武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

BOSSAの会 あなたの心に くちづける

2012年10月25日 22時43分19秒 | Weblog

 

BOSSAの会が、今度の日曜日にあります。

この会、朗読仲間5人の集まりです。「仲間」というくらいだから、さぞかし似た者同士の寄り集まりだろう、と思われるかもしれません。

ところがどっこい!

なんとまあ、こんなにばらばらなのに、よく集まったものだ、しかも一度きりではなく2度目です!そしてこれからも続いていきそうな予感!

今回の演目をみて、ぅわ!重たいぞぉ!と思われるかもしれませんが、あら不思議、きっと飽きずに楽しんでいただける。

会場も、総武線と都営浅草線の浅草橋駅下車2分くらい。雨が降っても傘がいらないほどの距離です。

朗読って、こうあるべきという決まりごとがありそうで、ない。

朗読が、窮屈なものであったら、きっと私など、とっくに弾き出されているだろうなぁ。

 

私たちの物語りが、あなたの心のすみっこに、そっとおっこちたら、幸いです。くちづけするように、そっと。

さて、

私は、吉屋信子の『鬼火』を読みます。

秋になると、読みたくなる作品です。作品の中に紫苑の花が出てきます。哀しく揺れる紫苑の花の色と風もないのに揺れる鬼火が・・・。

 

ぜひぜひおでかけくださいませ。

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いよいよ、マイ音響装置を使った朗読…二人会で。

2012年10月16日 11時40分14秒 | Weblog

千葉県成田市にあるサウンドハウスの展示室で、オーディオの相談や視聴などができると聞いて、出かけてきた。

好きな人なら、日がな一日遊んでいても飽きない施設だろう。ミュージシャンっぽい若いグループが「観光」のようにはしゃぎながら楽器を鳴らしたり、団塊世代のおじさんがエレキギターの試し弾きをしていたり、作業服のおじさんたちがうろうろ見てまわったり…。

そして面倒くさいおばさん二人が、相談です!これはどうして?ほかのはないの??と、忙しそうなお兄さんを占領し半日面倒をかけた。

大騒ぎの果てに購入した音響セット。

アンプ付スピーカーとミキサー、マイクスタンド、マイク、コード類、台車…持っているお金をぜんぶ使った。

マイクは、ダイナミックマイクを1本持っているので、もう一本、コンデンサーマイクを購入した。

マイクやスピーカーによって、こんなに声が違って聞こえる!ただもうびっくり。

 余談:おばかなおばさんは、コンデンサーマイクのことを、つい「コンデンサーミルク」と言ってしまい苦笑いされた(>_<)

 

購入は、した。しかし、重い。20キロはあるであろうこの機材を、エレベーターのない4階の我が家まで運ぶ体力が、いつまであるか。

このセットを台車に載せて、電車で移動することができるかどうか。

ますます体を鍛えねばならない。

 

家で、つなぎ方の練習をした。

コードを巻きながら、ミキサーをいじりながら、なんだかとても懐かしい気持ちになった。

昔々山内雅人先生のもとで朗読の勉強をしていたころ、音響準備や撤収の手伝いをよくしたものだった。ミキサーのお兄さんの仕事を、よく観察もしたものだ。懐かしいな。すっかり忘れていたな。ミキサー室で、あれこれ操作したこともあったんだっけ。昔々…。

 

そうです。すべて昔々なのです。

ですから、今度の二人会で、きちんと音を出せるのかどうか、不安です。

ま、相方がいるから、大丈夫かぁ^^)V 丸投げですね。ふふ。

 

二人会inガス燈:20日土曜日15時開演で、中島敦特集です。

相方の柿原智恵子は『山月記』を、そして武順子は『文字禍』を読みます。

 

ぜひぜひお出かけくださいませ。

そして音響がうまくいったら、ほめてください!!

来年の今頃は、腕のちからこぶ自慢をしているかもしれない自分を想像して思わず笑ってしまった。

 
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法然院朗読会報告 と 消えてしまったアラスカ写真(涙)

2012年10月09日 14時01分07秒 | Weblog

法然院方丈の間での朗読会が終了しました。

下の写真は、終演後の出演者の集合写真です。

左から主催の志摩欣哉さん、朗読の中村幸恵さん、津軽三味線の徳田恵美ちゃん、チェロの片田尚孝さん、武

 

京都の山のふもとにある法然院は、時折鹿の鳴き声が聞こえてくるようなところです。

また、庭にある鹿威しが、規則的なような不規則のような間隔で響き渡ります。

絶妙な間で、朗読の合間に鹿威しの音が響くと、もう嬉しくてたまらない。ほんのちょっとずれると、心の中で「惜しい!」と叫んでしまう。

読みながら、鹿脅しに一喜一憂していました(汗)

 

さて、今回は自分で録音に挑戦してみようと思い立ち、スマホでの録音を試みました。

そりゃあ、録音は、できるのです。録音ボタンを押すだけですから^^)

けれども、置く場所が、うまくありませんでした。演者の声がきれいに入っていない。がさごそという雑音ばかりが大きく入っている。

なんとか聴くことはできたけれども、とてもとても公開できない。大失敗…難しいものです。

 

そして帰宅し、今朝のこと!!

アラスカ旅行から帰ってきてスマホの写真をパソコンに移した。移したんだと思う。ファイルも、ちゃんとある。ただ、なぜか「空」なのだ。

午前中いっぱい、あたふたと探した。探しても探しても、見つからない。

なぜなのだろう。こないだは、確かにあったはず。

だから、スマホ本体の写真を、全部消した。

なぜなのだ。なにをしたのだ。他の人がパソコンにさわることはないので、消したとしたら、私だ。でも、どうやって、なぜ、そんなことをしたのか。

家の中でひとり、半べそをかいている。 

およそ600枚。 

取り返しのつかない失敗ではあるが、命にかかわることではないから…と、自分に言い聞かす。

釈然としない。

こんなことの繰り返しをしながらも、ちっとも成長できないのである。

下に、アラスカの写真、何枚か。フェイスブックに載せたものと同じかもしれない。悔し紛れに何枚か

北極海を背に。氷点下のポイントバロー(バロー岬)にて。世界の最北端の岬です。後ろは砂浜のようですが、砂は細かい砂利のようです。

 あれれ…この写真は、小さくなっちゃった^^;

アラスカの南端シュワードのロッジから見た景色です。

フェアバンクスからレンタカーで南下しました。右側通行だけれど、道はまっすぐで広く、渋滞もないので走りやすかったです。

デナリ国立公園では、ツアーバスに乗りました。このおばさんは、運転手兼ガイドで、日帰り12時間のドライブ中、ずっとしゃべっていました。スマホを見せたら、とても喜んで、撮影の時にはきつくハグしてきました。かっこいいおばさんです!素晴らしいストリーテラーでもありました!

 

 

デナリハイウェイという、およそ200マイルのアクロバティックな道を走りました。道は穴ぼこだらけです。もぐらたたきの穴の上を走っているようです。ガタンと穴に落ちると、パンクしそうです。スピードを出すとパンクするので、ゆっくりゆっくり走りました。1日かけて走り切りました。パンクのことは聞いていたので、アラスカに出発前にパンク修理の練習をしていきました。写真はあまり紅くないですが、実際は、一面真っ赤な絨毯を敷き詰めたようです。高地なので高い木がありません。背の低い木や草が紅葉しています。無事走り切った時の達成感は、感動的でありました。

 

観光地デナリの近くにあるヒーリーという町のレストランで夕飯を食べました。レストランからの夕景です。少しピンボケですが、きれいでした。この山々の向こう側に、マッキンリーがあります。黄昏ですが、もう午後8時を過ぎています。

 

シュワードの氷河クルーズに乗りました。この虹の向こうに氷河があります。虹の真下を通りました。いや、通ったはずです。たくさんの虹がありました。たくさんの虹の端っこをみました。また、たくさんのラッコが浮かぶ氷のまわりでダイビングの練習(?)をしています。愛らしいお尻を写真に撮れなかったのが残念です。

周りの人たちは、みんな一眼レフや大きな望遠レンズで撮影していました。

私なんか、安物のデジカメと、使い方もわからないスマホのふたつで記録しているんだぞ!

3分の1くらいの情報は、どこかに消してしまったようですが、ね。再び涙。

 

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