘は、帰る場所を持っているから、新しい世界へ行こうとする。

私は、その場所にいなければならない。
やはり、今は、その時ではないのだ。
彼女に、新しい、帰る場所ができるまで。
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桜桃忌

2007年06月19日 09時56分40秒 | Weblog
今日は桜桃忌であり、太宰治の誕生日でもあり、そして次男の二十歳の誕生日である。

次男は東北の山あいで学んでいる。堂々と酒が飲めると喜んでいる。親に似ず酒が強い。

今夜は本人不在の誕生会である。ケーキを用意し、彼には写メを送る。ろうそくは、長いのを2本立てよう。1本で10歳分というやつだ。

高校生の頃、三鷹の禅林寺まで行ったものだ。いとしの太宰さま…などと涙を浮かべつつ、帰り道のだんご屋には忘れず寄って… あら?学校は休みだったのかしら?まあ!子どもたちには言えない母の高校時代。
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『土神と狐』土神の大きさ

2007年06月19日 09時25分47秒 | Weblog
さて、今月の賢治は『土神と狐』である。

土神の大きさは、どのくらいか? なんてことで、悩んでいる。

調べてみたが、見つからない

高さ一間の祠に住んでいて、ぐーんと横に寝そべるという描写がある。祠って、たいていは縦長だよなあ。ってことは、伸びをした手の長さを含めて一間に満たないということ。…と思う。

でも、人間の右手をがしっと掴みぐるぐると振り回すから、相当の力がある。このことで、先輩は人間よりも大きいと言っていたなあ。

しかし、狐の穴に入ったときに、ガランとしていたと書いてあるから、もしかしたら、狐よりも小さいのだろう。…と私は思う。

…こんなことを考えて悩む時間が、けっこうおもしろいのだ。
物語の向こう側を深読みして楽しむ。まずは、そんなことから稽古を始める。読んでも読んでも、先入観があるから、大切な部分を読み落とす。ささっとよんで、ささっと理解できればいいのになあ、とは思いつつ、ささっとわかっちゃったら、つまんないかもしれないぞ、とも考える。

仕事を辞めて、時間の余裕ができた分だけ、物語の中にどっぷりと漬かることができる。世の中の流れから、ますます離れてしまいそうだが、こんな人が一人くらい存在したって、良いかもしれない。
(職場にいた頃は、世の中でい起きているいろんな情報を得ることができた。いつも何も知らないので丁寧に丁寧に教えてくれる。優しい人ばかりだった。有難いことだった )

さて、土神のイメージを固めねば、次へ進めないぞ。

だれか教えて~ と焦る私



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昔の仲間と

2007年06月18日 10時08分13秒 | Weblog
昔の仲間の朗読会に参加させてもらった。
稽古は、前日と本番直前のみ。

落語を3人の分け読みで、速いテンポで言葉を畳み込んで読んでいく。しかしこれが、たいへん!
昔は、できていたはずのことが、できなくなっている
自分のペースで、のんびりゆっくりの語りに慣れてしまっているので、ついていけない。ホント、冷や汗。

でもね!楽しい!音楽みたい
必死になって追いついていくとしても、そんな訓練も、大切なこと。
ひとりじゃないってことの楽しさを思い出した。

勉強になる!そして何より、若返る!
みんなの若々しさの秘訣に納得した。
シャキとテキパキ、だ。

昨日まる一日で、いろんなことを学んだ。
そんな「場」に誘ってくれた仲間に、感謝、感謝。

打ち上げも、もちろん楽しい。20年のブランクは、すぐに埋まる。
次につながればいいな。
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